写真撮影が目的

か否かで状況が変わると思います。
さらに、一眼レフと言っても、フィルム式の軽量のものから、デジタル一眼レフの
中級者以上の重い物、主にコンパクトからの乗り換えを狙った小型なものなど。
また、ライカのブランド品とかでも。

写真撮影が目的なら、むしろセミプロを装うとか。要するに、”ただのお上りさん”、
”隙だらけの観光客”と思わせないこと。相手に、”おぬし、ただ者ではないな”と。
しかし、そのためには、他のものは持ってはいけません。写真器材一式を肌身離さず。
また、危険な場所には近づかないこと。

観光がてらに写真。つまり、あくまで付録ならば、できるだけ目立たないように
すること。いつもは鞄の中に入れて、使ったらすぐにしまう。

ところで、機種は何なのでしょうか？
初心者向きのデジタル一眼レフならさほど気にする必要はないと思います。
数年前までは、デジタル一眼レフを持っているのは、日本人のそれも限られた
人でしたが、今や他の国の人でも気軽に持っています。特に、国内旅行感覚の
欧州人にとっては、さほど苦にならない。ですから、決して目立つ存在では
ないはず。

一方、日本人にとってデジタル一眼レフを持つのはきつい。現状では軽量化は
進んでいません。安価にするためにパーツを削ることによる軽量化はあるのですが、
高くして軽量化という方向にユーザーが向かないため（これも価格競争の
負の部分）と、交換レンズがどうしうても重くなるからです。

風景だけならまだ良いのですが、部屋のなか、特に周囲に人が居る時は、
やはり一眼レフは目立つし、威圧感があります。これを逃れる方法が、
マイクロフォーサーズ。実は、私も海外には5-6種類のデジタル一眼レフを
持って行きました。行ったかたには理解できるでしょうが、レンズを抑えても
3個、バッテリー、release、時にはコンパクト三脚など。重装備です。
しかも、料理とかを撮るのには、一眼レフは目立ちます。ところが、マイクロフォーサーズ
に換えてからは、物見遊山の観光客にしか見られないので、店側や客も
構えない。大抵は、『おふたりの写真を撮りましょうか？』になります。

海外旅行向けに、高くても軽量の（これは海外旅行に限ったことではない
のですが）機種を作って欲しいと要望しているのですが、今のところマイナー。

ですから、一眼レフでなくてはだめなのかということから考えてみてください。
単にレンズ交換だけならば、マイクロフォーサーズという手があるし、下手な
デジタル一眼レフよりも、高性能（レンズが明るいことがや、機動時間が短い、
暗さに強く、手動操作が可能などが最低条件）コンパクトデジタルカメラのほうが、
機動力を発揮します。

盗まれても諦めが付くようなものを持って行き、こまめにバックアップを取るとか、
容量の小さい記録媒体にして、毎日交換するとかなら、気持ちも楽です。

販売中止になり、買いたくても買えないフィルム式機種なら話は全く別です。