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ルーマニアの村の嬉しい体験。

公開日 : 2012年06月16日
最終更新 :

モルドヴァ地方の5つの修道院巡りを終え、4月15日の日曜日の朝、
バトラ・ドルネイのペンションを出発した。
この日の移動はトランシルバニア地方のビストリツァの町までで、
距離も60キロ余りと近い。

2連泊したペンションの朝食では、今朝は赤く塗ったゆで卵が出てきた。
今日は、ルーマニア正教のイースターなんだ!と思った。

今日は、急げばアッと言う間に着いてしまうので、街道の村々を眺めながら、
ゆっくりとレンタカーを走らせていた。
しばらく行くと、Poaina Stampeiという名前の、ごく小さな村を通りかかった時に、
お洒落した小さな子供がお母さんと道を歩いていて、近くの民家に入って行く。
またつぎのお洒落した子供も、同じように別の民家に入って行く。
手には小さなバスケットを持っている。


何だろうと、車を路肩に止めて、民家から出て来た女の子のバスケットの中を覗くと、
赤く塗ったタマゴと絵を描いたタマゴが入っていた。
可愛いなー!と思っていると、それを見ていた民家のオバアサンが、
家に入るるよう手招きしてくれた。

家の中は広くは無いけれど、ルーマニア刺繍で飾られていた。
そして、お菓子や飲み物、そしてサルマーレというルーマニア郷土料理なども出してくれた。
イースターなので、料理は作ってあった様だ。
ご馳走になっている間にも、着飾った別の女の子が、
バスケットを持ってタマゴをもらいに来た。

午前中だったので、出された料理も少ししか食べられなかったけど、
お礼を述べて、オバアサンの家をあとにした。
オバアサンの夫は既に亡くなり、一人暮らしだと、壁に掛かった写真を差して言った。

オバアサンと言っても60代半ばで、実はうちのカミサンと同い歳でした。
見ず知らずのアジア人のぼく等夫婦を、快く迎え入れてくれたオバアサン。
とても良い旅の体験が出来て、感謝します。

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1件のコメント

  • Re: ルーマニアの村の嬉しい体験。

    前のトピと共に拝見しました。

    ルーマニアの方々って優しいですよね。
    我々中年夫婦にも2人(2組になりましたが・・・)のルーマニア女性の友人がいます。

    一人はアマチュア無線仲間主催の「国際交流会(BBQ)」で知り合った日本の大学院へ留学していた「女医」です。  (我々の勤務地と同じ都市に住んでいるのでよく食事をしました。)
    今では日本人のご主人と男の子が居ますして、今年3月にはルーマニアからお父さんも遊びに来たので久しぶりに会いに行きました。

    もう一人はその女医の「姪」で、日本の国際大学院に来ていた4年間の休みにはよく我が家へホームステイに来ましたので、我々を「お父さん・お母さん」と呼ばせています。
    やはり日本人のご主人との間に女の子がいまして、今ルーマニアからお母さんが来ていますので、先週こちらも久しぶりに会いに行きました。 (ご主人も我々を「お父さん・お母さん」と呼びますので、女の子は我々の「孫」です・・・o(^-^)o)

    私たち夫婦は2006年に「姪が帰国していた時」にルーマニアまで遊びに行きました。
    素朴で親切なルーマニアの方々でしたが、外国の大企業(我が国も)が進出していて・・・o(>_<)o

    翌年は二人の結婚式(日本)で司会をさせられてしまいました。  (色々思考を凝らしました・・・o(^-^)o)

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    12/06/17 13:18

    素敵な関係

    楽しい国際交流になっていて、羨ましいです。 
    外で会うよりも、家に行く、来る、この関係の方がズーッと親しい関係になりますね。
    さぞ楽しい事でしょう。
    ぼく等夫婦も、そんな交流が好きです。

    ルーマニアは7~8年前から行きたくて、ガイドブックを買って見てましたが、
    西欧化の遅れで、宿のトイレシャワー設備や、交通手段などの旅行環境が整っているか、
    危なくないか、など色々と心配して二の足を踏んでいました。

    でもそろそろ行かなくちゃと思って、
    今回行ってみて、とくにマラムレシュ地方の農村風景や田舎が最高に良かったです。
    でも、西欧化の波が押し寄せていて、神秘的な田舎も、いまが最後だと思えました。


    ペンションはあちこちの村で建設ラッシュだし、
    車社会が押し寄せて、荷馬車と車が交錯している状態も間もなく終わりそうだし、
    衣服も、中年以上の女性は黒いヒダ・スカートだけど若い女性はジーパンで、
    ちょうど日本の日常の着物文化が消えた頃のようでした。

    消えゆくノスタルジックな風景でした。
    最後までレンタカーを使うかどうか迷いましたが、結果的には自由なレンタカーの旅で、田舎を堪能出来ました。。

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