九寨溝・黄龍観光

初めてなら、九寨溝と黄龍をペアで観光するのがいいでしょう。

すでに何回か両所の観光シーズンを述べていますが、再度述べます。

１．夏季シーズン（７月～８月上旬）
木々の緑と湖のグリンが映え、同時に高山植物の開花する時期。但し、雨季に当たるので、雨に当たる率が高くなります。でも、豪雨ということは滅多になく、雨カッパで十分に観光できます。もちろん、太陽が出た方が、湖の色は映えます。

２．秋シーズン（９月）
雨季シーズンも終わり水量豊かな湖・滝が見られ、木々の緑とともに映えます。ただ、夏から秋に変わり、気温が急速に下がる時期で、上旬と下旬では気温が異なります。

３．紅葉シーズン（10月）
紅葉は九寨溝が見応えがあり、ベストシーズンです。黄龍はより標高が高いため、落葉が早く、木々の見応えはありません。九寨溝の紅葉の最盛期は、中・下旬ですが、年により当然変化します。ただ、この紅葉ベストシーズンとなると、黄龍への峠越え道（約4000ｍ）が積雪・凍結で通行不能になり、黄龍観光がだめになる可能性を考慮する必要があります。黄龍の初雪は９月下旬頃です。なお、10月１日～７日は国慶節のゴールデンウィークとなるため、中国国内最大の観光シーズンなので、九寨溝もそうですが、この時期の中国観光はお勧めしません。

以上から、ご自分の日程をお選び下さい。ただ、本年は、2008年５月の四川汶川大地震で大被害を受けた道路がほぼ回復し、２年間そのため激減していた観光客が戻ってくると予想されます。このため、中国随一の人気観光地の九寨溝・黄龍は、例年に比して、観光客であふれると予想されます。国慶節での入場制限（１日約２万５千人）も復活するでしょう。

もし、日本で直接、九寨溝ツァーを申し込むなら、成都老沈青年旅舎の旅行部http://www.gogosc.com/jply_HOME.aspを利用するといいでしょう。本旅舎は、『地球の歩き方　成都・九寨溝・麗江』最新版に巻頭の「成都を楽しむ」に「世界中の旅人と交流できる宿」として紹介されています。

空路の九寨溝ツァーなら観光客の質も高く、ツァー客の中に英語が出来る人がまずいます。また、バスツーの場合でも、院生・大学生がいるなら、彼らは英語を解せます。彼らを通じて、中国人ガイドとコンタクトを取れます。もちろん、中国語（簡体字がよりよい）で筆談できることも必要です。