Re: 大地震でこれだけの被害が出ているのに何故行かないのか！

海外で大地震などの災害が発生した時に、日本の救助隊の出動が遅いということですが、自国の事情と相手国の事情があると思います。

四川大地震の時、治療する医師を中心に送った日本より、治療に必要な物資を送ったドイツの方が評価されたという報道がありました。
外国でも国内でも会社などでも同じですが、部外者の応援を受け入れるときには双方に準備が必要です。応援隊のメンバー選定、選定したメンバーの代替者の選定。応援先の宿舎、食事、移動手段、交渉担当者の選定・・・ですが、これが大変なのです。相手が外国では通訳、風習・・・なおさらです。
災害発生時のニュースでは表面的な救助活動が報道されますが、その救助活動をスムーズに行なうためには、裏方の仕事が必要です。救助活動が成功するかどうかは、この裏方次第といっても過言ではないと思います。

また、救助隊などの組織を即時に出動させるためには、専任の膨大な組織、相当な費用が必要で、そのための負担を覚悟する必要があります。しかし、八ッ場ダムなどの報道を見ると今の日本人に簡単に支持されるのか疑問があります。

自分は負担がある程度増えても海外での災害援助に反対ではありません。
しかし、災害発生時の救助に関するニュースを見ている時に疑問を感じる事があります。それは、被害者達が自ら片付けなどの行動もせず、ただ配給される食糧、衣料品を待ち、それらを奪いあっている光景です。
こんな光景を見ると援助慣れに貢献しているのではないかと。