【7日目】ミラノMirano ひとつ星のホテルで親切にされ。。。

10時、自分も少しウトウトしているうちにミラノへ着いた(ふたりで寝ているときに切符拝見があり、ダンナが車掌に
「スクーズィ」と言われている声でワタシが起き、ねぼけまなこで切符を見せ事なきを得る)。
まずホテルに行って荷物を預かってもらう。
駅からは、荷物を引きずって歩いて10分くらい。今日はひとつ星・・・イタリア最後の宿がひとつ星というのは寂しいが
ミラノコレクションで宿が混みあっている中での予算では、ここを取るのがせいいっぱいだった。
それでもいくつかの候補の中で、清潔そうで、治安が悪くないところを選んだつもり。
ホテル「ヴァリー」 http://www.hotelvalley.it/index_eng.htm

ホテルの目の前に行くと、ガラス張りの扉が閉まっている。そのドア越しに向こうに中庭のような所が見えたので、
入り口が他にあるのかと思い、グルグルとホテル周辺を迷ってしまう。結局1周してきたときに、その扉が開かれ、
掃除している人がいたので、入らせてもらってフロントに行く。(あとで見たらきちんとインターフォンが設置されていた)
フロントに通じる道には籠が置いてあり一匹のウサギが飼われている。そこを奥に進むと、すぐフロントがあった。
先客の話が終わるのを待って、フロントの眼鏡のおにーさんに、今夜予約しているので荷物を置かせてほしいと頼む。
予約の手続きが終わると、おにーさんが「君たちの部屋はもう準備が済んでいるから、もう使っていいよ」とのこと。
早速荷物を運び入れる。せまいけどかなり清潔な部屋。冷蔵庫もある。扇風機があるということはクーラーはないのかも。

出かけるためにまたフロントへ戻り鍵を預け、パスポートを受け取る。すると、おにーさんがホテルの名刺をくれて
「あなたがここを予約したエージェントは手数料がすごく高い。ホントは90ユーロの部屋なのに、あなたからは
109ユーロ支払ってもらうことになっている。もしまたここを利用することがあったら、今度は直接連絡しておいで」
と、とても親切なことを言ってくれた。良い人だな~と思い、それなら、と夕食の予約を頼んでみようと思いつく。
(ひとつ星なので、英語が通じることをあまり期待しておらず、夕食は混んでいる店らしいけど直接行こうと思っていた。)
あらかじめプリントアウトしてきた店の詳細を見せると、難なく電話してくれるという。
しかし、ネットかFAXが混みあっているのか回線がつながらず、電話できないようで、しばらく待ってくれとのこと。
すると、その店までは何で行くのか、と聞かれたので、地下鉄で最寄まで行き、そこから歩く予定だと言うと
「この店まで行くのに、地下鉄から歩くのはちょっと遠いからトラムで行くといい」と、観光用の地図に
トラム乗り場と降り場を記載して持たせてくれた。トラムに乗れば、歩いてちょっとだと言う。
なるほど地図上で確認しても地下鉄よりはるかに近い。
とっても良いおにーさんだ!!!ひとつ星だから期待してなかったけど、素晴らしいスタッフがいるなぁと感心。
フロントに積んである預かっているだろう荷物はバックパックが多く、さきほどの先客も若い女性(おそらくひとり旅)。
フレンドリーな対応が物を言う宿なんだと納得。。。
しばし待っていたが、結局電話が使えず「ホテルの名前で予約しておくから」と送り出される。

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  • 【7日目】ミラノ観光 ランチで変なモノ頼んじゃった。

