【7日目】ミラノ観光 ランチで変なモノ頼んじゃった。

いまからランチをして、スイスのメンドリシオにあるアウトレットまで行って戻ってくるという強攻日程。
まずは駅に行き、券売機で買えない国際列車の切符を買っておく。ちょびっとしかスイスに出ないけど立派な国際線。
専用の窓口に行くと、ラッキーなことに2組しか待っていない。ところが、前の若い2人組みのねーちゃんが何だかんだと
窓口のおじーちゃんに言っている。おじーちゃんは首を何度も振っているのに諦めが悪く、かなり時間を取っている。
その間に、列はどんどん伸び、みんなのイライラがそのねーちゃんたちに注がれる。何の切符も買わずにねーちゃん達が
どいて、(それならもっと早くどけばいいのに)と思いながらみんなホッとした雰囲気。
次の若いイケ面ひとりが切符を買うと、スムーズにワタシの番が来て、切符を買うことができた。
おじーちゃんは、さっきのねーちゃんたちで苛立っているかと思いきや、「往復で買わんのかね」と聞いてくれて
スイスでまた国際列車切符を買うハメになるのを、防いでくれた。助かった~~~。グラッツィエ!!おじーちゃん。
キアッソChiassoで乗り換えだからね~と言われ窓口を離れる。(往復ひとり20.4ユーロ)

昼食は、歩き方の掲示板で教わった「トラットリア・アウロラ」。地下鉄で最寄り駅まで行こうと地下鉄2番線に乗り込むも
乗り込んだ瞬間、アナウンスが・・・イタリア語で分からなかったけど、黒人男性が怒って座席の下の部分を蹴っている。
そして何人かは電車を降りていった。この様子だと、なにかが原因で地下鉄は動かなそうだ。
しばらく乗っていたけど動きそうも無いので、時間が惜しいワタシたちはタクシーで移動することに。
改札まで上がっていくと、乗客が駅員につめよっている。日本でもこんな光景たまにあるなぁと思ったけど、
イタリア人も同じようなことやるのね~意外。。。
あとで考えたら、地下鉄3番と1番を乗り継げば、目的の駅近くまで行けたなと気づいたのだけど、
このときは先を急ぐことしか頭になかったので、タクシー乗り場からタクシーに乗り込む。
これもまたプリントアウトしてきた店の詳細を見せると、分かったらしく走り出した。途中、渋滞があるも遠回りもせず
最短距離でレストランに連れて行ってくれた。15ユーロ。

アウロラに入るとドアマンが案内。奥に通されると、中はずいぶん広いつくりになっていて奥には薄暗いけどテラス席も。
メニューをもらうとイタリア語。ウエイトレスのおねーさんも英語が全くわからない。さ~またメニューと格闘。
とりあえず水を頼む。日替わりのメニューの中から、なんとな~く分かるものを注文。
ワタシたちが入ったときは全く居なくてちょっと不安だったが、徐々にお客さんが増え、30分ほどで結構席が埋まった。
前菜に運ばれてきたのは、なんだか分からなかった。これほど何か分からないものが出てきたのは初めてで
心配を通り越して笑ってしまった。おそらく魚の煮こごりのようなものだと思われたが、味というか食感はどちらかというと
豚足のようなゼラチン質で、豚足がキラいなダンナはサイコロ状に切ってあったひとつ食べてあとは手をつけなかった。
イタリア語で「Nervettiのインサラート」と書いてあったそれを、帰国してから辞書などで調べたが分からなかった。
天井から土壁のような細かいゴミが落ちてきたり、正体不明の物を食べさせられたりして、ダンナはすっかり意気消沈し、
プリモに自分の好みではないカボチャのリゾットが来たときには、ちょっと表情が暗かったが(ワタシは美味しく食べた^^)
セコンドにミラノ風カツレツが来て食べ始めると、非常に美味しかったらしく元気を取り戻した。
ワタシのほうは、ウシのカルパッチョのようなものが来て、サラダやトマトとチーズで飾ってあり、見るからに美味しそう
だったのであるが、なんとなく味気が足らず、塩を振ってもあまり変わらなかったので、最後の手段、と持ち歩いていた
パックのおしょうゆをたらしてみた。そしたら、なんと風味の変わること!!最後はダンナと取り合いで平らげました。。。
やはりおなかがいっぱいになり、コーヒーを飲んでお勘定。しめて27.5ユーロ。ランチタイムは安い。
まわりの人を見ていたら、直接セコンドとパンで済ませている人もおり、仕事の合間のランチとはこういうものかと納得。
それにしても、イタリアの人は昼休みが長くていいね~!!混み始めたのは12時半頃で、ワタシたちが席を立つときも
皆ゆーっくり話していたものね。隣のおじちゃん3人連れの話の中に「ジャポネーゼ」という言葉が聞こえてきたので
何か恥ずかしいことでもして言われていたのかと、日本人としてちょっと心配。。。

