ちょこちょこ目にする年末年始やお盆にハワイに行く際、日本では、価格が非常に非常に高くなる。それを多少なりでも安くする(もしかしたらかなり安くする)為に韓国やバンコクなどで発券したハワイ行チケットで格安に正月、お盆でもハワイに行っているという話を見聞きします。このような方法が本当にできるのか?具体的には、どういう流れなのか、詳しい方教えてほしいです。
シーズナリティーを避けるための海外発券 は、以前から、海外発券の 重要な要素の一つでした。 ただ・・・ハワイですか? これは、国内から出る場合と、 海外発券なら、発券地までの日本からの 往復と発券地からのハワイへの往復とを比較しなけれな 意味がありません。 さらに、時間と言う重要な要素を無視することはできません。 これは盆暮れに価格が高騰するということは、日本人がこの時期しか 海外に出かけられない、または出ようとしないという、敢えて誤解を 恐れずに書けば、”自業自得”の結果なのです。実際は、 仕事を休めない、または休むことに罪悪感を発生させやすい職場環境が あるからと、子どもが居れば、学校の休みに合わせないと行けないと いう、真っ当な親の感覚のなせる業。脱線しましたが、 発券地まで出かけるのに、金もそうですが、時間が掛かります。 いくら、国内から発券地まで飛んで着いたあと一時間後に、 ホノルル行きのフライトがあるからと言って、それに乗る訳には 行かないでしょう。ですから、単純な合計以上に時間が掛かるのです。 //www.skygate.co.jpで比較してみましょう。 12月29日発で、中国東方航空¥ 159,300、アシアナ航空¥ 216,000、 全日空¥ 236,400、ユナイテッド航空 ¥ 276,700、 これが3日なら、ユナイテッド航空¥ 55,400、全日空¥ 55,400、大韓航空¥ 75,500 実際の価格は、中国東方航空で表示のプラス4、アシアナで5、全日空で6.5万円。 確かに、これを雲泥の差と言うのでしょう。差だけみれば、10~20万円。 ならば、ソウル往復。 アシアナの出発が22時なので、別切りということもあるので、 少し前に着く。 OZ 103 NRT 1330 ICN 1610 HA 460 ICN 2200 HNL 1100 NRT-ICN往復が、NHでもJLでも3-4万円程度。表示価格の+1.5万円程度なので。 4.5万円としましょう。 HAで探すと、Sat 12/29 $1028.60ですが、前日ならFri 12/28 $543.60、 Thu 12/6 $500.60などもあり、単に土曜日だけが高い。韓国も旧正月なので、 ピークではありません。帰りは、Thu 1/3 $531.70なので、このまま。 行きは一日ずらして、28日にして、Total Air Travel Cost (USD) $1,075.30、 約8万円。日本からだと12.5万円ですね。 韓国のエアラインは、ソウル発券は自国民専用みたいなので使いにくいのですが、 ううう、時間がかかる・・・。 しかもIEに特化。駄目だな、韓国のサイトは。 OZで28日発が、SPECIAL DISCOUNTED From 1,100,000won これではとれないので (多分満席)、NORMALにすると、Total fares : 2,389,600wonなので、164165.52YEN 1,100,000won のが取れても1万円程度の下落。確か、韓国エアラインは、日本から をむしろダンピング気味で売り、客を根こそぎ持って行く戦略のように記憶して います。OZだったら、むしろ高く付くし、別切りなので、乗り継ぎリスクが 発生します。 先のskygate.co.jpも28日なら安くなります。なら、一度戻って、 28日、アシアナ航空¥ 140,000(¥191,280)、大韓航空¥ 168,800(¥214,060)。 結局、HAなら、安くはなるようですが、少なくともOZは変わらないか、むしろ高くなる。 後はKEとLCC(日本とソウル)ですが、LCCでは一泊が必要になるかも知れません。 時期的に、ハワイとソウルの格好を同時にこなすのはきついものがあり、 一泊は勧めません。最近は、暖かいのですが、それでも夜明け前には 零度を大きく下回ります。 バンコクはさらに大変です。ソウルは少し戻るだけで、あとは直接飛べますが、 バンコクになると、燃料と客の関係で、直行ができない。全て日本(成田 か羽田)経由になります。バンコクとハワイとを同時に楽しめるかも知れませんが、 そもそも客層が異なります。多分、バンコクの高級ホテルを知ってしまうと、余程 高級な宿、それも離島のそれでもない限り、ワイキキの宿では満足できないでしょう。 食事も天と地との差があるし・・・。 最大の問題は、金額よりも時間、それに飛行時間。ファーストやビジネスなら 耐えられるかも(でも連続はご免こうむりたい)知れませんが、エコノミーで 連続フライトをこなすのは地獄です。それに、バンコクもハワイも堪能できるだけの 時間があれば、そもそも人が集中する12月末には行かないでしょう。