    いまからランチをして、スイスのメンドリシオにあるアウトレットまで行って戻ってくるという強攻日程。
    まずは駅に行き、券売機で買えない国際列車の切符を買っておく。ちょびっとしかスイスに出ないけど立派な国際線。
    専用の窓口に行くと、ラッキーなことに2組しか待っていない。ところが、前の若い2人組みのねーちゃんが何だかんだと
    窓口のおじーちゃんに言っている。おじーちゃんは首を何度も振っているのに諦めが悪く、かなり時間を取っている。
    その間に、列はどんどん伸び、みんなのイライラがそのねーちゃんたちに注がれる。何の切符も買わずにねーちゃん達が
    どいて、(それならもっと早くどけばいいのに)と思いながらみんなホッとした雰囲気。
    次の若いイケ面ひとりが切符を買うと、スムーズにワタシの番が来て、切符を買うことができた。
    おじーちゃんは、さっきのねーちゃんたちで苛立っているかと思いきや、「往復で買わんのかね」と聞いてくれて
    スイスでまた国際列車切符を買うハメになるのを、防いでくれた。助かった~~~。グラッツィエ!!おじーちゃん。
    キアッソChiassoで乗り換えだからね~と言われ窓口を離れる。(往復ひとり20.4ユーロ)

    昼食は、歩き方の掲示板で教わった「トラットリア・アウロラ」。地下鉄で最寄り駅まで行こうと地下鉄2番線に乗り込むも
    乗り込んだ瞬間、アナウンスが・・・イタリア語で分からなかったけど、黒人男性が怒って座席の下の部分を蹴っている。
    そして何人かは電車を降りていった。この様子だと、なにかが原因で地下鉄は動かなそうだ。
    しばらく乗っていたけど動きそうも無いので、時間が惜しいワタシたちはタクシーで移動することに。
    改札まで上がっていくと、乗客が駅員につめよっている。日本でもこんな光景たまにあるなぁと思ったけど、
    イタリア人も同じようなことやるのね~意外。。。
    あとで考えたら、地下鉄3番と1番を乗り継げば、目的の駅近くまで行けたなと気づいたのだけど、
    このときは先を急ぐことしか頭になかったので、タクシー乗り場からタクシーに乗り込む。
    これもまたプリントアウトしてきた店の詳細を見せると、分かったらしく走り出した。途中、渋滞があるも遠回りもせず
    最短距離でレストランに連れて行ってくれた。15ユーロ。

    アウロラに入るとドアマンが案内。奥に通されると、中はずいぶん広いつくりになっていて奥には薄暗いけどテラス席も。
    メニューをもらうとイタリア語。ウエイトレスのおねーさんも英語が全くわからない。さ~またメニューと格闘。
    とりあえず水を頼む。日替わりのメニューの中から、なんとな~く分かるものを注文。
    ワタシたちが入ったときは全く居なくてちょっと不安だったが、徐々にお客さんが増え、30分ほどで結構席が埋まった。
    前菜に運ばれてきたのは、なんだか分からなかった。これほど何か分からないものが出てきたのは初めてで
    心配を通り越して笑ってしまった。おそらく魚の煮こごりのようなものだと思われたが、味というか食感はどちらかというと
    豚足のようなゼラチン質で、豚足がキラいなダンナはサイコロ状に切ってあったひとつ食べてあとは手をつけなかった。
    イタリア語で「Nervettiのインサラート」と書いてあったそれを、帰国してから辞書などで調べたが分からなかった。
    天井から土壁のような細かいゴミが落ちてきたり、正体不明の物を食べさせられたりして、ダンナはすっかり意気消沈し、
    プリモに自分の好みではないカボチャのリゾットが来たときには、ちょっと表情が暗かったが(ワタシは美味しく食べた^^)
    セコンドにミラノ風カツレツが来て食べ始めると、非常に美味しかったらしく元気を取り戻した。
    ワタシのほうは、ウシのカルパッチョのようなものが来て、サラダやトマトとチーズで飾ってあり、見るからに美味しそう
    だったのであるが、なんとなく味気が足らず、塩を振ってもあまり変わらなかったので、最後の手段、と持ち歩いていた
    パックのおしょうゆをたらしてみた。そしたら、なんと風味の変わること!!最後はダンナと取り合いで平らげました。。。
    やはりおなかがいっぱいになり、コーヒーを飲んでお勘定。しめて27.5ユーロ。ランチタイムは安い。
    まわりの人を見ていたら、直接セコンドとパンで済ませている人もおり、仕事の合間のランチとはこういうものかと納得。
    それにしても、イタリアの人は昼休みが長くていいね~!!混み始めたのは12時半頃で、ワタシたちが席を立つときも
    皆ゆーっくり話していたものね。隣のおじちゃん3人連れの話の中に「ジャポネーゼ」という言葉が聞こえてきたので
    何か恥ずかしいことでもして言われていたのかと、日本人としてちょっと心配。。。

