今回見つけた変な人。
今回は南側を中心に回っていますが、ミュンヘン滞在中にレーゲンスブルグへの日帰り旅行をしてきました。
ドナウ川沿いの橋のたもとに行くとフェンスで仕切られ通行止め。修復工事中でした。よくある話ではあるものの、残念。
この街に来た目的は、もう一つヴァルハラにいくためでもありました。ウォータンやブリュンヒルデに会える・・・とは思っていませんが、「ヴァルハラ」なんて名前を聞いてしまっては個人的な趣味の都合上、行かないわけにはいきません。船便の切符を買って、往復、船の旅。40分ほど川を移動すると、「城」というよりは「神殿」という名がふさわしい壮大な建物が山の上に見えてきます。日本にはない景色です。川面から見上げる山の上に建つ真っ白な城は、本当に神がかって見えます。
船を降りて山道を登り、城の階段を上ると眼下には無限に広がる田園風景が広がっており、自分もなにか別世界に迷い込んだ錯覚に陥ります。神殿の中には、偉人たちの胸像が飾られており、モーツァルト、バッハ、ベートーベン、ブラームスと、そして何といってもワーグナー。ほかにも、シラーやゲーテ、カントなどなど教科書で見た名前の人物がずらりと並んでいました。モーツァルトは一応ドイツ人ではないですが、、、それにしてもすごい国だ。
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今回、変な人を何人かかけました
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1.ドイツ入国当日、フランクフルト中央駅を歩いていたら女の人が寄ってきて、手に持ったかごから小さな小瓶を取り出し、私に何かを言っていました。変な媚薬でも売るつもりだったのか???お主は、ブランケーネ(イゾルデの侍女)か!?
今回の旅では、そのイゾルデをフランクフルトで観ました。
2.ICEで下車間際、スーツケースを取り出そうとしたときに邪魔になった荷物があったので、それを勝手にどかして自分の荷物を取り出し、どかした荷物を元の位置に戻しました。その荷物の持ち主も同じ駅で降りるようで、下車間際にデッキで顔を合わせたのですが、私に向かって何かブツブツ(※1)言っています。不機嫌そうな顔をしていました。
もしかして、※1のブツブツは「勝手に人の荷物を触るな!」的なことを言っていたのかもしれません。そうであったとしても、ちょっと荷物を出すだけなのにいちいち持ち主を探してどかすのがドイツ流なのか?(というか仮にそうだったにしても、ちょっとどかしたくらいで文句を言うくらいならそもそも人の荷物が出せなくなるような場所に置くな!と言いたかったけれどドイツ語が分からないので黙りました)
3.昼までかけてホテルに帰ってきたとき、エレベータに乗ったらホテルの人に付き添われた年配の女性が乗ってきました。と、ここまではどうということではないですが、この女性、なぜか泣いています。なんで泣いているのか・・・不思議だ。
と、今回はいろいろ不思議な人に出会うことの多い旅です。