ミュンヘンでの乗り継ぎ

手続きは何もありません

　ポルトガルとドイツはともにシェンゲン協定加盟国。ですので往路もドイツ経由でしたら入国審査はドイツの空港で行い、ポルトガルでは国内線の到着時と同じです。
　帰りはこの逆ですからミュンヘン到着時はまだ出国審査は受けていませんので国内線と同じ。そのまま到着ロビーへ向かえばＯＫです。
　ミュンヘンから日本へ向かう便の搭乗券もおそらくリスボンの空港で出ますから、観光を終えてミュンヘン空港に戻られましたら日本便の出発ゲートを確認してから中へ入って、そのゲートへ向かえば自然と出国審査などの必要な場所を通ってゲートに着きます。
　ミュンヘン空港はコンパクトで分かりやすい空港ですので、落ち着いて行動すれば問題ないでしょう。

　なお、空港へは十分な余裕を持って戻るようにしましょう。

日本国内移動と同じです

違うのは、10分程度遅れても（そもそも遅れに入らない）、
決して、『本日はお急ぎのところ、飛行機の到着が遅れ、
大変ご迷惑をお掛けいたしました・・・』という謝罪は
全くなく、地上でも誰も深々と挨拶もしてくれないことくらいです。
日本国内と違うのは、地上で話す人間の言葉が、主語が必ずしも
必要でなく、動詞の活用が多い言葉から、主語は必須、動詞の
位置も厳密に決まり、名詞中心のものとなることと、
出国が待っていることくらいです。ただし、これらは娑婆に出ようが
でまいが同じことです。など、娑婆に出れば、英語の通用度は
極端に下がりますので、ご注意を。それでも、親戚の言語なので、
逃げられるということはまずないのでご安心あれ。

ここからは現実問題。
まず時間ですね。本当は何月何日とまで書いて欲しいのですが、
その気になれば、他の情報から個人が特定できてしまう危惧もあるのでしょうか？
今、9月以降の乗り継ぎ質問をするひとはまず居ない（ところが現実には
少なからずいるので驚き）ので、5月初旬であると思えば大抵当たり。
一番確率の高い5月5日LIS-MUC MUC-NRTで、

TP 558/LH 6951 LIS 0915 MUC 1320
LH 714 MUC 1600 NRT 1025*

これを”たっぷり”とは誰も言わないはずなので、
帰国便は、NH 208 MUC 2110 NRT 1535*か、

LH 1793/TP 6725 LIS 0615 MUC 1015
LH 714 MUC 1600 NRT 1025*

LH 1793→NH 208なら、間違いなく、”たっぷりあります”。

そこで、TP 558→LH 714なら、論外で、ほとんど時間はないと言うことになります。
難しいのは、LH 1793→LH 714です。ご承知のように、10:15着と言っても、
自由の身になれるのは定刻着でも10時半でしょうし、今度は出国があるので、
二時間前が原則です。ならば残時間は3.5時間。LH 1793→NH 208なら、8時間は
確保できるので、市内観光は可能です。でも、5日なら日曜日ですが・・・・。
彼らは日曜日に休みます。大都会で店が開いていないというのは最悪の状態・・。

LH 1793→LH 714なら市内観光は止めましょう。無理です。
理由は簡単。10時半以降の電車は、
S 1
Muenchen Flughafen Terminal --> Muenchen Ost

Muenchen Flughafen Terminal 10:33 1
Muenchen Hbf (tief) 11:17 11:17 1

すでに、11時半近く。しかも右も左もわからない土地。
これって、ロスタイムがかなりある。勝手知ったる土地なら、
目的地に脇目も振らずに到達可能。しかし、迷って行くので、
時間が掛かる。駅周辺を見学して、13:15か13:23発のS-Bahnには
乗りたい。すると、滞在時間は多くて90分。食事する暇もない・・・。

LH 1793→NH 208なら、11時半から18時まで遊べます。

手続き等は一切不要。ただし、絶対に迷子にならないこと。逆方向や違う列車に
乗ると戻ってこらない可能性も出て来ます。当然、帰国できない。航空会社
は、荷物を預けた客が搭乗しないので大騒ぎ。最悪（というか、変更不可航空券なら原則）、
帰国便には買い直しで乗り込む。7日から仕事の場合は、信用を失う、職を失う
ことにもなりかねません。

上記はあくまで想像（時期）です。やはり質問するさいは漠然としたものではなく、
できる限り正確なものを出しましょう。