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    【7日目】サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に寄り列車乗り遅れ

    明日は、帰国のため昼にはミラノの街を出なければいけない。するとミラノの観光は今日済ませて起きたいところだが
    ワタシがどうしてもメンドリシオに行きたいがために、明日に廻せる所は飛ばすつもりでいた。
    でもサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の中庭は、ダンナに見せたかったので、場所が近いので歩いて向かうことに。
    ここも、映画「冷静と情熱のあいだ」でロケ地として使われた。以前、「最後の晩餐」を見に来たときに、中庭を見て、
    最後の晩餐を見たことよりも嬉しかった自分がいたので、ダンナもきっと喜ぶだろうと思ったのだった。
    事実、計画の段階で、最後の晩餐を見たいかと訊ねると興味がないとの事だったので、中庭だけは見るつもりだった。

    行き着くと教会が開いていない。最後の晩餐の受付まで行って聞くと、昼休みで開くのは15時だという。
    あと20分ほどある・・・本当なら諦めて明日に廻したいところだが・・・あとちょっとなら、と待つことに。
    道路を渡ったところにあるバールでジェラートを買ってきて食べながら待つ。トラムが何度も目の前を通るので
    地下鉄まで行かなくても、中央駅まで行くトラムがないかと停留所まで見に行くがなさそう。。。

    やっと3時になり、聖堂を通り抜けて中庭に出る。聖堂だけ見ても素晴らしい建物だけど、やはり目的は中庭。
    ダンナも感激したようで、写真を何枚も撮る。カエルの噴水・そこに泳ぐ赤い金魚、、、ステキな回廊。
    名残惜しくも、そこを離れ、地下鉄に急ぐ。もう復旧しただろうか。
    よかった、普通に走っている。キオスクでかわいいぼうやから切符を買い(お父さんに見習い中??)、中央駅まで乗る。
    窓口のおじーさんに教えてもらった時刻(14:25)には間に合わなかったので、時刻表を見てみると、、、15:25、、、
    残念ながらちょうど列車が出発したあとだった。遅れていればまだホームにいるかもと行って見たが、それは甘かった。
    1時間に1本らしく、次の列車は16:25・・・!!アウトレットは19時まで・・・間に合ってもあまり見る時間がないなぁ。
    まぁ見る店はだいたい決まっているけど、迷う時間はないだろう。がんばらなくちゃ、と行く気だけはマンマン。

    トイレに行きたくなり、ミラノ中央駅を探すが見当たらない。
    構内の案内板を見るも、インフォメーションの脇にあるらしいのだが、見つからない。
    なんだよ~と思って歩き疲れて座り込んでいたら、ダンナがホームのほうで見つけてきてくれた。
    でも、なんだかもよおしていたのが引っ込んでしまったので、小銭を持たせてダンナだけ行ってもらう
    (チップはいらなかったらしい)。

    インフォメーション脇のお土産屋などを見たり、ちょっとしたコンビニのような店に入ったりして少し時間潰しをしていたが
    ガイドブックを見ると、構内の1階にスーパーがあることが分かり、早速行ってみる。
    ワクワクして入ってみると、2階のコンビニとは大違い、ホントにスーパーらしいカンジで品揃えもまぁまぁ。
    ジュースや水の値段はさすがに同じだったが、生鮮食品が置いてあるし、見ているぶんにはいい時間つぶしになる。
    ここでもポケットコーヒーチョコが売っている。フィレンツェのスーパーと違って定価だけど。
    全体的にも、今まで見たスーパーより割高。駅構内だからしかたないのだろう。

    いま買っても荷物になるだけなので、明日、空港行きのバスに乗るときにまた寄ることにする。