ハワイにて 10年くらい前ですが、ハワイのモアナサーフライダーのバニアンテラスで朝食を取った時のこと。 さすがに日本人客が多いのか2種類のバッフェメニューがあり、それを日本人に分かるように「○○ Vikingと×× Viking・・・」とウェイトレスさんが説明。はっきり記憶がないのですが、家族で行ったので日本語メニューで、それにもバイキングとあったような気がします。 「Which Viking is strong?」との私の下手なジョークにも、でっぷりとしたおばちゃんウェイトレスは大笑いしてくれました。 懐かしい思い出です。
代用できる表現がなかったから? ハワイでもバイキング と言っていたのですか。 たしかに、普通の日本人の旅行者に buffet と 言うよりバイキングの方が通じますからね。 フランスでは、ヴィキング になるから、同様の ことは起きないでしょう。 振り返って、なぜ、1つのレストランの名前が 普通名詞化するところまで普及したのでしょう。 私の理解は「ほかに代用できる言葉が存在し なかったから」です。どんなもんでしょう。 「画像はイメージです」が誤用であることは 自明でも、代用できるうまい表現が見つからない のです。
推測ですが おそらくハワイ、それも日本人の宿泊、利用率が高いホテルでの事情だと思います。フランスの事情はわかりませんがおそらく発音だけの問題ではないような気がします。 ひとつのホテルといっても帝国、そして村上シェフということが、いちホテルの呼び方が広まったではないでしょうか。帝国とヒルトンから多くのホテルマンが戦後育ったと聞きました。また、東京オリンピックの為に日本中から洋食の料理人を呼び寄せて教えたのは村上シェフ。 それまでバッフェスタイルの食事というのが、日本人にほとんど馴染のないものであれば分かりやすいようにイメージできる”バイキング”という言葉を使ったのではないでしょうか。スウェッディシュボードっていうんですか?それでは50年前の日本人の表現としてそのまま持ってくるのは難しかったのではないかと思います。ビュッフェっていうのはいつくらいからあったのでしょうね。これも新幹線などの鉄道の食堂のひとつの名称になってしまいわかりにくいし・・・。 クーラー、ビール、Gパンなども戦後に広まったんでしょうか。また、最初に開発したり普及させたメーカーの商品名がそのまま一般的に使われたりすることもありますよね。