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2件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    05/10/14 19:02

    Insalata di nervetti

    こんにちは、ともぞうさん

    好奇心をそそられたので、調べてみました。
    Nervetti とは仔牛のアキレス腱で、このサラダはトスカナ名物だそうです。
    ここにレシピがあります。

    http://www.italianmade.com/recipes/recipe184.cfm

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    Re: Insalata di nervetti

    amoromaさん、こんにちは!!

    わぁ、、、豚足じゃなくギュウ足だったのですね。。。
    知らずしてトスカーナ名物を口にすることができました!!
    調べていただいてありがとう♪なんかスッキリしました^^

    レシピを見ると、やはり煮こごりのようですね~
    でも透き通っていて、ニンジンやタマネギのようなものは入っていなかったと思われます。

    味は本当に豚足でした。。。

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  • 【7日目】サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に寄り列車乗り遅れ

    明日は、帰国のため昼にはミラノの街を出なければいけない。するとミラノの観光は今日済ませて起きたいところだが
    ワタシがどうしてもメンドリシオに行きたいがために、明日に廻せる所は飛ばすつもりでいた。
    でもサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の中庭は、ダンナに見せたかったので、場所が近いので歩いて向かうことに。
    ここも、映画「冷静と情熱のあいだ」でロケ地として使われた。以前、「最後の晩餐」を見に来たときに、中庭を見て、
    最後の晩餐を見たことよりも嬉しかった自分がいたので、ダンナもきっと喜ぶだろうと思ったのだった。
    事実、計画の段階で、最後の晩餐を見たいかと訊ねると興味がないとの事だったので、中庭だけは見るつもりだった。

    行き着くと教会が開いていない。最後の晩餐の受付まで行って聞くと、昼休みで開くのは15時だという。
    あと20分ほどある・・・本当なら諦めて明日に廻したいところだが・・・あとちょっとなら、と待つことに。
    道路を渡ったところにあるバールでジェラートを買ってきて食べながら待つ。トラムが何度も目の前を通るので
    地下鉄まで行かなくても、中央駅まで行くトラムがないかと停留所まで見に行くがなさそう。。。

    やっと3時になり、聖堂を通り抜けて中庭に出る。聖堂だけ見ても素晴らしい建物だけど、やはり目的は中庭。
    ダンナも感激したようで、写真を何枚も撮る。カエルの噴水・そこに泳ぐ赤い金魚、、、ステキな回廊。
    名残惜しくも、そこを離れ、地下鉄に急ぐ。もう復旧しただろうか。
    よかった、普通に走っている。キオスクでかわいいぼうやから切符を買い(お父さんに見習い中??)、中央駅まで乗る。
    窓口のおじーさんに教えてもらった時刻(14:25)には間に合わなかったので、時刻表を見てみると、、、15:25、、、
    残念ながらちょうど列車が出発したあとだった。遅れていればまだホームにいるかもと行って見たが、それは甘かった。
    1時間に1本らしく、次の列車は16:25・・・!!アウトレットは19時まで・・・間に合ってもあまり見る時間がないなぁ。
    まぁ見る店はだいたい決まっているけど、迷う時間はないだろう。がんばらなくちゃ、と行く気だけはマンマン。

