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バラの谷で安らかに、

公開日 : 2012年06月12日
最終更新 :

4月15日ルーマニアを旅行中に、
4月末にブルガリアでお会いすることにしていた高田遼さんんが、
突然亡くなったというメールが入りました。

高田遼さんご夫婦は、10年ほど前にブルガリアのバラの谷・シプカに移住されて、ホームページも作っていました。その後に転居して、バラの谷のカルロヴォの町から15キロほどのカラヴェロヴォという村に、家を買って住んでいるとのことでした。

どんな方でどんな暮らしをしているのだろうと、お会いするのを楽しみにしていましたが、2週間後にバラの谷を訪れたときには、そのままカラヴェロヴォ村に葬られたと聞きました。
奥さまは葬儀のあと始末で不在でしたが、訪問する予定で地図を持っていた私は、レンタカーでカラヴェロヴォ村を訪れ、村の端っこでその先は広大な畑が広がる高田さんの家の前で、黙とうをして帰ってきました。

リタイア後に海外に行き、そこで暮らして人生を終えるという生き方は、私には理解できませんが、そんな方も居るのだなーと、遠く思いを馳せました。

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3件のコメント

  • 12/06/13 08:03

    医療のこと。

    ブルガリアの大使館情報では、ブルガリアは医療体制が未整備なので、病気になったらとにかく首都ソフィアで治療を受けるように勧告しています。 個人旅行では自分で身を守らないといけないので、その心づもりをして出掛けました。

    高田さんの状況を聞くと、具合が悪くなって町の病院に行ったけど自宅に返され、翌朝亡くなった様です。 これを聞くと、医療体制のことが大きく影響したと思えて、残念です。

    なお、奥さまは一人でもブルガリアに残るように聞いています。
    バラの谷では、ちょうどいまバラが一面に咲き誇っている事でしょう。

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    Re: 医療のこと。/なるほど。

    kiyaさん、ご返信ありがとうございました。


    これを読んでちょっと思い出したことがあります。
    もうずっと以前、こちらに度々書き込みをされていた、たぶん若い女性でいらしたと思うのですが......
    その方が東欧だかをまわっている最中に体調を崩されたのですが、
    「ここではだめだ、とにかくドイツの病院へ行かねば!」の一心で、我慢して我慢して這々の体でドイツまでたどり着いて病院に行かれたような、そんなご報告をされていたと記憶しています。

    そのとき、なるほど、こういう考え方、判断があるのだな、と、とても強く印象に残りました。
    旅をしている過程では、そういったちょっとした選択が、ときには命をも左右するかもしれませんね。


    亡くなられた方は、しかし、旅人ではなくそこに、文字通り骨を埋める覚悟でいらしたのでしょう。
    薔薇の谷、きれいでしょうね。



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  • Re: バラの谷で安らかに、/ご冥福をお祈りします。

    kiyaさん、
    会うのを楽しみにされていましたのに、残念でしたよね。

    しかし、その方が想いを託された地を見て来られて、何よりの追悼だったのではないでしょうか。
    愛した地で生涯を終えられたのはお幸せかと思います。

    残された奥さまが、その後も引き続きそこにお住まいになるのか、日本に帰られるのか.....
    >リタイア後に海外に行き、そこで暮らして人生を終えるという生き方は、私には理解できませんが、
    .......
    いずれにせよ、夫婦で赴いたときはともかく、ひとりになり、高齢になり、体が不自由になり、したときの選択をどうするか、考えてしまいますよね。


    しかし、日本の国内にいても、充たされない想い、というのがあるのは理解できる気がします。
    そこまで愛するものがあるのはお幸せなことですよね。

    ただ漫然と老いを迎えつつある我が身を省みてそう思います。



    心からご冥福をお祈りいたします。

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  • 御冥福を

    この話、こんな顛末になるとは。あのとき、体調を崩しているのでは、とは、ちょっと思ったのだけど。

    でも、それはそれで、幸せな最期じゃないのかなぁ。藤田の話もほかで出ていたが、心静かな余生なんて、いまのこの国では不可能だもの。

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