今年は10月19日が満月でオークパンサー(出安居)という仏教行事の日。
この頃に長い雨季が明け、雨季の間寺院で修行していた学僧たちがその修行を終えます。
ルアンパバーンではそれに合わせてブン・ラーイフアファイ(灯篭流し)の行事があります。タイで1か月後に行われるローイクラトーンと同じような行事です。
朝から宿の近くのワット・ビスンナラートという寺院から鉦や太鼓の音楽や読経の声が流れてきました。
騒音ではなくラオスらしい旅情がします。
市内あちこちの寺院でねぶたをしょぼくしたような舟型の山車を作っています。
中心部のモンマーケットで工芸・旅行展。ルアンパバーン中心に各地の物産を持ち寄り、手工芸品の優品を展示販売しています。こういう時には良品が安く買えます。
本来この時期は雨季の終わりなのですが、食事に出るころから雨が降り出しざあざあ降りになりました。目抜き通りまで歩くと、灯篭を引いて通るのは明日みたいです。普通にナイトマーケットが店を開けていました。しかし、雨。
王宮寺院前の催しも中止になったようです。
夕食をとる間に降りやむこともあるのですが、雨は弱くなったり激しくなったりで止みません。
ナイトマーケットでは日本にいる娘さんに冬服を届けてほしいと頼まれたのですが、もうしっかりと包装してありずっしりと重い。頼まれ荷物は内容物が確認できなければリスクが大きく、非人情ですが考えものです。
いつも通る道は水深が深くなるところがあるので大回りして宿に帰ります。
マッサージ屋の前を過ぎるとわたしの顔を見て若い娘が店の中から手を振ってくれました。一見の客にも愛想のいいのがルアンパバーンの人たちです。
革靴はすっかり湿ってしまいました。