夜行バスでの移動なら 9月に広州、南寧、ハノイ、ホーチミンと陸路で旅行しました。広州で2泊、ハノイで3泊、ホーチミンで3泊、車中泊3泊の11泊12日です。(全旅程(上海、広州、ハノイ、ホーチミン、シンガポール、クアラルンプール、バンコック、香港、上海)32日間の一部) 18日間ということですが、初日、最終日は移動で、実質16日間。 さらに、国境越えを2回するので2日、どうしてもベトナムの移動で1日無駄にするため13日間の観光と考えてください。 気候的に、4月の日本を、残雪の札幌から、半袖で十分な沖縄まで一気に旅行する感じになり、夏冬両方の衣類を持ち歩くことになります。陸路で丸1日以上かかる距離を移動する場合は飛行機が有効ですが、半日(夜行で一晩)の距離の場合は飛行機はお勧めしません。飛行場までの移動が無駄で、タクシーで飛行場まで移動するなど金銭的にもデメリットばかり、しかも中国の航空会社は、、。 ひたすら夜行バスでの移動の方が時間を有効に使えます。 結論からいうと、体力があれば、できないことは無いのです。FIXのチケットだとどうしても余裕をもって移動しないといけなくなります。 最低3日前には空港のある都市へ到着するように旅程を組むため、逆算して、ホーチミンで3泊、フエからのバスで車中1泊、フエで1泊、ハノイからのバスで1泊、ハノイで2泊、南寧0泊、桂林からのバスで1泊、桂林2泊、広州からのバスで1泊、広州1泊、香港2泊でなんとかなります。 これで、途中で風邪を引いたり、予定どおりのチケットが入手できなくて遅れても、ホーチミンでの宿泊を削ることで2泊の余裕があることになります。 ちなみにこの季節の広州は最低気温4度ぐらい。SARSの記憶も薄れてしまってますが、かなり寒いので風邪は引きやすいです。寒いだけではなく、暖房設備がない。あっても反射式の赤外線電気ストーブぐらいというのがほとんどです。 桂林はさらに寒く、お勧めしません。そもそも普通の日本人なら30分も見れば飽きてしまいます。 暖かくてのんびり旅行ならまだ許せるけど、寒い上に退屈となると時間の無駄です。 (山河の少ない地区の中国人やアルプスと北欧以外に大した山のないヨーロッパの人たちには受けるけど、山河ばかりの国土に住む日本人には退屈なだけです。ハロン湾も松島をちょっと大きくした程度。似たような景色は、南寧からハノイまでのバスで見ることができます。ただし川や海ではなく、田んぼになっている。) そこで、桂林を諦め、マカオで2泊はいかがでしょうか? 香港からマカオへフェリーで移動し、マカオから国境を越えて珠海へ行きそこから広州へ行く。 そして、広州の夜行バスでハノイまで行くか、南寧を経由してハノイに行くのがいいと思います。諸事情から後者がお勧め。 女性となると田舎町での宿泊はさけた方がいいので、広州か南寧から、車中泊一晩で翌日の3時頃にはハノイに到着と言うのが妥当です。(田舎町のホテルは、タクシーを使わないといけない場合が多いし、田舎のタクシーは超曲者なので。)ハノイの宿泊を3泊にしてハロン湾のツアーに参加。 旅程自体は、地球の歩き方2冊(広州、ベトナム)に書いてあるとおりでそのままいけます。ただし、広州から西に向かう列車はお勧めしません。寝台はすぐに埋まってしまってチケットが取れない場合が多いし、座席(ハードシート(2等)以下)の場合は、民工たちに囲まれ、おぞましい光景を見ることになります。寝台が取れなかった場合は、間違っても乗ってはいけません。中国の夜行バスは、物価や列車から考えると結構高いので、もっとも安価な移動手段として利用されているヨーロッパやアメリカのバスよりもはるかに安全です。 当然、英語はまず通じません。北京語(普通話)か広東語だけです。基本的には出発のバスターミナルでしかチケットを買えないので、行き当たりばったりの旅となります。 日程が厳しいので、到着して次のチケットの手配、宿泊先の確保、3度の食事と休憩、バス待ち、これらの合間に観光するといった感じになってしまいます。市場めぐりはどこも似たり寄ったりです。売っているものもほとんど同じで、記念Tシャツなど以外は、サイゴンの2つの市場でほとんど揃います。
ハゲ親父さんへ 詳細な返信をありがとうございます!! ハゲ親父さんに教えていただいた日程をもとに 予定を組んでみようと思います^^ 私の予定していたものと似ていたので安心しました~。 気候に関してはなんだか難しそうですね。 でもアウターを捨てていけばいいかな? 北上する経路をとらなくてよかったかも、と思っています。 桂林…30分もあれば飽きてしまうとは…笑 寒い上に退屈…要検討ですね。 実はマカオについては、 両親が新婚旅行で行ったとのことで 両親からも滞在をすすめられています。 どうしようかしら。ちょっと気になってきました。 フェリーも乗ってみたいですし…。 実はかなりの列車好きで、 旅に行くと必ず現地の電車に乗るのですが、 寝台を取れなかった場合は乗らないほうがいいのですね! 気をつけなければ。ありがとうございます。 中国語はまったくしゃべれないので、 何か意思疎通できるグッズを持っていかなければ。 丁寧に教えていただいて ありがとうございました!
