【7日目】サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に寄り列車乗り遅れ

明日は、帰国のため昼にはミラノの街を出なければいけない。するとミラノの観光は今日済ませて起きたいところだが
ワタシがどうしてもメンドリシオに行きたいがために、明日に廻せる所は飛ばすつもりでいた。
でもサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の中庭は、ダンナに見せたかったので、場所が近いので歩いて向かうことに。
ここも、映画「冷静と情熱のあいだ」でロケ地として使われた。以前、「最後の晩餐」を見に来たときに、中庭を見て、
最後の晩餐を見たことよりも嬉しかった自分がいたので、ダンナもきっと喜ぶだろうと思ったのだった。
事実、計画の段階で、最後の晩餐を見たいかと訊ねると興味がないとの事だったので、中庭だけは見るつもりだった。

行き着くと教会が開いていない。最後の晩餐の受付まで行って聞くと、昼休みで開くのは15時だという。
あと20分ほどある・・・本当なら諦めて明日に廻したいところだが・・・あとちょっとなら、と待つことに。
道路を渡ったところにあるバールでジェラートを買ってきて食べながら待つ。トラムが何度も目の前を通るので
地下鉄まで行かなくても、中央駅まで行くトラムがないかと停留所まで見に行くがなさそう。。。

やっと3時になり、聖堂を通り抜けて中庭に出る。聖堂だけ見ても素晴らしい建物だけど、やはり目的は中庭。
ダンナも感激したようで、写真を何枚も撮る。カエルの噴水・そこに泳ぐ赤い金魚、、、ステキな回廊。
名残惜しくも、そこを離れ、地下鉄に急ぐ。もう復旧しただろうか。
よかった、普通に走っている。キオスクでかわいいぼうやから切符を買い(お父さんに見習い中??)、中央駅まで乗る。
窓口のおじーさんに教えてもらった時刻(14:25)には間に合わなかったので、時刻表を見てみると、、、15:25、、、
残念ながらちょうど列車が出発したあとだった。遅れていればまだホームにいるかもと行って見たが、それは甘かった。
1時間に1本らしく、次の列車は16:25・・・!!アウトレットは19時まで・・・間に合ってもあまり見る時間がないなぁ。
まぁ見る店はだいたい決まっているけど、迷う時間はないだろう。がんばらなくちゃ、と行く気だけはマンマン。

トイレに行きたくなり、ミラノ中央駅を探すが見当たらない。
構内の案内板を見るも、インフォメーションの脇にあるらしいのだが、見つからない。
なんだよ~と思って歩き疲れて座り込んでいたら、ダンナがホームのほうで見つけてきてくれた。
でも、なんだかもよおしていたのが引っ込んでしまったので、小銭を持たせてダンナだけ行ってもらう
(チップはいらなかったらしい)。

インフォメーション脇のお土産屋などを見たり、ちょっとしたコンビニのような店に入ったりして少し時間潰しをしていたが
ガイドブックを見ると、構内の1階にスーパーがあることが分かり、早速行ってみる。
ワクワクして入ってみると、2階のコンビニとは大違い、ホントにスーパーらしいカンジで品揃えもまぁまぁ。
ジュースや水の値段はさすがに同じだったが、生鮮食品が置いてあるし、見ているぶんにはいい時間つぶしになる。
ここでもポケットコーヒーチョコが売っている。フィレンツェのスーパーと違って定価だけど。
全体的にも、今まで見たスーパーより割高。駅構内だからしかたないのだろう。

いま買っても荷物になるだけなので、明日、空港行きのバスに乗るときにまた寄ることにする。


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  • 【7日目】スイス・メンドリシオSvizzera・Mendrisioまで日帰り旅

    時間が来たので、2階ホームに戻り、切符に刻印し列車に乗り込む。
    今度は2等切符。コンパートメントだ。禁煙車両を選び席を探す。そういえば、ESって全車禁煙になったぽかったが
    普通列車はまだ分煙なんだなぁ。・・・結構混んでいて、2人揃って座る席がなかなか見つからず、
    隣の車両に移ってやっと2人揃って座る場所を見つけ、挨拶をしながら入れてもらう。
    コンパートメントって、風情もあるし快適~。途中、コモの風景を楽しみながら、50分ほどであっという間にキアッソ到着。

    もうここはスイス!!たしか、ここでパスポートコントロールがあったはず・・・と列車を降りて人の流れに沿っていく。
    あれ??でも係員だか警官らしき人は何人かコワい顔をして立っているけど、以前パスポートを見せた部屋は
    素通りして、何事もなくスイス国内に入ってしまった。「???」と思ったけどまぁいいか。。。
    次はメンドリシオ行きの列車に乗らなくては。時刻表を見るともう少しで来るようだ。同時に帰りの時刻をチェックしておく。
    番線がわからなかったので、窓口で訊ねる。紳士的なおじさんが「フォックスタウンに行くのかい??」と聞いてくる。
    ワタシ「そうです」(前にも言われた。ここの窓口は、日本人を見るとアウトレットに行くものだと思っているらしい。
    そのときは、この駅からバスを利用していったのだが。バスの運賃は忘れてしまったが確か往復ひとり¥700位??
    ここからバスで行くのがいいのか、メンドリシオから歩いていったほうがいいのか、この時は知らなかったので、
    今回はメンドリシオから行くことを選んだのだった。キアッソとメンドリシオの切符の差額は往復4.2ユーロほどなので
    価格では、キアッソからバスで行くのも、メンドリシオから徒歩で行くのも変わらないということか)
    番線を教えてもらって行ってみると、しばらくして無事、列車が入ってきた。

