コンチネンタル/イングリッシュ、コンチネンタル/アメリカン それとカウントリーブレックファスト 

昔 と言うことは第2次対戦前のヨーロッパ旅行の経験者のオジサンたちは パリなどのホテルの、つまり赤ん坊のおケツパンとミルクコーヒーだけの朝食をコンチネンタル、ロンドンでの豪華な朝食をイングリッシュブレックファストと呼んでいた気がします。 昼飯、晩飯の調整をする朝食とこれを食わないと飢え死にをする朝食なんだそうです。

戦後アメリカン人がヨーロッパの観光地に溢れると コンチネンタルとアメリカン(朝食に玉子がつくか、つかないかがポイントの田舎料理?)と日本での言い方が変ったのだとか。

ところでアメリカの各地のホテルではその当時(いまも?)はコーヒー+デーニッシュ、クロワッサン+玉子料理がスタンダードで いいホテルに行くとイングリッシュブレックファストに近い豪華朝食があって、確かこれをカウントリー・ブレックファストと表示していた気がします。

いずれにしても どなたかがおっしゃるように本流の朝食は食べたいものを各人注文してサービス人が給仕してくれるもの。 つまり 今話題になっている呼び方は人件費節約型手抜き朝食の分類のような気がしますがいかがでしょう。

さて スイスがらみで登場するのがドイツ型朝食。これも朝飯重視型生活が根底に有りますのでカロリー重視、腹持ち重視のタップリ型です。 イングリッシュブレックファストよりもう少しハムソーセージ、とくにソーセージの種類がグンと増えるようです。もっとも これも場所とホテル、宿泊料にもよりますが、ガルニと呼ばれる宿屋さんにはこの朝食命の経営方針堅守のモノが少なくないようです。

ですから スイスの宿屋では朝食は食べないと損なのです。朝立ちで間に合わない時はその旨前日に言っておくと趣向を凝らしたお弁当を用意してくれたりします。 シャンパンの小瓶つきだったり、シャレたロゴ入りトートバック付だったり、朝の電車が楽しくなる経験もけっこう有ります。 

もちろん 簡単なハトロンフクロにジュース+デーニッシュ+果物があればいいほう程度がふっつでは有りますが。

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