    トイレに行きたくなり、ミラノ中央駅を探すが見当たらない。
    構内の案内板を見るも、インフォメーションの脇にあるらしいのだが、見つからない。
    なんだよ~と思って歩き疲れて座り込んでいたら、ダンナがホームのほうで見つけてきてくれた。
    でも、なんだかもよおしていたのが引っ込んでしまったので、小銭を持たせてダンナだけ行ってもらう
    (チップはいらなかったらしい)。

    インフォメーション脇のお土産屋などを見たり、ちょっとしたコンビニのような店に入ったりして少し時間潰しをしていたが
    ガイドブックを見ると、構内の1階にスーパーがあることが分かり、早速行ってみる。
    ワクワクして入ってみると、2階のコンビニとは大違い、ホントにスーパーらしいカンジで品揃えもまぁまぁ。
    ジュースや水の値段はさすがに同じだったが、生鮮食品が置いてあるし、見ているぶんにはいい時間つぶしになる。
    ここでもポケットコーヒーチョコが売っている。フィレンツェのスーパーと違って定価だけど。
    全体的にも、今まで見たスーパーより割高。駅構内だからしかたないのだろう。

    いま買っても荷物になるだけなので、明日、空港行きのバスに乗るときにまた寄ることにする。


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    【7日目】スイス・メンドリシオSvizzera・Mendrisioまで日帰り旅

    時間が来たので、2階ホームに戻り、切符に刻印し列車に乗り込む。
    今度は2等切符。コンパートメントだ。禁煙車両を選び席を探す。そういえば、ESって全車禁煙になったぽかったが
    普通列車はまだ分煙なんだなぁ。・・・結構混んでいて、2人揃って座る席がなかなか見つからず、
    隣の車両に移ってやっと2人揃って座る場所を見つけ、挨拶をしながら入れてもらう。
    コンパートメントって、風情もあるし快適~。途中、コモの風景を楽しみながら、50分ほどであっという間にキアッソ到着。

    もうここはスイス!!たしか、ここでパスポートコントロールがあったはず・・・と列車を降りて人の流れに沿っていく。
    あれ??でも係員だか警官らしき人は何人かコワい顔をして立っているけど、以前パスポートを見せた部屋は
    素通りして、何事もなくスイス国内に入ってしまった。「???」と思ったけどまぁいいか。。。
    次はメンドリシオ行きの列車に乗らなくては。時刻表を見るともう少しで来るようだ。同時に帰りの時刻をチェックしておく。
    番線がわからなかったので、窓口で訊ねる。紳士的なおじさんが「フォックスタウンに行くのかい??」と聞いてくる。
    ワタシ「そうです」(前にも言われた。ここの窓口は、日本人を見るとアウトレットに行くものだと思っているらしい。
    そのときは、この駅からバスを利用していったのだが。バスの運賃は忘れてしまったが確か往復ひとり¥700位??
    ここからバスで行くのがいいのか、メンドリシオから歩いていったほうがいいのか、この時は知らなかったので、
    今回はメンドリシオから行くことを選んだのだった。キアッソとメンドリシオの切符の差額は往復4.2ユーロほどなので
    価格では、キアッソからバスで行くのも、メンドリシオから徒歩で行くのも変わらないということか)
    番線を教えてもらって行ってみると、しばらくして無事、列車が入ってきた。

    スイスの列車は、ドアを開けるときはボタンを押して開ける。すっかり忘れていたけど、ボタンを見て思い出す。
    外装も内装も、心なしかイタリアの列車より明るくキレイ???初スイスのダンナはワクワクしている様子。
    10分ほどでメンドリシオに着く。降りる際、ボタンを押したい様子だったが、外で待っていた客に先を越されていた^^