回転楕円体だけでは説明がつかない? いま、地図のプロからメールが届きました。 単純な幾何学計算より遠くまで見える理由は、回転楕円体であること よりむしろ「気差」というものの効果が大きい、という内容です。 下層・上層での大気密度の差は、屈折率にとってかなりの効果になる 、というものです。 なるほど、上空の空気は薄い。つまり、光は海面に沿って曲がって 届く、というわけです。 上記カシミールの計算は、この気差が反映されています。
球差と気差 あわてて調べました。これは、測量学の分野ですね。 参考資料 (わかりやすいです) http://uyokyokusetsu.way-nifty.com/blog/2008/03/post_180d.html 地球が扁平であることと、上空へ行くと大気が薄くなることによる 見え方の変化です。(予想外に遠くまで見えてしまう) どうでもいいような議論のように思われる方が多いのでは、 と心配します。しかし、エズの駅からコルシカが見えるかどうか、 というきわめて現実的な問題の解明への挑戦だと言うことで お許しを。