ドイツも、スイスも、・・・

pivoronさん

えー、ヨタ話を面白がっていただいて恐縮です。

さてパスタの形はとりませんが、スイスのドイツ語圏からオーストリア、南ドイツではイタリア語圏から侵入?したニョッキなる小麦粉利用の、日本のひっつみに似た地方料理があります。ドイツの南部のお好きなほーれんそうをねりこんだきし麺風も、たいがいは肉の付け合せですが本来はドーンと出てきた家庭料理です。

中部ヨーロッパから北部へローマ人が持ち込んだ小麦粉は、この地では草の実、木の実、その他雑穀をパンにするためのツナギ剤として使われたようです。 もちろん早くから王侯貴族は白パン(お祝いなどのときだったようです)も食べていたようですが。 この胃袋の記憶が現在の黒パンであり、ドイツなどのいろいろなパンだとか。

温暖化が進むと各地でお米の栽培が可能になります。 土地の生産性が高く、栄養価、カロリーも高くて、それだけでかなりの栄養補給の出来るお米が食料として見直されるといわれています。

それを見越して米国はすでにいろいろなお米の品種の特許登録をしているとか。


お話が元に戻ったような、飛び出したような・・・ですね。

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1件のコメント

  • 10/01/02 12:29

    シュペーツレ

    南ドイツの麺類は普通シュペーツレと呼ばれますね。

    きし麺状のもの、麺になっていないもの(これがぼうふらおじいさんおっしゃるところのニョッキ?)、そして具を包みこんだラビオリ状のマウルタッシェン。

    料理の方法も様々で茹でて主菜のソースをかけてつけ合わせに、スープの具に、チーズと一緒にオーブンで焼いたケーゼ・シュペーツレ、マウルタッシェンもスープ仕立て、とき卵とフライパンで焼いたもの、オーブンでグラタン風に仕上げたもの、土地や家庭で数えきれないほどのヴァリアンテがあります。

    あちらの恩師に聞いた話ですが、昔は貧しくて今のように毎日肉を食べれなかったので、シュペーツレとチーズでお腹を満たし、栄養を取っていたそうです。

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    退会ユーザ @*******
    10/01/02 18:00

    Re: シュペーツレ

    昔、どこかの町で「本日のお勧め料理」と黒板に出ていた
    シュペッツレを注文したら、本当にそれだけだったことがあります。
    皿に山盛りのシュペッツレにチーズがかかっているだけ。
    さすがに半分も食べると飽きてしまいました。

    ミルヒライスもそうですが、本当にそれだけを食べるんですね。

    ニョッキは、わたしの印象では、馬鈴薯でんぷんが入って
    シュペッツレよりはモチモチ感があるように思います。
    でも地域や家庭によっても違うでしょうけれど。

    こういうものは現代では付け合わせか、イタリアのパスタに至っては
    スープのような扱いですが、おそらく昔は、
    これだけで食事だったのでは、という気がします。

    確かゴットフリート・ケラーの作品で、
    スイスの貧しい山村が舞台だったと思いますが
    Kartoffelbrei つまりマッシュポテトだけの食事の描写が出てきます。

    スープにせよ、パスタにせよ、ピッツァにせよ、現代では
    ヴァリエーション豊かに食べるようになったけれど
    それだけしか食べるものがなかった時代もあったのでしょうね。

    BS日テレでときどき放送している『小さな村の物語』という番組は
    イタリアのあちこちの村(町じゃないか、と思うこともありますが)
    の生活を取材していて、ちょっとおもしろいのですが
    パスタだけで食事を済ませる場面もよく出てきます。

    イタリア人だからって、必ずしもプリモ、セコンドと取るわけじゃないんだ
    などと、ちょっと安心したりします(笑)。