【7日目】フィレンツェFirenze→ミラノMirano(スイスへの日帰り旅あり)

いつもの通り、寝坊。夫婦共に朝が弱いので困ってしまう。6時半に出たいのに起きたのが6時すぎ。
そこから大慌てで支度する。いつも自宅にいるときは30分もあれば余裕で用意できるが、なんせ旅先だし荷物はあるし。
それでもシャワーを浴びて、6:40にはフロントでチェックアウト。
ところが・・・
フロントにいたのは、すごく無愛想なジイさん。カードを出すとイタリア語で「現金のみだよ、カード払いは20ユーロ増し」
というようなことを言っている。え~~~聞いてないよ!!!130ユーロも今は現金で持っていない。
CDで下ろしてくる時間も今はないし。。。ゴネたけど、ジイさんは首を横にふるばかり。
急いでいるししかたない。。。時間を買ったと思うしかないだろう。結局150ユーロでカードを切る。
おまけに、エレベーターがまったく来ない。どうなってるんだろうと思ったら、下の階でリネンの業者が
エレベーターのドアを開けっ放しで占領して作業をしている。古いリフトだからドアを閉めないと動かないのだ。
ダンナが下の階まで階段で降り、リフトに乗ってフロント前までつけて、なんとか荷物を1階まで運んだ。
小さなリフトなので、荷物を載せたら満載に。ワタシは徒歩で下へ。
途中、リネン業者のにーちゃんと目があって、ちょっと腹が立っていたので鼻息を吹きかけて(?)降りてきた。
まぁ、まだ薄暗く朝早かったから、こんなに早く出る客も珍しかったのかもしれないけど。。。

ゴロゴロとスーツケースを引きながら、駅に向かう。
それでも出発の10分くらい前には着いたので一安心。出発時刻版を見上げると、まだ出発の番線が出ていない。
今朝は朝食を取れなかった(お弁当を作ってくれるかどうかわからないが、昨日の朝食を考えると頼む気もしなかった)
ので、まだ時間もあるし、この旅で初のマクドナルドへ。朝のセットが4.5ユーロ。日本と比べるとちょっと高いね~
(でもオレンジジュースは100%でおいしかった)。お持ち帰りにしてもらって列車で食べることに。

時間になっても、列車はホームに入って来ず番線も決まらない。ここが始発ではないので、これは遅れるな~と考える。
ホームは同じ列車を待つ人で結構混みあっている。しばらく待っていると、パタパタと時刻版の表示が変わり番線が
表示された。待ってましたと言わんばかりに人がその番線ホームに流れていく。
黄色い機械で切符に刻印をし、ワタシたちも車両に乗り込む。

ES7:08発ミラノ行きの1等ひとり41.83ユーロ。フィレンツェまでは、ICでも時間的にはそう大差ないと思ったけど
ダンナがどうしてもES1等に乗りたいとのことで、これに乗ることにした。男は速いものに乗りたがる。
スーツケースは、ひとつは座席の背もたれと背もたれの間に納まったが、ひとつは大きくて倒しても横にしても入らない。
仕方がないので、荷物置き場に置いたが、ここには誰も荷物を置いておらず、ダンナは気になってしようがないようだ。
結局、ボローニャで停止したときに自分から目の届く車両の1番端のスペースに移動したようだ。案外神経が細い。
ともあれ、列車は15分遅れほどで出発、自分の座席に座っていたオジさんにどいてもらったりして
(これって、番号はあまり気にしないのかなぁ?でも、並んで座れるようにどいてくれたりして良い人でした)
楽しみの飲み物やお菓子のサービスを受け、やっと落ち着いて朝マック食べた。まわりにはちょっとにおったかな??

