先日、東京方面に出かけることがあり、青森から寝台特急「あけぼの」で行きました。寝台列車は何年ぶりでしょうか。青森~上野の夜行寝台はこの「あけぼの」しかないのですね。私のような40過ぎの道産子は、青函連絡船と青森からの夜行寝台で上野、そして京都に向かう修学旅行でした。「あけぼの」の乗車率は、3割程度。さすがに東京から青森、秋田方面へは新幹線で4時間くらいなので、新幹線利用となるようですが、以前はもっと利用者がいたような記憶です。本当に、どこにいっちゃったんだべと思いました。青森から、アルコールを片手に駅弁を食べながら、岩木山をながめ、弘前、大館、秋田方面へ。眠くなればB寝台にごろんと横になり、ふと目を覚ませば村上駅。こんな感じで翌朝、7時前、上野に着きました。約12時間の寝台特急の旅でした。上野に着けば、駅員の肉声で「うえの~、うえの~」のアナウンス。「みちのく」といえば、東北地方の人に怒られるでしょうが、時代は変わっても、大事にしていきたい旅情ですね。