「地球の歩き方」はバックパッカー向けにしようとしたが、失敗したんですよ。 K28さん、どーも。 「地球の歩き方」は、もともとはバックパッカー向けのガイドブックを作ろうとしたんです。 ところが、 編集者も旅行を知らない、編集プロダクションのライターも素人、 「地球の歩き方」に情報を寄せてくるのも、旅行初心者、 というので、どうしようもなくなったんです(涙)。 「地球の歩き方」を信じて旅をした人がトラブルを起こしたりして、 メディアから批判を受けたことも、何度もありましたよ。 そこで、バックパッカー向けのガイドブックを作るのが無理だとわかって、 普通のガイドブックに転換したんです。 ですから、「地球の歩き方」にある安宿なんか、誰も信用してません。 安宿に泊まって旅をするバックパッカーは、「地球の歩き方」を使いません。 英語が出来れば、原則的には、「Lonely Planet」を使います。 英語が読めない人たちは、「旅行人」のガイドブックを使います。 だから、日本のバックパッカーと「地球の歩き方」は、関係ありません。 ただ、遺跡や、博物館の説明は使えるんですよ。 例えば、手近なところでは、アンコールワット。 アンコールワットの説明は、「地球の歩き方」で十分です。 「地球の歩き方」があれば、現地の日本語ガイドさんなんかは不要です。 また、メキシコシティの「国立人類学博物館」でしたっけ。 これも、僕が行った時は、英語の説明がなかったので、 「地球の歩き方」の解説が役に立ちました。 ただ、大きな間違いもありましたけどね。 でも、旅行者が博物館を見る時に、厳密な説明なんか不要です。 フーンと言って置けばそれで満足するわけでね(笑)。 そういう点では役に立ちますが、 いわゆるバックパッカーの宿なんかになると、 もともと編集プロダクションのライターが泊まってないんですから、 全く信用できません。 使えるところもあるわけでね。 それだけ使えばいいので、一般向けなんですよ。 旅先では自分で情報を捜すのが基本ですから、 ガイドブックに頼ったりはしません。 また、 ガイドブックは、旅の前は読まず、旅の最中は開かず、旅の後で読むと楽しいもの http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/guide_book/apres_voyage.htm ですから、K28さんのように、旅行が終わったあとで、 旅を振り返ろうとして、図書館で借りてきて、 「おいおい、ここも、ここも間違ってるぞ」と突っ込むのが、楽しいんですね(笑)。 みどりのくつした