食べ終わって安心したのか、ダンナが居眠りを始めたわきで、ワタシはさっきのホテルの予約確認書を出して読み直す。
ステキなホテルだっただけに、あの対応は納得がいかない。現に、確認書にはカード払いの時は手数料がかかるとは
ひとことも書いてない。もうカードをきってしまったから、あとからグチグチ言うのは何にもならないけど、カード会社から
支払いの明細が届いたら、ホテルに文句のひとつでもメールに書いて送ろうか。

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2件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    05/10/16 17:01

    早朝のチェックアウト

    今からでは、今回のことはどうにもなりませんが
    20ユーロ増しとは、すごいですね。

    早朝にチェックアウトするときは、私はその旨を話し、
    前夜のうちに支払いを済ませます。
    その方が、朝慌てずに済みますし、間違いもありません。
    次回からのご参考までに。

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    なるほど~~~

    2泊で、各10ユーロ増し。
    上目づかいに睨む、イヤなおやじでした。
    ホント、前夜にその旨を頼んでおけば、もっと抗議もできたし
    どうせ払うにしても、現金を下ろしに行けました。
    次からは、参考にさせていただきます!!

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  • 【7日目】ミラノMirano ひとつ星のホテルで親切にされ。。。

    10時、自分も少しウトウトしているうちにミラノへ着いた(ふたりで寝ているときに切符拝見があり、ダンナが車掌に
    「スクーズィ」と言われている声でワタシが起き、ねぼけまなこで切符を見せ事なきを得る)。
    まずホテルに行って荷物を預かってもらう。
    駅からは、荷物を引きずって歩いて10分くらい。今日はひとつ星・・・イタリア最後の宿がひとつ星というのは寂しいが
    ミラノコレクションで宿が混みあっている中での予算では、ここを取るのがせいいっぱいだった。
    それでもいくつかの候補の中で、清潔そうで、治安が悪くないところを選んだつもり。
    ホテル「ヴァリー」 http://www.hotelvalley.it/index_eng.htm

    ホテルの目の前に行くと、ガラス張りの扉が閉まっている。そのドア越しに向こうに中庭のような所が見えたので、
    入り口が他にあるのかと思い、グルグルとホテル周辺を迷ってしまう。結局1周してきたときに、その扉が開かれ、
    掃除している人がいたので、入らせてもらってフロントに行く。(あとで見たらきちんとインターフォンが設置されていた)
    フロントに通じる道には籠が置いてあり一匹のウサギが飼われている。そこを奥に進むと、すぐフロントがあった。
    先客の話が終わるのを待って、フロントの眼鏡のおにーさんに、今夜予約しているので荷物を置かせてほしいと頼む。
    予約の手続きが終わると、おにーさんが「君たちの部屋はもう準備が済んでいるから、もう使っていいよ」とのこと。
    早速荷物を運び入れる。せまいけどかなり清潔な部屋。冷蔵庫もある。扇風機があるということはクーラーはないのかも。

    出かけるためにまたフロントへ戻り鍵を預け、パスポートを受け取る。すると、おにーさんがホテルの名刺をくれて
    「あなたがここを予約したエージェントは手数料がすごく高い。ホントは90ユーロの部屋なのに、あなたからは
    109ユーロ支払ってもらうことになっている。もしまたここを利用することがあったら、今度は直接連絡しておいで」
    と、とても親切なことを言ってくれた。良い人だな~と思い、それなら、と夕食の予約を頼んでみようと思いつく。
    (ひとつ星なので、英語が通じることをあまり期待しておらず、夕食は混んでいる店らしいけど直接行こうと思っていた。)
    あらかじめプリントアウトしてきた店の詳細を見せると、難なく電話してくれるという。
    しかし、ネットかFAXが混みあっているのか回線がつながらず、電話できないようで、しばらく待ってくれとのこと。
    すると、その店までは何で行くのか、と聞かれたので、地下鉄で最寄まで行き、そこから歩く予定だと言うと
    「この店まで行くのに、地下鉄から歩くのはちょっと遠いからトラムで行くといい」と、観光用の地図に
    トラム乗り場と降り場を記載して持たせてくれた。トラムに乗れば、歩いてちょっとだと言う。
    なるほど地図上で確認しても地下鉄よりはるかに近い。
    とっても良いおにーさんだ!!!ひとつ星だから期待してなかったけど、素晴らしいスタッフがいるなぁと感心。
    フロントに積んである預かっているだろう荷物はバックパックが多く、さきほどの先客も若い女性(おそらくひとり旅)。
    フレンドリーな対応が物を言う宿なんだと納得。。。
    しばし待っていたが、結局電話が使えず「ホテルの名前で予約しておくから」と送り出される。

