国王の健康状態

政府の公式発表では順調に回復に向かっているとのことです。ただ、9月中旬からの入院が長引いているので、憶測、風説の流布が起こっている状態です。ご存知かも知れませんが、先月の中旬には風説の流布でバーツと株が下落して外資系証券の元幹部が逮捕されています。その後に健在ぶりを示す為に国王が車イスで姿をみせられたとのことです。

このような問題は公式発表以上のことはごく限られた人間にしか分からないことです。

万が一の事態でも、国民性を考えると、即、大規模暴動、内戦状態になるような可能性はかなり低いのではないでしょうか。逆に哀悼を示す国民と行事の前で、過激な行動は起しにくくなると思います。水面下での戦いは激化して、一定の期間をへて、一気に表面化して行くのではないでしょうか。

もしご旅行を機会にこの一連の政治劇に興味を持たれたら、昨年末までの経緯を簡単にブログにまとめてありますので参考に。(その先のもまとめてるのですが、なかなか進まないくてごめんなさい)

【遠雷・2008年夏、タイの政変】
http://manjinlife.spaces.live.com/blog/cns!4BA8E690E9294EDD!1258.entry

【遅い嵐・2008年冬、タイの政変】
http://manjinlife.spaces.live.com/blog/cns!4BA8E690E9294EDD!1291.entry?sa=889389280

PS

蛇足ですが、バンコクの日系大手ディベロッパーの社長と商社の方と'05年の暴動の初めに話した際に、5年以内のXdayを想定して対処を検討していました。

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