    スイスの列車は、ドアを開けるときはボタンを押して開ける。すっかり忘れていたけど、ボタンを見て思い出す。
    外装も内装も、心なしかイタリアの列車より明るくキレイ???初スイスのダンナはワクワクしている様子。
    10分ほどでメンドリシオに着く。降りる際、ボタンを押したい様子だったが、外で待っていた客に先を越されていた^^

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    【7日目】フォックスタウン・アウトレット&カジノ・アドミラル

    小さな駅の案内掲示板でフォックスタウンアウトレットの位置を確認。てくてく歩き始める。駅の出口が一箇所しかない為、
    線路の上の高架を越えて、遠回りをしなくてはならない。空は太陽が西に傾き、ちょっと薄暗くなり始めたころ。
    さっきキアッソの駅のおじさんは、「メンドリシオからおそらく歩いて5分くらいだよ」と言っていたが、なんのなんの。
    足の短いワタシはたっぷり15分ほど歩いた。ダンナは切り立った崖の山を見上げながら、「さすがスイス」とか
    言っているし、、、いつかはスイスをゆっくりふたりで旅行したいね~そしたらもっとすごい山を見られるよ。。。

    アウトレットに着いた時は、もう閉店1時間前を切っていた。
    急いで、フェラガモ・グッチを見て回るも、気に入った品がない。それにちょこまか買ってもタックスフリーの対象に
    ならない(グッチで聞いたら、200ユーロ以上の買い物が対象とのこと)ので、次の目当てのプラダへ。
    そしたら、ここはフィレンツェのアウトレットと違って、まだ掘り出し物がたくさんあった。残り時間を気にしながらも
    ダンナは215スイスフランの通勤用の皮靴と、財布(115フラン)とネクタイ(40フラン)、
    ワタシはやはり215フランのナイロンショルダーバッグ(いくつか持ったががどれも重宝)、財布(150フラン)をゲット。
    良い買い物をしたねと会計と免税の手続きをしてもらおうと思ったら、カードの読み取りができないらしく
    カードを出す前から、ビザとマスターはダメ!!と言っている。隣で支払いの団体で来ているらしい成り金中国人は
    アメックスで、と言っているがそれも使えないらしい。
    もう閉店時間になったのか、店のシャッターは途中まで閉められ、これから現金をおろしに行く時間もないのだろうか。
    せっかく気に入った良いものが手に入ったと思ったのに、ここまできて諦められないなぁ。。。
    あとはJCBしかないんだけど、とダメもとで言ってみると、「ちょっと貸して」とカードリーダーに突っ込んでいる。
    反応がないので、プラダのスタッフが困り顔で事務所に電話している。何度目かでやっと話が通じたらしく、
    PINコードを求められ、入力すると、待ちわびたレシートが出てきた。よかった~~~!!!
    免税の書類を書いて、店を出たのは19時を5分ほどまわったところだった。なんだ、まだ5分しかオーバーして
    いないんじゃない、と思ったけど、プラダのスタッフはあのとき既に帰る気マンマンだった。
    日本の職場もあんな雰囲気なら、定時で帰りやすいのにね。。。
    両手にたくさんの紙袋を抱えた中国人を脇目に、誰もいなくなった建物から出る。ちょっと前の日本人のスタイルだ。
    裏手のほうからは従業員が次から次へと出てきて「おつかれ~」といった雰囲気で岐路に着くようだ。

    このアウトレットの併設して、カジノがあることを知っていたので探すと、ワタシたちがアウトレットに入った入り口と
    反対側(こちらがたぶん正面)のすぐ隣に「カジノ・アドミラルCasino・Admiral」を見つける。
    入り口にはガードマンらしき男性が2人、咎められなかったので早速入ってみると、すぐカウンターがあり
    座っていたおばさんがにこやかにIDの提示を求めてくる。パスポートを出して見せると、手元で何か確認してから
    返してくれて、どうぞ楽しんでね、とのこと。日本人が珍しいのか、背後からもじーっと視線を感じる。

    フロアの手前側はスロットマシーンがたくさん置いてある。ひと口1スイスフラン。
    奥に進むと、テーブルゲームがあるが、あまりジロジロ見ずにすーっと通る過ぎる。
    客層は、白人の年配のひとばかり。マカオのような騒々しさはないが、ラスベガスのような盛り上がりもない。
    ヨーロッパの貴族の遊びが、現代まで残っているというのが、いちばん近い表現か。。。
    ダンナはちょっと遊びたそうだったが、会計を握っているのはワタシなので、少し持っている現金をフランに替えるのも
    手数料がもったいないし、カードで現金を引き出すのも面倒だと考え、見学だけで帰ろうと促す。
    案外素直に帰る気になったようだったので、やはり、こんな所でスッても詰まらないと思ったか。
    いま思えば、せっかくだからどんなものか、トイレだけでも借りてくれば良かったと思った。
    怪訝な表情の入り口のおばさんの横を通り、カジノを出る。外は日が暮れた直後のようで、薄暗い。
    真っ暗になる前に駅に着きたく、急ぎ足で向かう。
    ・・・このアウトレットに来る時は、キアッソからバスで来るほうが便利なようだ。バスはアウトレットの裏口付近が発着だし、
    バスは公共のもので、スイスの山道を走り、景色も楽しめるし、スイスのキレイな住宅街も通り抜ける。