ログローニョでボデガめぐり

ログローニョ周辺の町

私が2009年秋にログローニョで滞在したときは
日帰りでサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサダに行ってきました。
ログローニョの西側、サンチャゴ巡礼のルート上にある巡礼の町で
主な見どころは町の中心部にある大聖堂とパラドール、
町の名前にもなっている石畳のある旧市街くらいですが
この大聖堂ではつがいのニワトリを教会内で飼っていることでも有名です。

それは巡礼にまつわるある伝説によるものなんですが・・・
ちょっとかいつまんで紹介しますね。
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両親と３人でサンチャゴ巡礼をしていた若者が
この町で盗みの罪を着せられ、縛り首となってしまった。
両親は息子に起こった悲劇を悲しみながらも巡礼を続け、
帰りに再びこの町に立ち寄ると、
何と縛り首になった息子は生きていた。
息子が訴えるには「聖ドミンゴが私を守ってくださっている」と言う。

両親は裁判官にかけ合ってみたが、相手にしてもらえない。
食事中だった裁判官は、皿にあった鶏の丸焼きを指さし答えた。
「お前たちの息子が生きているなど、
まるでこの鶏が生きていると言うものではないか！」
その途端、鶏は生き返り、高らかに鳴き声を上げたのだった。
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・・・と言う訳で、今もニワトリが大事に飼われているそうです。
（この伝説と似た話がポルトガルのバルセロスにも伝わっています）
旧市街ではこのニワトリを模したお菓子が売られていましたよ。

他にも周辺にはブルゴス、ビルバオ、
パンプローナ（※ビルバオとパンプローナは
マドリードからは反対方向になってしまいますが・・・）
など、魅力的な町がいろいろあります。

ログローニョ市内には1軒くらいしかボデガはなかったと記憶しています。
ボデガ巡りをするなら、やはりアーロに行くのが良さそうですが、
手頃なリオハ・ワインを飲むことが目的なのであれば
ログローニョ旧市街にあるバル街でもいろいろ試せますよ。
それからボデガ訪問の際には事前予約を忘れずに。

ビノバスについては、オフィシャルサイト（スペイン語のみ）で
確認するのが一番でしょう。HPによると土曜日運行のみのようですね。
7月下旬でしたら7/20、7/27が運行日とあります。
http://www.lariojaturismo.com/vinobus/

ログローニョ～マドリードの移動ですが、移動時間が短いのは鉄道ですね。
鉄道だとALVIA利用で3時間15分、バスでは約4時間です。
ただし鉄道駅はバスターミナルに比べ、市内中心部からは少し距離がありました。
（バスターミナルからですと、徒歩で＋7～8分）ご参考までに。