Re: ハゲ親父さんへ 実は数年前、香港に住んでいたので北京語と広東語が少しできます。 桂林にかんしては、現地に住む日本人の偏見なのかもしれませんが、日本人にとって、中国の田舎の観光地がいかにつまらないか?現地に住む日本人の多くがもつ感想です。 お勧めは香港3泊、マカオ1泊、珠海(ゴンペイ)へ抜けて、国境の前の地下街のバス停か、その先のバス亭で広州行きのバスが拾えます。かなり頻繁にでているのですぐに乗れます。 (ゴンペイ)の国境は外国人の列が2列しかなく、いつも相当またされます。しかし、ローウーよりは簡単に国境を越えられるのと治安が良いので初めてでも簡単です。広州は東京都ぐらい広いので、きちんと広州駅までのバスを探してください。終点のバス停でそのまま南寧行きのバスのチケットを購入できます。豪華寝台とかというのがちょっと高いのですが、個室の寝台のバスでそこそこ快適です。190元かな?数が少ないので前日に買っておいた方がいいです。そのまま広州で一泊(YHもあるけど、ちょっと不便な上に多少高いので駅前のホテル120から200元で泊まれます。)。朝8時ごろに南寧のバスターミナルにつくので、南寧はとくに見るものもないので、そのままハノイ行きのバスチケットを買って乗ってしまえば、午後3時にハノイに着きます。 ここがちょっと問題で、バスはハノイの観光地の西へ5キロぐらいのところで終点となります。 ちょっと歩いて、とおりにでてからタクシーを拾えば2ドル以下で繁華街につくはずです。 広州からハノイ行きのバスや珠海から南寧行きのバスもありますが、マイナーな超長距離バスはお勧めししません。バスが故障するトラブルが結構多いので、そのときに北京語ができないと対処が困るからです。 ハノイからは、普通に旅行会社に頼んでバスに乗ったりで簡単ですが、私は基本的に旅行会社のバスは利用しないので、ベトナム人しか乗らないホワンなんとかという会社のバスを利用しました。こちらの方が安くすみます。おそらく長距離移動の最安の交通手段なのだと思いますが、一緒に乗っていたベトナム人がとっても親切で食事のときにお酒をおごってくれたり、パクチー苦手だとわかると取り除いてくれたりしました。”中国では絶対にありえない!!”と思いながら。改めて国民性の違いを感じてしまった良い思い出でした。 ちなみに、バスのチケットを買うときは、我想去(行き先)。で通じます。紙に書いて渡せばOK! 今すぐなら、”現在”、明日の夜8時なら”明天晩上8点”と書けばOK! 中国の列車は高速列車であれば問題ないのですが、、あとは家畜用(中国人いわく)です。実際には乗っているのは人なのですが、家畜以下の扱いをされます。床にし尿垂れ流し、しかもその床で寝ている人がいるなど、、。年収(1000元(1万5千円))以下の北京語もまともに通じない最貧困層が”無座”と言う切符で同乗するので、すざましい光景です。 それでは良い旅を!