レポート

SL3本はしご旅

公開日 : 2013年08月13日
最終更新 :

現在、ハンブルグに滞在中です。もうすぐ日本に帰ります。なんか暑そう・・・

【ドレスデン】
ドレスデン中央駅から、Radebeul Ost駅へ行きました。駅に着くと、すぐ隣にSLが停まっていて乗り換えは簡単です。
デッキに立ち風と煙のにおいを楽しみながら、終点を目指します。日差しの強い日でしたが森の中を走る時間も長くあり、心地よい冷たい風でした。乗車したのが夕方だったせいか、それともこの路線が生活路線だったせいか、人通りの少ない閑静な住宅地でした。モーリッツブルグに近づいてくると、湖の真ん中を突っ切るところもあり、ふと大沼公園(北海道)を思い出しました。
SL見物の子供たちが手を振ったり、裸足でSLと並走(足の裏痛くないのかな)したりと、沿線はあまり観光化されていないような生活感ただよう車窓からの景色でした。線路沿いでSLを眺める観光客は居なかったように感じます。

【リューゲン島】
宿泊したホテルでリューゲン島内の公共交通(SLは適用外)のフリーパスを貰ったので、かなり得した気分です。午前中はザスニッツで海岸線を見る観光遊覧船に乗ったため、ザスニッツから20系統のバスに乗り、SLの停車駅へ。途中、バス車窓から鉄道博物館の看板を発見しましたが、今回は時間が無かったので立ち寄りませんでした。
BinzLB駅の切符売り場は行列ができていました。切符を買いホームへ行くと、やはり一番目に着くのは線路の幅。日本の狭軌よりもさらに狭い線路幅です。ちょっと大きめの鉄道模型にでも乗るような気分にもなりました。
この列車でもデッキに立って風を受けながら景色を楽しみましたが、とても島とは思えない雄大な景色が広がっています。地平線まで伸びる畑や牧場、牧場では牛が悠然と草を食んでいます。SLの車体は小降りながら、客車をゴトゴト揺らしながら力強く引っ張ってくれました。

【バドドベーラン】
DBのBadDoberan駅と地続きのホームの反対側にモリー号乗り場があります。出発後すぐに町中に突入。話には聞いていましたが、ほんとうに街のど真ん中を走っており、道幅もそれほど広くなく、手を延ばせば建物に触ることができそうです。鐘を鳴らしながら走るその姿は、チンチン電車のようでもあります。この時も車内の椅子よりデッキにいた時間の方が長かったですが、私はこのほうが爽快で好きです。今回は、時間の都合で乗るだけになってしまいましたが、時間があれば街を散策しながら自分の真横を走っていくモリーを道路から眺めるのも良さそうです。

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2件のコメント

  • SL三本、SL三昧

    撮影した写真を一部、アップしました。
    お時間のある方、よろしければご覧ください。

    http://webryalbum.biglobe.ne.jp/myalbum/302575700cdae63e0de59839642ffab118c63f430/682912413653466731

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  • ご報告ありがとうございます

    シウマンさん 楽しいご報告ありがとうございます。

    ついに3本のSLに乗車なさったのですね。
    リューゲン狭軌鉄道も経験なさったとのこと、羨まし~~い。

    私もSLに乗りたくて、ザスニッツからバスでビンツまで行き、DBのビンツ駅まで行ったら、SL乗り場はここじゃないよ、って。かなり離れているところにあるとのこと。
    そこまで行く元気がなかったので、海岸に出たのですが、そこはまるで高級避暑地を思わせる素敵な海岸。
    のんびりと海岸を散策して、おシャレなカフェでお茶をして帰りました。
    それはそれで満足しましたので、まっいいか・・と。
    それよりも近くに、ドイツ第三帝国時代の大きな施設があったのですね、そこを見逃したのが残念でした。

    音楽とSL三昧のシウマンさんの旅、ハンブルクでは「ブラームスはお好き!」ですか?

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    やっぱり音楽の国

    >私もSLに乗りたくて、ザスニッツからバスでビンツまで行き、
    >DBのビンツ駅まで行ったら、SL乗り場はここじゃないよ、って。
    >かなり離れているところにあるとのこと。

    両駅を結ぶバスの便がありますので、機会があれば行ってみてください。


    >音楽とSL三昧のシウマンさんの旅、ハンブルクでは「ブラームスはお好き!」ですか?

     ブラームス博物館も行ってきました。書庫には、当然ドイツ語の本ばかり、かと思いきや、日本語の本もあったりました。日本ブラームス協会発行したものです。

     行ったら、すぐとなりにテレマン博物館があって、小さな展示室一つだけの少ない展示ですが、少しでもテレマンの展示があることに驚きました。

     メンデルスゾーンもハンブルグが生まれだったはずですが、生家など何も残っておらず残念です。

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