スイスとの国交樹立150年(そんなことは知らなかったけど。)を記念して、2/9まで六本木ヒルズで「スイスデイズ」という催し物をやっていて、ちょこっと覗いてきました。
http://swissdays.jp/
スイスのブルカルデール大統領は、2/6の国交樹立日に合わせて来日。7日にはソチに向かっているので、催し自体はやや遅いのだけど、なかなか良かったです。
というのも、こういう催しでは肝心の「アルコール類」に関する対応が手薄なのだけれども、今回、スイスワインのインポーターだけでも6社くらいが出展していて、ほとんど並ばずに幻の(?)のスイスワインを飲むことができて、すごく良かったです。
ご存知のとおり、スイスのワインは自国で消費されておしまい、で、ほとんど輸出には回らず、外国人が飲むには現地で飲むくらいしかない。・・・・けれども、今回の催しは、気合が入っていて、広島のインポーターまで出店していました。日本のスイスワインインポーターは、全部来ていた(?)くらいの勢いでした。
私のスイスワインの知識は地ぶどうの「シャスラー」の白ワインがメイン、くらいしか知らないのですが、レマン湖周辺のシャスラーから作ったワインを飲ませる(グラス93CC、500円・・実際は100CC以上はどこもサーブしていた。)お店が多く、変にシャルドネだの、ドイツではやりのシュペートブルグンダーなどに走らず、地産地消で良かったです。
あるお店でシャスラーを頼んだら、「あそこにいる人がこのワインの生産者です。」と言われて、そこにいるスイス人と目が合った。「アリガトウゴザイマス。」と言われたのだけど、心底びっくりしました。
ワイナリーを回ったことがある人は分かると思うけど、世界中、どこであろうとも、生産者です、という人から話を聞く機会は本当に少ない。まして、スイスワインなんて・・・と思ったのだけど、彼は周りの人とフランス語でしゃべっている。私はスイスはチューリッヒしか行ったことがないので、フランス語をしゃべるスイス人がいるんだ(もちろん、イタリア語やレト・ロマン語をしゃべるスイス人もいるのだけど)と感心すると同時に、仮に日本語でしゃべるにしても、スイスワインについて、語れること=聞くことがほとんどない、ことに気づいた。
ということで、とても残念でした。スイスワインの産地は仏語圏が大きいので、今後こういう機会があれば、きちんとスイスワインの予習して、片言の英語(仏語は無理なので。)でもいいから、突っ込みができればなあ。
ところで、生産者まで来日しているということは、スイスはまじめにワインの輸出をするつもりなんだろうか?これも少し謎です。
この催し、ノルバティスやUBSのような問題企業(?)の協賛もありましたが、ビクトリノックスやスォッチ、バーミックスなんかも協賛していて、大体、日本人のスイス観に合うような(?)構成でおもしろかったです。もちろん、ネスカフェの大きな出店もきちんとありました。
ドイツのように、年に一回くらいはこういうのをやればいいんですけどね。