もう少し付け加えると・・・

遅ればせながらです。

ラウターブルンネンからポストバスでステッチェルベルグというシルトホーンへのロープウエイ駅へ出て2度目の乗換駅がミューレンです。 そしてこのルートもスイスパスの有効(割引きではない・・)乗車範囲です。

余計なことですがミューレンは大英帝国全盛時代のイギリス人が目を付けて開発したリゾートで彼らの隠れ里だったようです。 その当時にラウターブルンネンから崖上の台地まで急勾配のケーブルカーを掛け、そこからミューレンまで電車を引きました。 つまりこの電車は登山電車では無いのです。

2年前までこの昔懐かしいケーブルを使用していましたがさすが老朽化と効率アップの為にロープウエイに付替えました。その工事期間中へのミューレン往復にステッチェルベルグ経由のロープウエイルートを使っていたのでその後もこの区間のロープウエイ区間はスイスパスの対象となっています。

ちなみに鉄道によるバゲージサービスもミューレン駅まで/から有効です。

もう一つ余計なこと。

ラウターブルンネンから乗り換えてクライネシャイデックへの途中にウエンゲンがあります。電車はそのまま進行しますが、スイスパスはここまでが有効で、ここから先はクライネシャイデックまでが50%割引き、底からユングフラウヨッホ往復は25%割引きです。

反対側はグリンデルワルドまでが有効なのはご承知のとおりです。 なぜこんな変則をと思われるでしょうが実は30年ほど前?まではウェンゲンで乗り換えていました。 つまり会社が違っていたのです。したがってどうも電車運行の電気システムも・・。 そして今では同じ会社のはずですが、それぞれの区間のシステムも、割引きシステムも、何故か昔のまま・・というやり方です。 もちろん運行システムは一本化しているようですが・・。 昔作ったままの電車の運行動力をまかなう発電所・・・豊富なふもとの河川での発電ですがそれぞれの場所で今も使用しているのだそうです。 こういうところもスイスらしいといえばらしいのです。

100年前の登山電車車輌をリフォームして貸し切りや・イベントに引っ張り出して稼いでいるのもヤッパリスイスです。

余談でした。

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1件のコメント

  • なるほど、作られた村だったんですね。

    ぼうふらおじいさん、おはようございます。

    >余計なことですがミューレンは大英帝国全盛時代のイギリス人が目を付けて開発したリゾートで彼らの隠れ里だったようです。

    自然発祥の村と思っていたのですが、なんで崖っぷちに・・・と言う疑問もありました。
    日本で言えば平家の落人か・・・なんて勝手な想像をしながら・・。

    ひょっとしてお向かいの高級(?)リゾート村ウエンゲンも同じなんでしょうか?
    むこうは村から出る道が無く電車かロープウエィしかないと書いてありますが・・・

    >100年前の登山電車車輌をリフォームして貸し切りや・イベントに引っ張り出して稼いでいるのもヤッパリスイスです。

    古いものを大切にする心意気は見習わなければ・・・と言うわけではありませんが、日本でも久々に静態保存のSL(C61)を復活させます。

    http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100120/CK2010012002000122.html

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    10/01/29 11:11

    鉄道博物館は南極よりも遠い

    今日も筋トレに午後から鉄道博物館を横目に見ながら通います其のうちにと思いながら、未だ行っていません。
    私は今のところ遠くの国のほうが意欲がわきます。
    余り傍にあると近すぎてなかなか寄れません。其のうちに。

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