レポート

キプロス共和国と北キプロス行きスタアラ特典航空券 最後

公開日 : 2013年03月03日
最終更新 :

 キプロス島最終日。いよいよエルジャン空港からの出国です。ほぼ大丈夫(トルコ航空の東京の支店に聞いたら、出国の可否は分からないと言われました。)とは思いつつも、空港には4時間前に到着。

 トルコ航空のカウンターはすぐに分かりましたが、周りをみてると二時間前にカウンターが開く方式で、しばらく待ちました。オープンと同時に行くと・・・まず荷物は東京までスルーできるとのこと。ちょっとびっくりしました。搭乗券はアンカラまでと、その先のミュンヘンまでは発行するが、東京までの全日空はミュンヘンで受け取れ。とのこと。女性の係員が「最終目的地はナリタでいいか?」と確認してきましたが、こんなとこでも「ナリタ」を知っているんだ。とこれも少しびっくり。というか、日本人客は多いのでしょうね。

 いよいよ出国手続きです。イミグレの女性係官はとてもきれいでしたが、これまたあまり余裕がなく・・・が、すんなりと出国しました。ここまでくればほぼこっちのもの。出国スタンプを押した別紙をくれましたが、北キプロス出国の「証跡」として持っておかないと・・・

 待合室に行き空港を見渡すと、飛行機が一機も見当たりません。折り返し便よ、ちゃんと来いよ。と念じていると、アナドルエア(TK便名で走らせているトルコ航空の子会社)は、出発時間の20分前に到着しました。さすがに折り返しで出発時刻には間に合わず、15分遅れで搭乗開始。By busではなく、By 徒歩です。タラップまで歩いて、B737-700に搭乗。機内はトルコ語アナウンスのみ。スナックのサンドイッチのみです。機内誌を見ていると、キプロス共和国のことを「Greek Cypriot Administraion of Southern Cyprus」」と書いていました。南部キプロスのギリシア系キプロス人行政地域。くらいの訳でしょうか。(トルコはキプロス共和国を承認していない。)ちなみに南ニコシアの観光案内所でくれるニコシアの観光地図の北半分は「Area under Turkish
Occupation since 1974」と書かれていて、道路以外は白紙になっています。 

 着陸態勢に入っても何もない山岳地帯を降りていくので、トルコの首都アンカラとは一体どういうところか・・・結局市内には出なかったのでわかりませんが、田舎です。心配なのは、乗ってきた飛行機は国際線なのかどうか・・・そうです。国際線ターミナルに到着。このままトランジットで抜ける手もありましたが、そもそもこのまま日本にずっとトランジットで帰ると、一体どこの国を出国したことになるんだろう。・・・気持ちの問題ですが、トルコに入国して、とりあえずトルコの入出国記録を残すことにしました。

 入国時のイミグレでは「Can you speak Turkish?」と聞かれました。この係官、一体どんな答えを期待しているんだろう?何か面倒か・・・と思っていたら、スタンプを押してくれました。

 すぐに国際線出発ロビーに行きますが、わかりにくい。この空港、国際線はせいぜい一日20便もないローカル空港で、世の中、すべてがイスタンブールなんでしようね。無事出国し待合室に向かいます。30分間のトルコ共和国滞在でした。

待合室で係員から呼び出され、クレームタッグとミュンヘンまでの搭乗券を提示。ここで搭乗券はルフトハンザの搭乗券に代えてもらい、あわせて東京行きの搭乗券をもらい一安心。クレイムタッグはミュンヘン空港でも提示して、現地係員のチェックを受けろ。と指示を受けましたが、ロスバゲ防止の対応なのか・・・・・。

 ルフトハンザに乗るのは25年振り、くらいでしたが、このA320、テレビはもちろん、オーディオも付いてないし、席はベンチのよう。CAは米系航空会社(?)みたいで、こんなものなんだろうなあ。ホットミールは出てくるし、アルコールもあります。ビールは瓶ビールを積んでいて・・・さらにもらった白ワインのおいしかったこと。これだけかなあ。良かったのは。

 ミュンヘン空港はトランジット客の方が多く、荷物検査が混雑。通るとイミグレがあり、何で入国しないといけないのか・・・と思っていると、間違ってシュンゲン国乗り継ぎ列に並んでいました。非シュンゲン国から来ているのだから、シュンゲン協定国行き乗継はドイツで入国審査、Gゲート。非シュンゲン国行き乗継は入国審査をせずにHゲート。頭の中では分かっていても、なかなか慣れません。

 ミュンヘンから先の全日空はおもしろくも何もないので書きませんが、とりあえず、このルートで何もトラブルなく、通りぬけました。現実的には、アテネ、エルジャンのトルコ航空オープンジョーチケットを買って、アテネーラルナカは別に安い航空券を探す。か、エルジャンまたはラルナカの単純往復を買うか。です。でも、未だギリシアとトルコの「せめぎあい」が続いている世界があるんだ。というのが、よく分かりました。

  • いいね! 0
  • コメント 0件

0件のコメント