カンボジア国境、越境手続き共通化スタート［運輸］
http://nna.jp/free/news/20120614thb018A.html
タイはカンボジアとの間での越境通行の円滑化を推進する。同国と締結している、大メコン圏（ＧＭＳ）越境交通協定（ＣＢＴＡ：Cross Border Transport Agreement）に基づく通関手続きはきょう14日、正式にスタートする。
当面は、両国双方が車両40台に越境交通の事業権を付与する（クオータ制）。カンボジアは30台をバス、10台を貨物輸送トラックに、タイは10台をバス、30台をトラックにする。８月からは両国間を結ぶ国際バスを運行する。ルートは、バンコク～シエムリアップと、バンコク～プノンペンの２路線。
ＣＢＴＡは、ＧＭＳの経済発展に向けた交通・物流環境の整備を目的として、従来は両国で別々に行っていた通関・出入国手続きの一元化や旅客交通、国際通過貨物の取り扱いなどに関する制度の共通化を目指すもの。両国は2005年７月に、ＣＢＴＡについての覚書（ＭＯＵ）に調印している。
ＣＢＴＡ実施にあたり、チャルポン運輸相が14日、東部アランヤプラテートでカンボジアのトラム・イブ・テック公共事業運輸大臣、アジア開発銀行（ＡＤＢ）の代表とともに、式典を開催する。
