邦銀、アジアとATM相互接続へ まずタイ・韓国と
15年度にも、旅行者の利便向上
2014/1/8 2:00
日本経済新聞 電子版
大手銀行とNTTデータはアジア各国の金融機関とATMを相互接続する検討に入った。アジアから日本を訪れる観光客が地元銀行のキャッシュカードを使って日本のATMから円を引き出せるようにする一方、日本人がアジアを訪れる際も現地通貨を入手できるようにする。まずタイや韓国と2015年度にも始める。邦銀の多くは海外とのATM網接続に後ろ向きだったが、20年の東京五輪開催も視野に入れて、旅行者の利便性改善に乗…
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGC07010_X00C14A1MM8000/
大手銀行とNTTデータが、韓国とタイの計約30の金融機関と現金自動預払機(ATM)の相互接続を検討していることが8日、分かった。早ければ2015年度にも始め、その他のアジア各国とも順次拡大する見通し。
アジアからの観光客とアジアを訪問する日本人へのサービス向上を図る。20年に開催する東京五輪も見据え、対応を急ぐ。
ATMを相互接続すれば、アジアからの観光客は、現地の銀行でつくったキャッシュカードを使って日本のATMから日本円を引き出すことが可能になる。日本人もアジアを訪問した際、日本の銀行のカードで、ATMから現地通貨をおろせるようになる。
ATMの情報を管理するNTTデータは、アジア・オセアニアの決済事業者が参加するネットワークに加盟し、14年度中にも韓国とタイの事業者とATM相互接続の契約を結ぶ。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140108/fnc14010814330005-n1.htm