レポート

JCBのデビットカード

公開日 : 2013年06月19日
最終更新 :

 JCBがデビットカードを台湾で発行するという日経の夕刊の記事、ふーん。・・・・なんでも台湾の華南銀行のキャッシュカードにデビット機能と悠々カードの機能を付けて発行するとのこと。もっとびっくりしたのは、同記事についていたクレジットカードとデビットカードの決済額グラフ。そんなに違わない?それにましても、日本のデビットカードの貧弱さはどうにかならないものか。・・・・・

 Jデビットがあまり使われていないのは、どこの銀行も24時間、365日使える訳ではない、ということが一番大きいのではないだろうか。時間によってはデビットカードが使えません。じゃねえ。その点、クレジットカード会社の方が24時間使えることが前提だから、間違いがない。ただ、それに対応する銀行はきっと少なくなるでしょう。

 今年の前半に香港のHSBCは香港金融当局の指令に従って、全キャッシュカードをICチップ搭載型に変更、その際に使える国際ネットワークをVISA-PLUSから、何と銀聯に変更してしまった。日本のユーザーは(私も含めて)非難ごうごうだったのだけど、今は財布に入れて持ち歩くことにしている。・・・・というのも、日本の銀聯加盟店では、デビットカードとして使えるから。前のPLUSネットワークのキャッシュカードは、キャッシュカードとしか使えないので、それこそ海外旅行に行く時の非常手段カードくらいにしか使っていませんでした。

 何せ、マツキヨでもドンキでもヨドバシでもユニクロでも24時間、いつでもデビットカードとして使える。・・・上記のお店は恐らくJデビットも使えるけれど、銀聯のデビットカード機能だけの売上と比べても、Jデビットなんて比較にならないのでは。・・・・

 要は日本の中国化が進んでいるのだと思うけれど、外国発行のデビットカードの方が便利がいいかも知れない。・・・というのは、情けない話である。そんな状況下、銀聯付JCBカードも発行している日ノ丸カードが、とりあえず中華圏で勝負に出るのは、すごいと思う。うまく行けば日本でも発行して、それを外国で使えれば・・・まあ、成功をお祈りしますよ。

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1件のコメント

  • Re: JCBのデビットカード

    知らんことだらけやった。

    こっちで銀行口座ひらいたら、預金でも口座でも何でも、その場でVISAかMASTERのデビット・カードをくれる。ELECTROIC USE ONLYだけど、チップつきで、ATMで残高照合すれば、有効になり、それで、残高以内であれば、もう世界中で何所でも使えるし、キャシュだってだせる。そして、半年ほど使っていると、クレジット・カードが申請などしなくとも送られてくる。だから、キャシュ・カードってデビット・カードのことと思ってた。
    以前、ここでの質問で「銀行口座あれば、カードあるやろ、あれでこっちのATMで金は出せる!」なんて無知な回答してしまいした。日本って、もっと進んでいるものと勘違いでした。ご迷惑をおかけしました。お詫びもうしあげます。

    もう一つ、ビックリ。ATMって24時間じゃないの?機械も人間並みに8時間勤務なんて信じられん。機械に残業手当払いたくないから8時間勤務なのかな?理屈がさっぱり分からん。

    ひょっとしたら、銀行の営業時間も全国統一って今にも潰れそうな社会主義の国みたいかな? こっちは、各銀行がかってに営業時間を決めます。土曜日も日曜日開店も銀行の判断しだい。朝8時から夜23時まで年間365日営業で人間が直接に応対するミニ支店数1000を越す銀行だって。

    JCBのロゴのカードは、使用できる店もなし、かろうじて、BANAMEXの限られたATMでキャシュが。何か日本は世界で一番進んでいると信じきっている人だらけですが、崩壊寸前の社会主義国家と同じで、もうびっくりです。一刻もはよう、世界の三流国並みの銀行サービスを望むものです。

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    外国銀行のレベル

    mxegamiさん、こんにちは。

     mxegamiさんはメキシコ在住、なのでしょうか。ちなみに私は米国のJPモーガン・チェイス銀行の口座をニューヨークの支店で持っていますが、ここの銀行の事務は低レベルで日本の銀行の足元にも及びません。銀行にもよるので一概には言えませんが、メキシコの銀行が米国の銀行おろか、日本の銀行よりもすばらしい。とはにわかには信じがたいですが・・・・。

     たとえばIRSへの申請書類について、非居住者なのにW-9で申請せよ。というので、そうじゃないだろ、と、職員に分からせるのに窓口で30分費やしたり、W-8の申請書は米国の場合口座ごとに申請するしなければならないのですが、(まとめて送ればいいのに)口座の数(定期預金は一本を一口座でカウントします)だけエアメールで送ってきたり・・・極めつけはチェイスマンハッタンプラザというNYのFRBの真向かいの支店で手続きをしていた時に、途中「Computer Down!」とかで取引が出来なくなり、その日は終了してしまったこと。日本だと金融庁ざたで新聞がどう書くか・・・というような事件が、よりにもよってFRBの隣で起こっても、ニュースにもならず、です。米国最大の銀行でさえ、こういうレベルなので、米国の銀行のレベルは?????と思ってます。

     ヨーロッパの銀行も事務レベルは???なところがあり、しいて日本ちっくな事務をやってくれるのが、紹介した香港のHSBCです。ここでも事務レベルに文句を言う日本人は多いですが、まあ、及第点かと考えています。

     ちなみに日本でもATMは24時間でやってるところはそこそこそあります。トピで書いたのは、Jデビットに24時間対応していない銀行が多いということで、ATMのことではありません。ただ、仕組み上、Jデビットを24時間やってない銀行はATMも24時間やつてないところがほとんどです。

     ちなみに日本の銀行のどういう点が「三流国にも及ばない」のでしょう?