去年は行けなかったので、二年ぶり。2011年は例の「世界旅行博」の「事件」もあったしなあ。
0.全体
食事、物産コーナーを別会場にしているため、実質、会場は大きくなっている。もっとも、旅博は今も「国内」もそこそこのエリアを持っているので、海外分だけで言うと昔の世界旅行博の頃に近づいたか、というところ。なぜか台湾ブースだけその物販エリアに多分最大とも思われるブースを設けている。原住民(先住民)も宣伝していたので、「この前観た「セデック・パレ」に感動したんですけど、あの「霧社」の場所は・・・」とか意地悪な質問をしようかと思ったが、やめた。
1.中国復帰
昨年不参加の中国は二年前よりやや小ぶりながらも、例の「省ごとブース」方式で復帰。気前も良かったし。・・・・個別では、長江の「世紀クルーズ(だったか)」がクルーズコーナーに初登場。キュナード汽船ぱくりのロゴ(?)にはやや抵抗があったが、まあしっかりプレゼンしている。
航空会社は春秋航空が大きなブースを持っていたが、国営航空はなし。まだ、影響があるのか・・・9月18日が注目ですね。おもしろかったのが、山東省観光局で「山東省ワインの旅」とワイナリー巡りのパンフを出している。中国のワイナリー巡り、行ってみるか・・・・
2.航空会社
LCCの元気がいいのは仕方ないか。でも、そもそもLCCはこんなところにブースを出すこと自体無駄なような気がする。ピーチはパンフが一種類、私が個人的に注目のスクートも出ていたが、パンフ二種類のみ。
スタアラ、ワンワールドはそれぞれANA、JALと共同で出すような形で出展。謎のロシアのS7航空も出ている(ワンワールド)おもしろいのはTAM航空で、すでにワンワールドの一員の扱いになっていて、スタアラの形跡はない。でも来年加盟じゃなかったんだっけ・・・
イラン航空が北京から乗ってくれ(いつのまにか東京-北京は休止していたんですね。)と宣伝。経済制裁のせいで、ボーイングの部品は手に入らなくなったときいているけど、どうなんだろう。聞きそびれた。アリタリア航空の「ブラジルへはアリタリア航空でどうぞ」という宣伝も目に止まった。欧州経由自体は聞くけども、アリタリアはローマでの接続が三時間程度で早いのが売り、とのこと。アンゴラ航空の「北京へ乗り入れているので、アンゴラへは北京から」という宣伝も・・・。
3.レイルヨーロッパ
いつもと同じくらいのレイルヨーロッパのブース。パンフを眺めて改めて思ったけどユーレイル何とかパスってこんなにあるのね。・・・結局、「ヨーロッパ全体を鉄道で回りましょう」という人たちが激減しているので、あんなに細かく国別パスを作らざるを得なくなっている事情とのことだけど・・・・おもしろいのは、パンフの中に「イタロ」の紹介があること。「ユーレイルパスは使えないでしょ?」「パスは使えませんが、当社でチケットを扱っています。」「・・・・」普通、ネットで予約するでしょ?レイルヨーロッパ崩壊の兆しになるかも。って言うと大げさか。時刻表とマップをもらう。
4.コソボ、セルビア
両方とも仲良く出展している。コソボの方が大きい。(アルバニアは気付かなかった。)詳細なパンフ、情報をくれる。
5.イエメン
イエメン、イランも出展していて、ないのは北朝鮮くらいとは思うけど、イエメンのブースはなぜか大きい。日本人の係員がいるので聞いてみた。「外務省のHPは考えないとして、正直ベースで、今って、イエメンでどこか行けるところはあるんですか?」「イエメン人はどこでも問題ないと言うのですけど、正直言ってサヌアも含めて、お勧めできるところはありませんね。」一体、何で出展してるのよ、と聞きたくなるのを我慢して聞くと、「しいて言うなら、ソトコラ島ですね。あの島自体は安全なのでサヌアを素通りして、島に行く旅行客は多いです。」なるほどね。
6.アンゴラ
でっかいブースを出していてびっくり。お金持ちの国は何をやるのかよく分からないところがあるが、きちんとアンケートを取ったりして、盛況だった。
7.中東勢
UAEを筆頭に全滅、である。上記、イエメン、イラン、他にヨルダンくらい。二年前は内戦が始まりつつあったシリアも来ていたのに・・・。イスラエルはブースはあるのだけどやってない。そっか、今日は土曜日か・・・。
8.アイスランド、キプロス
アイスランドはだいぷ大きなブースを出している。少しは余裕が出てきたのか・・・反面、キプロスはその他大勢ブースに縮小してしまっている。そう言えばギリシアはあったかどうか・・・。
ということで、いつもその「時代」を感じさせてくれるイベントです。