レポート

キプロス共和国と北キプロス行きスタアラ特典航空券 その2

公開日 : 2013年03月03日
最終更新 :

さて、ラルナカ空港に到着。キプロス共和国への入国は第二の関門です。島国は何気に「帰りのチケット」を求めることが多いですが、違法出国チケットの写し。しか、持ってません。心臓ドキドキでしたが、パスポートチェックのみで入国スタンプが押されました。しかし、もし将来、再入国することがあれば、もめるかも。・・・将来のシュンゲン協定加盟時に「ブラックリスト」として、そのまま加盟国に渡されたりして・・・・なんてことは、考え過ぎか。

三日目にリマソールからニコシアへ移動。そのまま、北キプロスに入り、北ニコシアで宿をとるつもりでした。(以下、便宜上北ニコシア、南ニコシアと表記します。)南ニコシアのバスターミナルから、レドラ通りの入口まで歩いて五分くらいでしょうか?分断都市というとベルリンを思い出しますが、この街も一番の繁華街てあるレドラ通りの行き止まりが、検問所になります。マック、スタバ、KFCもある普通の通りを歩いていくと、ちょっとした広場があり、そこから先に狭い道が続きます。

右手にキプロス共和国の警察(当然のことながら、北は「国家」でなく、「トルコ軍不法占領地域」なので南にとってのイミグレがあるはずがありません。なお、トルコの肩をちょっぴり持つならば、1960年のチューリッヒ・ロンドン協定で、トルコ、ギリシア、イギリスの三国と国連は、「キプロスへの軍の駐留」認められていて、トルコ軍による1974年の介入、占領も違法・・・というかは微妙なところがあります。)
がありますが、パスポートの表紙を見せるだけでOK。少し歩くと、左手に北キプロス・トルコ共和国のイミグレがあります。ここで、パスポートを出すと、別紙のビザ用紙をくれ、名前、パスポート番号、国籍を書いて提出すればOK。パスポート番号は登録しているので、「出国」時にこの別紙を持ってないと、面倒になるかも・・・。もちろんパスポート本体にスタンプを押してもらうことも可能です。

 北ニコシアで宿を取り、南ニコシアの観光に行くために、一時間後に検問所へ。北キプロスのイミグレで別紙とパスポートを出すと、出国スタンプを押して、別紙を返してくれます。南に行くと先の警察がありますが、表紙を見せるだけでOK。

 ということで、一日何度も行き来しても、問題ないみたいでした。その日はもう一度北に「再入国」して、北ニコシアのホテルに泊まりました。翌日に「北に一泊して南に戻っても大丈夫か、?」を確認するのと、南ニコシアのナンドス(南アフリカ起源のチェーンレストラン)で食事をするために再び南に越境。何も問題なし。
都合三度通りましたが、現状況では、日本パスポートなら行き来自由。というところか。おかげで、「別紙」は三枚手元に残りました。

 結局、北は国家の体裁を整えるため(?)イミグレにこだわっているものの、キプロス共和国は全くこだわってない。・・・・ただし、キプロス共和国の重要なルールとして、「キプロス共和国の入国印がないと、キプロス共和国を出国できない。」というのがあります。(これは明文化されています。)よく考えれば当たり前なのですが、北キプロスに「不法入国」して、キプロス共和国から出国することはできません。注意が必要です。

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2件のコメント

  • 僕は追い返されましたが、たぶん通れたと思います。

    南キプロスから北キプロスへのゲートで追い返される@グリーンライン/ニコシア/キプロス
    http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/across_asia/green_line_gate.htm

    1996年の話です。
    僕はグリーンラインを通れませんでしたが、
    意地悪されたのだろうと考えてます。


    みどりのくつした

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  • 13/03/03 10:01

    北ニコシアの宿について

    私も4月末にキプロスに行く予定なので興味深く読ませて頂きました。
    ニースからパフォスに入り、パフォスからクラフクへ飛びます。

    ニコシアには2泊の予定ですが、差し支えなければ北ニコシアで泊まった宿の感想と価格を教えて頂けないでしょうか。

    別紙が回収されないのはいいですね。

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    Re: 北ニコシアの宿について

     poko44さん、こんにちは。

     私はパフォスに行きそこないました。ラルナカに一泊したのが敗因で・・・・リマソールとパフォスとその間とトロードスをうろうろ。あたりが、一つのコースですね。

     宿は「宿編」を書こうと思っていますが、ニコシアでは歩き方にも出ている「サライホテル」に泊まりました。最初、一泊65ユーロとか言うので、ばかいうな。と思ってたら、三泊するというと52ユーロ=120トルコ・リラ(全て込)になり、OKしました。(今はオフシーズンです。念のため。)このホテルのいいところは、カジノ用のけばいネオンサインがビルの上にあり、街中のどこからでも、場所の確認がしやすい。ことです。部屋は普通、バスタブはないですが、お湯はきちんと出ますし、併設カジノが24時間やってるので、警備員が必ずいて安心です。

     が、どこにいくかにもよりますが、宿はギルネ(キレニア)に取った方が選択肢が多くていいです。ニコシアまでミニバスで30分、マグーサ(ファグマスタ)も一時間程度なので、リゾート地化しているギルネの方が何かと便利そうだ。というのが感想です。実際に泊まりはしなかったのですけど・・・。良いご旅行を。