旅行記をぼちぼち書こうと思ってますが、まずは飛行機。
今回も仕事の都合で、旅行計画を立てだしたのが出発の10日前。UAのマイレッジのアワード航空券のヨーロッパ行きはコスパが悪いのですが、今回はキプロス島の事情と懐具合から、アワードで探すことにしました。
目的地のキプロス島は決めていましたが、見どころが全島(?)にまたがるので、行きがラルナカin、帰りはレフコーシャ=エルジャンout。往復でこのような航空券は買えないので、やはり、スタアラ・アワードが頼りです。
昔のUAのウエブサイトは自社便についてはネットでアワードの予約、発券はできたのですが、今は他社便のアワードも予約、発券ができるのですね。しかも、片道発券にも対応。検索システムもトータル
時間等も表示され、なかなか優秀。さらに、駅すぱあとで時々あるような、「なんでそんなルートを探すの?」という面白さもあり、楽しめます。
探しだしたのが遅かったせいもあるのかもしれませんが、セーバーアワードで、行きがトルコ航空で東京、イスタンブール経由でアテネ。一泊して翌日のエーゲ航空(イージーアン・エアラインズ)で
キプロス共和国のラルナカ。帰りは北キプロスのエルジャンから、トルコ航空(子会社のアナドルジェット
がTK便名で運航)でアンカラ、ルフトハンザでアンカラからミュンヘン、全日空でミュンヘンから東京。ということになりました。帰りのルフトハンザは余計ですが、こうなったらとことん飛行機を楽しみましょう。
UAは何事もなく発券してくれましたが、・・・・
1.キプロス共和国は自国に入国して、北キプロスからの出国することを「違法行為」と見なしている。ギリシアもそれに準ずる可能性がある。なお、ギリシアはシュンゲン協定国だが、キプロスはシュンゲン協定国ではない。
2.北キプロスは、キプロス共和国入国者を問題なく出国させてくれるだろうか?ついでにアンカラへは、「国際線」になるはずなので、そうなるとどこを出国することになるのか・・・・
成田空港のトルコ航空カウンターでは、イスタンブール、アテネ、ラルナカの三つの搭乗券を発行してくれました。アテネまではともかく、翌日のエーゲ航空の搭乗券まで出してくれるとは・・・・しかも、「トルコ航空発行のラルナカ行搭乗券」というのは「大韓航空発行の平壌行搭乗券」に近いノリがあり、この辺は、「企業は国境を超える」のか・・・
トルコ航空は幸運(?)にも、非常口の席になりましたが、CAが若くて美しい。特に担当してくれたCAは目があうとドキドキするくらい。・・・・エンタメは30本近い映画はすべて、日本語に吹きかえられていて(もちろんオンデマンド)、いまどきのエコノミーはこんなものかとすっかり浦島太郎でした。夜食も鮭のコンビニおにぎりを数十個、サンドイッチも用意されていて、食事の時に187CCワインを合計三本を空けたのですが、夜中にさらにジントニックを作ってもらいました。ということで、もちろん定刻に着いたということもありますが、いっぺんにトルコ航空のファンになりました。
イスタンブール空港は一時間ちょっとの乗継でしたが、この空港も縦長で最悪・・・の空港。延々と歩きます。しかも、トランジットの入口がわかりにくく、注意が必要。アテネ行きはby busで、しかも一番端の304ゲート。ギリシアとの仲の悪さを象徴してるみたいです。歩き方によると、アテネ-イスタンブールは日に4便。だそうですが、掲示板を見ていたら確かにそんな感じです。そうこうしつつ、搭乗時刻が来て乗り込みます。それでもほぼ満席。機内では軽食だけで、聞いてみましたがさすがにアルコールはない。とのこと。
ギリシアのイミグレは第一の関門で、もし、帰りの航空券を出せ。と言われたら・・・そんなことは90%ないと思っていましたが、無事通過。パスポートチェックだけです。あのへたっびな飛行機の絵のEU共通入国スタンプが押されました。
翌日のラルナカ行きのエーゲ航空チェックインカウンターでトルコ航空の搭乗券を見せるとこのままでよい。とのことなので、そのままチェックイン。非シュンゲン国に行くので、イミグレを通り出国。当然問題はなし。
一時間ちょっとの飛行時間なのでサービスが云々というほどのことはありませんが、機内誌を見ていて、ギリシア語ではイスタンブールのことをコンスタンティノポリ(コンスタンティノポリス)ということを知りました。ビザンチン時代の言い方をしているとは・・・・。ちなみにこのエーゲ航空のGPS画面は、今、どこの島の上空を通っていて、近くに見える島はどこの島か立体的に分かるすぐれもの。きっと、CAにあの島はどこか?しょっちゅう聞かれるから、開発したんだろうなあ。