すご~く大雑把ですが、物価は東京の1.5~2倍くらいに考えておくと気が楽です。

各国の経済力を測るための指数でBig Mac指数というのがあります。各国で販売されているマクドナルドのビッグマック1個の値段を指標として比較するというものですが、これだとイタリアは日本の2.5倍以上になるようです。
コーヒーとか、乳製品や肉や野菜といった人の手が加わる前の素材系といった商品や公共交通の料金など、ものによっては日本と比べて安いものもあるし、いつのレートで計算するのかということもあるので、一概に全てが日本より高いとは言えませんが、平均すると大雑把に倍くらいと考えておいていいかなと思います。

マックに限らず、日本だとランチタイムにはワンコイン・ランチと称して500円で丼物か何か適当に腹を満たすだけのご飯にありつけたりしますが、イタリアではその予算では切り売りピザ一切れとかパニーノ1個に飲み物を付けたら足が出るかもという感じでしょう。(一時期の円安のときに比べたら大分マシですが)

特に食品などは、日本と異なり大量仕入れ、大量生産というシステムが少くないせいでしょうか、素材は安くても調理など人間の手が加わった後のものは日本に比較すると格段に高くなります。自炊ができない旅行者の食事は必然的に割高感があります。朝食は付くと思いますが、昼・夜が食事付きなのか自分達で食事を取る必要があるのかで持参すべき金額は大きく異なってくるでしょう。

イタリアにも低価格商品はありますが、そういったものは本当にいかにも値段なりの「安かろう悪かろう」です。最近は日本の100円ショップに似た1ユーロショップというのがありますが、日本のそれと比べると並んでいる商品の品質には歴然とした差があります。日本では低価格であってもコストパフォーマンスの良い商品というのがありますが、イタリアでは優れたもの、価値あるものは、まずそれなりの値段がします。

ちなみに大量の現金も盗難等考えたら怖いですし、ユーロに両替したものを余らせて円へ再両替することになっても手数料がもったいないですから、クレジットカードを持たせたくないということであれば、国際キャッシュカードの利用を検討されてはいかがですか?

もちろん、現地でATMに寄る程度の時間は取れることが前提ですが、とりあえず200ユーロ程度を国内で両替して持たせ、後は必要に応じてキャッシュカードでATMから現地通貨を引き出すという方法の方が無駄がないのではと思います。

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