05/06/01 13:45

<5日目> 5/8(日) ウィーン泊:その弐


・ブリューゲルトルテ@美術史博物館のカフェ

とりあえず、美術史博物館に来た最大の目的は達成したので、
カフェでブリューゲルトルテを頂く事にする。

カフェは混んでいたので入口で並んでいたのだが、相席しようという人は
どんどん中に進む。
で、席に着いた途端、他のテーブルが空いたとみるやそこに移るので、いつまで
たっても席に着けない。埒があかないので中に入って待つ事にしたが、それでも
後から来た客がどんどん中に入ってくるので、いつまでたっても座れないのでは
ないかと真剣に心配した。
まったく、どうやればうまくいったんだろうか。

ようやく席についてメニューを開くと、お目当てのトルテと思われる名前が
載っていない。
独語だろうと英語だろうと、ブリューゲルはブリューゲルの筈なのに。
訝しがりながらウェイトレスにブリューゲルトルテがあるか訊くと、
あるというので、本当に通じてるんだろうか、と思いつつも、頼む。
飲み物は、温かいものは出来ないというのでアイスティーを頼んだが、何故か
ピーチ味と思われる甘さだった。

そしてトルテは・・・ケーキの上に丸い小さな紙製の絵が飾ってあったのだが、
これが音楽家か貴族の様なおっちゃんの顔なんである。
・・・モーツァルトトルテと名づけそうになった。一体誰なんだ、このおっちゃんは。

帰国後、ブリューゲルトルテを勧めてくれた友人に写真を見せたところ、
どうもこれがやはりブリューゲルトルテとの事だった。
しかし、メニューの件といい、得体の知れぬおっちゃんといい、謎だらけである。

肝心の味の方は・・・別にアイスクリームではないのだが、ちょっと溶けかかった様な
ぺったりした甘さだった。ザッハーの甘さで味覚が麻痺していたと思われ、
正確なところはわからない・・・。


・白アスパラ3皿目 @ロイポルト

食べる事も楽しみの一つとはいえど、言葉も出来なければ場慣れもしていないので、
旅行時、飲食店に入るのは結構勇気がいる事だったりする。
ウィーンは初めてなので尚更である。ハナからガイドブックにお世話になる事に
していたが、なかなか決めあぐねた結果、“Leupold”を選ぶ。

ガイドブックに「カフェとレストランに分かれている」と書いてあったので、
そんなややこしそうなとこ、まごついたりしやしないかと心配だったのだが、単純に、
入って左手がカウンター席、右手がテーブル席と、左右に分かれてただけであった。
何の事はないが、やはり勝手がわかっていなかったので、間違えた。
店に入ると、「ご自由におかけ下さい」みたいな事が書いてあったので、
挨拶もそこそこにカウンター席に座ったら、食事するならあっち、とテーブル席への
移動を促された。
(カウンター席には、いわゆるカウンターだけではなく、テーブルより小さな
 専用カウンターが付いたテーブル席形式のものもあったので、そこに
 着席した。)

で、席を移動すると英語メニューを持ってきてくれたのだが、これが痛かった。
もともと英語が出来ない。独語はもっと出来ないが、ガイドブックには、
主な料理名の独語一覧があったのでそれで調べる事が出来るが、もちろん
英語までは載っていないので、調べる手立てがない。
しまったと思ったが、「オーストリア アスパラガス」の文字を発見し、
あるなら食べるべし!と注文した。

「アスパラガス」の横に“moule”の文字が見えたので、まさかアスパラガスに
ムールがついてくるのか?だったらお得だ(ってどういう組合せだ)と
期待していたら、アスパラガスに添えられていたのは、お肉だった。
ムールでないのは残念だったが、アスパラガス以外も味わえてラッキー、と
おいしく頂いた。
ブリュッセルのアスパラより太めで、ナイフを入れやすい固さ。やはりおいしく頂く。
ブリュッセルだけでなくウィーンでもアスパラガス食べられて、ご満悦で
ホテルへ帰った。


が、ホテルでやや機嫌が斜めになりかける。
この日もらってきた各種パンフを眺めていると、美術史博物館とレオポルト美術館の
セット入場券があり、2euroお得だという。しかも、当日のみ有効ではなく、
1週間くらい有効らしい。たかが2euroだが、美術館だらけのウィーンで
敢えて選んだたった3つの中の美術館がセットだなんて、なんだか凄く悔しくなった。
が、よく考えたら美術史博物館では学生料金だったので、セットでチケット買うより、
得したのか・・・。なんだかな。

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