イラン暦では、今年は明日と明後日を残すのみとなりました。
一年の最後を飾る、イラン人がもっとも楽しみにしているのが、チャーシャンベ・スーリーと呼ばれる火の祭りです。
一年の最後の火曜日の夜、家族、親戚、友達などが集まって、家の前や空き地など、思い思いのところに焚き火を作ります。それを飛び越えて、からだから悪いものを追い出す、厄払いをするのです。そのため、子供たちは何日も前から、木の切れ端や木の枝などを集めておきます。当日は、あちこちで爆竹が鳴り、花火が打ち上げられて大変にぎやかです。
お茶やお菓子、くだもの、軽食などを用意して、夜遅くまで遊びます。
ただ、やけどなど事故が絶えないので、3月に入ると火の取り扱いについて注意するよう、連日テレビなどで報じられます。