番外編 成田空港
今回はユーロの世界に行くということで、当然のことながら成田で両替。手持ちが50ユーロ札一枚だったので2万円も両替。第一ターミナルだったが、なぜか銀行よりNAAの両替所の方がレートがいい。世界でもまれな「空港直営の両替所の方が、市中銀行よりレートがよい。」国になってしまったか・・・やはり特殊な国である。ちなみに窓口で20ユーロ札にしておきますね。と言われ、最近は米ドルみたいな慣習になったのか。と思いましたが・・・アテネで38ユーロの支払いに50ユーロ札を出すと断られましたが、キプロス共和国では受けてくれました。
番外編 アテネ
シンタグマ広場で地下鉄の出口を出るとすぐ国会議事堂がある。ここがユーロ崩壊騒動の一原因を作った現場なのか・・・というのは、フランクフルトでECBを初めて見たときより、感動。ちなみに広場にはシティバンクがあり、プラカまで歩くと途中にも同行のATMがあり、外貨と言えシティバンクになってしまう日本人向き(?)の街である。しかし、ギリシアの銀行でさえ、シンタグマ-プラカのちょっと間でも閉鎖している支店を複数みかけるのに、よく商売を続けているものである。
キプロス共和国
ラルナカ空港は同国最大手のBank of Cyprusの両替所があるが、ATMはなかったような・・・気がする。いずれにしろこのキプロス銀行のATMもラルナカではPLUS、CIRRUSに対応しておらず(ニコシアのATMは逆にほぼ対応している。)どこでも対応しているのがヘレニック銀行。また、Laiki銀行もどこでも対応。ちなみにこの国では銀聯マークを見かけない。
クレジットカードはどこもチップ対応で、私も昨年の更改時にようやくチップのついたセゾン・マイレッジプラスカードを使用したので、今回は100%チップと暗証番号であった。実験で磁気だけのカードを出してみればよかった。
また、マネーグラムとウエスタンユニオンが町中にあふれている。あの辺は日本人の一番弱い分野だけど、一度、まじめに使ってみないと・・・・。
北キプロス
グリーンラインを境に、北側は完全にトルコ世界なのだけど、外国人に対しては、「トゥルキッシュ・マネー?ユーロ?」と聞いてくる。(余談ですが、私は英語風にタークス、ターキィッシュと言ってたら、通じない。トルコ語では多分トゥルキィエ「トルコの」だと思うけど、これがちゃんぽんで「トゥルキッシュ」になっているのか。)ということで、北ニコシアはほぼ100%ユーロが通じる。
ほとんどマカオ並の二通貨体制というのが印象。ただし、ユーロへの両替利率は適当でかつ悪いので極力トルコ・リラ払いをした方がいい。クレジットカードもどっちか聞かれる。(北では一度しか使わなかったが、カードの決済ターミナル自体が切り替え可能となっている。)キャッシュだと、円→ユーロ→トルコリラと両替しても、そっちの「トルコリラ」を使った方がいい。ちなみにこれはニコシアだけかと思っていたら、ギルネ、マグーサも同じで、少なくとも外人には必ずユーロかリラか聞いてくる。また、英軍基地(占領地域)が今も残っている関係でポンドの表示も時々みかける。
北キプロスのATMの海外対応度もキプロス共和国と同じくらい。こちらは外資銀行があるのでそこが違う。ニコシアでは見なかったが、ファグマスタではララ・パシャジャーミィの真向かいにHSBCのATMがあり、このATMはトルコ・リラ、ユーロ、英ポンドの三つの通貨が出てくる。(HSBCはキプロス銀行に全事業を売って、キプロス共和国から撤退している。さすが勝ち馬にのる抜け目のない植民地銀行・・・というところか。)他にオランダのING、フランスのパリパマークのTEBがある。
トルコ語のENTERにあたるGiris(最初、街のレストランのドアにこの文字がやたら目に入り何でどこもかしこも女の子なんだろう。・・・と思っていたら、綴りが一つ違っていました。)はATM使用時に必須の言葉。また、こちらもクレカはやはりチップ式が優勢。
また、サライホテルの一階に両替所があり、ユーロを両替しましたが端数を切り上げてくれました。レートもそこそこだったのですけど、それよりも端数を切り上げてくれる両替所としうのは・・・・わずかでしたけど・・・記憶にない経験です。
ニコシアからエルジャン空港までは現実問題としてタクシーしかないのですが、歩き方を参考に50トルコリラで商談成立。ところがメーターを回しているんですね。・・・・空港までが、約57トルコリラ。久々の勝利です。が、6時ちょうどにきちんと迎えに来てくれたし・・・とやや気の毒で、5リラをプラス、チップであげました。