レポート

新彊ウイグル自治区ヤルカンドは蟻地獄?

公開日 : 2012年10月03日
最終更新 :

先日、新彊ウイグル自治区の旅から帰ってきましたが、ヤルカンドでひどい体験をしました。
カシュガルからバスでヤルカンドのバスターミナルには2時頃に着きました。
時刻表がないので翌日のホータンへのバス時刻を聞こうと思って窓口に行ったら大行列。仕方なく並んだのですが、これが1時間たっても全く進まない。進まない原因は3つありました。
①最前列にいても横からの割り込みが多く、しかも窓口職員はその割り込み客に切符を売っている。
②その割り込み客はダフ屋で20枚30枚と買う。そして1つ買っても側にいる他のダフ屋の注文を聞いて引き続き大量の切符を買うため、いつまでもそこにいる。
③窓口職員は時々切符を売るだけで、ほとんどの時間は他の仕事をしているか全く何もせずおしゃべり。
こういう状況で結局4時間待っても列は進みませんでした。
翌朝早く行ったら営業開始前から長蛇の列。そして窓口が開くと前日の繰り返しです。
私はバス会社の公安のような人に頼んでようやく切符を買うことができましたが、全く異常な状態でした。
なお、こんな経験はヤルカンドだけで、他の町では駅でもバスターミナルでも問題なく切符を買えました。

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2件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    12/10/03 21:23

    貴重な体験をしましたね

    地方都市に限らず大都市でも民族大移動の時期なるといろいろな光景に出っくわします。
    最近は中国人も並ぶことの学習機能が徐々に浸透してきましたが
    それでもその時期にはなべ釜まで荷物を抱えてバスに乗る際も我先に、
    座席指定のバスでさえ荷物の置く場所の確保なのでしょうか・・・

    気の弱い私を見かねて係員が他の客を抑えて乗せてくれたときなど思わず「謝謝」を
    口にしてしまいます。

    何せ人口が日本の10倍、皆さん人を押しのけてまで生き抜く知恵を持っているのですね。

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    Re: 貴重な体験をしましたね

    私は国慶節の連休の前に帰ってきたんですが、この民族大移動の時期なら、本当にいろいろな光景が見られたことでしょうね。
    そう言えば前回の旅行の際、ウルムチのバス停で多勢の乗降客に弾かれて、いつまで経ってもバスに乗れない若い女性がいたのを思い出しました。気の弱い人は生きていくのも大変ですね。

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  • バスターミナルや駅の切符売り窓口

    地方都市の街では今でもよく見かける風景です。

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    Re: バスターミナルや駅の切符売り窓口

    そうなんですか⁈ 北京や上海は何度か行ってるんですが、新疆は25年ぶりでした。
    その時はウルムチ、トルファン、敦煌、嘉峪関、酒泉を訪れたをですが、こんな目には合わなかったので、今回は本当にビックリしました。

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