思いついたことなど

えーと、まず遺跡ですが、数が膨大なので、よほど思い入れがあるか
その道の研究者でもない限り、そのうち飽きてきますよ。
要するにどれも、壊れた石の柱、崩れたレンガの壁なんです。
バスで町を通っている間も、あちこちでそういうものが目につきます。

この間バスで話しかけて来た現地の女性は「ローマは永遠の都だと言うけど
工事も永遠なのよ」と言ってました。
つまり掘り返せば何か出るので、地下鉄工事などがなかなか進まないようです。

一般にはフォロ・ロマーノとパラティーノを見て、時間と興味があれば
ハドリアヌス帝の別荘跡がお薦めです。
ただこれは郊外のティヴォリにあるので、たぶん１日つぶれます。
行くのなら、エステ荘と合わせて見るといいでしょう。
月曜がお休みのはずです。
オスティア・アンティカも月曜がお休み。

カピトリーノ博物館のどちらだったか、上の階からフォロ・ロマーノがまともに見下ろせます。
ほぼ全体が見渡せるちょっとした穴場です。

コロッセオは現在、アレーナと観客席の一部が復元されています。
ここの切符売り場は混むので、フォロ・ロマーノかパラティーノで買った方がいいでしょう。
共通券です（３日間有効だけど、１回しか入場できません）。

宿は、できるだけ交通の便利な場所に取った方がいいと思います。
安くても不便な場所だと、街に出るのに時間がかかるし
町歩きの途中で疲れたときに、ちょっと戻って一休みも難しいですから。

ただイタリアの大都市のホテルやレストランは、滅茶苦茶に高いですからねえ。
支払ったお金に見合っただけのものが得られない、という不満はあるかもしれません。

国立博物館は、４つの分館の共通券です。
つまり１枚のチケットで、それぞれに１回ずつ入れます。
こういう切符が結構あるので、二重に支払うことのないように確認したほうがいいでしょう。

地下鉄・バス・トラムの共通券もお薦めです。
１日券、３日券、１週間券などがあり、その間は乗り放題です。
これの良い点は、いちいちキオスクやタバッキで乗車前に買わなくても
乗りたいときにすぐに乗れるということです。
最初に乗ったときに刻印すること（地下鉄は改札を通すことで刻印されます）。
買うときは、駅のキオスクなどで英語で大丈夫だと思います。
自動販売機もあるけど、あまりお勧めしません。壊れてることがあるし
モタモタしてると親切ごかしで妙な人がやって来たりするので。

多分ご存知だと思いますが、スリや置き引きなどの軽犯罪は日常茶飯事です。
観光客をカモにする人たちもたくさんいますから、充分に気をつけてください。

楽しい旅になりますように。