哈爾濱(ハルビン)国際氷雪祭の詳細

ハルビン国際氷雪祭について、私の体験も交えて、説明しておきます。

主な会場は、既投稿どおり、3ヵ所です。まず、市内中心の「兆麟公園」の氷雪祭りは、「氷灯芝木博覧会」というのが正式名称のようです。私が行った時は、入場券は30元。「兆麟公園」の周囲は氷のイルミネーションで綺麗に飾られていて、中は、雪像ではなく、氷像がメインです。氷像の中には、赤や青、黄色、緑などの色の電灯が埋められていて、その光とライトアップで想像を超えるすばらしさです。1月初めだと、恐らく、3日、4日後オープンなら準備完了で、点灯している可能性は高いと思います。氷像は、巨大な物から、小さなものまで、数はどのくらいあるのか、とても数えきれません。中国に限らず、世界各地の旧所・名跡が作られ、大型の氷像には、たいてい滑り台(有料)が併設されています。

次ぎに、郊外というか、松花江に沿って、「氷雪大世界」と「太陽島雪彫」の2ヵ所の会場があります。規模は、松花江の河川敷にある「氷雪大世界」が一番規模が大きいです。行き方ですが、ミニバスが運行されています。中心部の友誼路から、「友誼路-太陽島」の間を走るミニバスがあります。このミニバスは、途中、「氷雪大世界」を経由しますが、道路を渡る関係もあり、帰路に降りた方が良いと思います。私が利用した時は1.9元で、「太陽島雪彫」まで、友誼路から約15分くらいです。

「太陽島雪彫」は、ハルピンの氷雪祭り会場としては、2番目に古いそうです。太陽島公園には、人工湖、花園やテニスコートなどもあるハルピン最大の公園で、ここが会場になっています。ここの入園料も、30元。切符を購入した時、氷雪祭りをモチーフにした卓上用のカレンダーを一緒にくれました。みんなに配っているのかと思うと、私だけで、日本人観光客と一発で分かったからだと推測しています、多分、外国人への宣伝用でしょう・・・。 ここの氷像は、会場が広いせいか、間隔をゆったり作ってあるのと、一つ一つ丁寧に作ってある感じで、3ヵ所を比較すると、作品的にはここのものが一番芸術性が高いような気がしています。また、大規模な氷像は少ないのですが、羊飼いと羊の氷像は大規模な素晴らしいものでした。私が行った時には、ちょうど、結婚用の写真撮影に来たカップルが2組もいて、氷像の前で撮影を繰り返していました。人工湖の方へ行くと、そこが氷結して、100m近くもある大型の滑り台(勿論有料)、椅子スケートのリンク、犬ゾリ、氷像など公園の中、あちこちが楽しめるようにできていました。子供連れの家族が多く、地元の方は、氷と寒さの楽しみ方をご存じのようですね・・・。

「氷雪大世界」は、「太陽島雪彫」からミニバスで移動が便利です。こちらも、1.9元。なお、公共バスの118路の1元バスが走っていて、ハルピン駅-友誼路-氷雪大世界と正面入り口までいけます。最初に、「氷雪大世界」へ行く場合、利用可能です。この「氷雪大世界」は、松花江の河川敷に作った氷像による大イベント会場という感じて、スケールの大きさで勝負している感じです。入場料は、他会場の倍、60元でした。タイタニック号の氷像、タイの寺院の氷像など、スケールは半端じゃないものが多く、氷像の規模が大きいのが特徴で、氷像の中や上、橋は渡れるなど、見て楽しむというより、氷像の中に入って楽しむというスタイルです。

3ヵ所を比較した場合、規模の大きさは、「氷雪大世界」、こじんまりと芸術的なのが「太陽島雪彫」、古い伝統的な氷雪祭りは、「兆麟公園」ということでしょうね。「氷雪大世界」は夜のイルミネーションが綺麗なようで、お薦めは夜のようです。市内でというのであれば、「兆麟公園」のイルミネーションも素敵ですから・・・。


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