NNさん、ありがとうございます NNさん、書き込みありがとうございます。 これは自分もバランスが非常に難しい問題だと思っています。賄賂は悪い、法律でも禁止されている、しかし賄賂は一般的な社会風習となっている、また賄賂なしでは旅行予定が狂ったり困る状況になる、・・・こういうときの優先順位って、本当にそのときの判断によると思うんですよね。 一概に「ハイ、ワイロ、だめ」といっても、たとえばもはや賄賂が慣例となりすぎていて、ガイドブックにまで「賄賂を払う必要あり」と書いているようなところへ行って、ずーーっと賄賂を払うのを日が暮れるまで抵抗するのに、果たして1旅行者として意味があるのかどうかということです。 これは命が危ぶまれるときにだけ賄賂は許されるとか、そういう問題でもないと思うのですね。 極端な例をいえば、命をとられるような危険など一切なくても、賄賂がなくては一切通れない検問があったとします。検問のところにいる係官は、旅行者が1日じゅうそこで粘ろうと、翌日来ようと、一切通さないくらい頑固だったとします。そんなとき、賄賂を払わないでそこで旅行をやめることは「旅行者としての正しい行動」でしょうか? 旅行者はその国のルールなり法律を守るべきという基本があったとしても、そのようなルールや法律と同じくらい、いやそれ以上に「慣習」が幅を利かせている社会というものは存在します。そのような社会において、自分の置かれた状況に応じて臨機応変に考えることも、旅行者としては必要なことになってくると思います。