05/10/15 12:50

賠償と補償は異なります

賠償は過失のあった場合で、これは航空会社がすでに負っていると
考えられます。恐らくビジネスクラスにアップグレードでしょう。
行き先が何処かはわかりせんが、通常考えられるのは欧州か豪州
ですね。片道とは言えアップグレードは、安く出している航空会社
でも最低10万円の差額、日本の航空会社なら往復で60-70万円なの
で、客側からすれば幸運だった言っても過言ではないでしょう。

問題は補償のほうで、私が少し濁して言った「評価がわかれる」と
いう点がここにあります。ある意味では些細なことまで補償の対象
になってしまい、その対策がとりわけ中小の旅行会社の負担となっ
ていることです。これに関しては、論点がずれるので、ここでは
言及しません。問題の件が、補償の対象になるか否かは正直わか
りません。恐らくなると思います。欧州に早朝着けば、深夜まで
には半端でない観光が可能です。例えば、ドイツならライン川下り
とか。

さらに複雑なのは、出発前に条件提示をしたことです。
「無償でキャンセルできるが、旅行を続けるのなら、文句は言わ
ない」と極限化すれば、こういう条件を飲んだことになります。
出発数日前ならば、これは有効とみなされる(あくまで裁判で
ですが)でしょうが、前泊してその翌日にホテルに缶詰にされた
状態が「正常な判断ができる」状態かというと、難しくなるでしょ
う。あくまで司法の判断ですが。

一応、正確な情報を先にあげた機関に出してみて判断を仰いだら
どうでしょうか?勿論、そこでの判断で終わりにすべきで、不満
でも裁判はやり過ぎです。旅行会社にはほとんど非はないのです
し。本来、面倒なことで通常業務を滞らせるべきではないとの主旨
から、補償を金銭ですることを明文化しようとしたのでしょうが、
却って負担が増しているような気がします。今の制度は。

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