現在、ちょうど開催中であるバイロイト音楽祭。私はこの方面には興味はないのだけど、先日、手に入れたJTBのパンフには、
http://www.royalroad.jp/live/topics/20120112.asp
下の赤字のところと同じ文言が書かれている。ところが、
http://www.music-his.com/modules/content01/s12_08.html#ctop
昔、バイロイト音楽祭でトラブルを起こした某社は
http://blog.ytk.co.jp/music/index.php?ID=64
この「さまよえるオランダ人」のニキティンと言う人が、例のハーケンクロイツの刺青で追放になった人だそうだけど、この「ワーグナーを楽しもう。」という催しは、確かに現在のドイツの催しの中では一番危ない(?)気がしないでもない。と言ってもメルケル首相も初日に鑑賞しているし、この音楽祭のチケットの取りにくさはご存じのとおり有名だし。・・・・
で、本題に戻ると、五月にオペラ座のガルニエ宮で「ザ・カブキ」の公演をした東京バレエ団の「おみやげ」が送られてきました。本公演、文化庁の補助金が大きく減っているということから、一口一万円以上で寄付を募ったところ、170人以上からの寄付が集まり・・・・・この数字をどう見るかは難しいけど、欧州情勢を見て危機感を持っている人も多いのかも知れない。・・・「出資者」に対する報告会と「おみやけ」送付がありました。(ちなみに公演期間中にはダンサーのサインの入った絵ハガキがパリから送られてきました。・・・)おみやげと言っても、公演の舞台裏を撮ったDVDと本公演のプログラム、なのだけど、ガルニエ宮の中の稽古場、楽屋など、バックステージツアーでもここまでは見られないんじゃないか。という映像があって興味深い。あそこの舞台は五度の傾斜が付いているそうで、これがすごく踊りにくい。とダンサーが口々に言うのだけど・・・・観客席から見たら分かるそうですが、これも行ってみないとねえ。
ホワイエでの記念立食パーティの映像も・・・・ガルニエ宮とかって、どんなところからケイタリングするのでしょうね。・・・・東京文化会館も新国立劇場もホワイエでのパーティに出たことがあるけれど、前者は東京会館がやってるし、後者は劇場のイタリア料理屋さんが担当しているけど、どちらもそこそこ料理はきちんとしている。・・・・きょうび「ホテルの立食パーティ」と言っても、料理のおいしさはあてにならないし・・・・。案外、地方のこじんまりしたイタリアンやフレンチのお店のケイタリングがしっかりしていてびっくり。ということもありますしね。ガルニエ宮のパーティのケイタリング・・・・興味しんしんですけどね。
プログラムは・・・表紙を開くとシャネルの広告。シャネルの広告が出ている日本の雑誌、冊子はくさるほどあるけれど、やはり、「本場」ですしね・・・ページをめくると、私が時々引用するフランスの銀行「ケス・デパーニュ」の広告があり、やはり、おフランスねえ。といちいち感心。・・・その次のページはアウディ/パリ・エ・イル・ド・フランスの広告。日本みたいに「ジャパン」で一つでなく、「東京トヨタ」みたいに地方ごとにあるのね、どうでもいいけど。感心するのは、企業スポンサー欄を眺めると、フランスの大手銀行は全て入っていること。あれだけ「経営危機」でも(上記ケス・デパーニュの持ち株会社は欧州銀行監督局より31億ユーロの資本不足を指摘されていました。)オペラ座を支えていこうという「心意気」を感じます。スイスやドイツの企業も入っていますが、日系企業はなし。・・・・
で、全文、フランス語。東京バレエ団の団員プロフィールは英訳さえ見たことがないのに、仏訳が手に入ったのはいいことかも。忠臣蔵、作曲者の黛敏郎の説明もありますが、これも仏語。新国や東京バレエ団のパンフには一応、簡単に英語の説明が付いていますが、そんな「容赦」はしてないですね。ちなみに東京文化会館は「Theatre Bunka Kaikan de Tokyo」と表記するそうで・・・・・
とは言え、夏休みを取る見通しの立たない中、久しぶりにおフランスの雰囲気に浸ることができました・・・。