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    【7日目】ミラノ観光 ランチで変なモノ頼んじゃった。

    いまからランチをして、スイスのメンドリシオにあるアウトレットまで行って戻ってくるという強攻日程。
    まずは駅に行き、券売機で買えない国際列車の切符を買っておく。ちょびっとしかスイスに出ないけど立派な国際線。
    専用の窓口に行くと、ラッキーなことに2組しか待っていない。ところが、前の若い2人組みのねーちゃんが何だかんだと
    窓口のおじーちゃんに言っている。おじーちゃんは首を何度も振っているのに諦めが悪く、かなり時間を取っている。
    その間に、列はどんどん伸び、みんなのイライラがそのねーちゃんたちに注がれる。何の切符も買わずにねーちゃん達が
    どいて、(それならもっと早くどけばいいのに)と思いながらみんなホッとした雰囲気。
    次の若いイケ面ひとりが切符を買うと、スムーズにワタシの番が来て、切符を買うことができた。
    おじーちゃんは、さっきのねーちゃんたちで苛立っているかと思いきや、「往復で買わんのかね」と聞いてくれて
    スイスでまた国際列車切符を買うハメになるのを、防いでくれた。助かった~~~。グラッツィエ!!おじーちゃん。
    キアッソChiassoで乗り換えだからね~と言われ窓口を離れる。(往復ひとり20.4ユーロ)

    昼食は、歩き方の掲示板で教わった「トラットリア・アウロラ」。地下鉄で最寄り駅まで行こうと地下鉄2番線に乗り込むも
    乗り込んだ瞬間、アナウンスが・・・イタリア語で分からなかったけど、黒人男性が怒って座席の下の部分を蹴っている。
    そして何人かは電車を降りていった。この様子だと、なにかが原因で地下鉄は動かなそうだ。
    しばらく乗っていたけど動きそうも無いので、時間が惜しいワタシたちはタクシーで移動することに。
    改札まで上がっていくと、乗客が駅員につめよっている。日本でもこんな光景たまにあるなぁと思ったけど、
    イタリア人も同じようなことやるのね~意外。。。
    あとで考えたら、地下鉄3番と1番を乗り継げば、目的の駅近くまで行けたなと気づいたのだけど、
    このときは先を急ぐことしか頭になかったので、タクシー乗り場からタクシーに乗り込む。
    これもまたプリントアウトしてきた店の詳細を見せると、分かったらしく走り出した。途中、渋滞があるも遠回りもせず
    最短距離でレストランに連れて行ってくれた。15ユーロ。

    アウロラに入るとドアマンが案内。奥に通されると、中はずいぶん広いつくりになっていて奥には薄暗いけどテラス席も。
    メニューをもらうとイタリア語。ウエイトレスのおねーさんも英語が全くわからない。さ~またメニューと格闘。
    とりあえず水を頼む。日替わりのメニューの中から、なんとな~く分かるものを注文。
    ワタシたちが入ったときは全く居なくてちょっと不安だったが、徐々にお客さんが増え、30分ほどで結構席が埋まった。
    前菜に運ばれてきたのは、なんだか分からなかった。これほど何か分からないものが出てきたのは初めてで
    心配を通り越して笑ってしまった。おそらく魚の煮こごりのようなものだと思われたが、味というか食感はどちらかというと
    豚足のようなゼラチン質で、豚足がキラいなダンナはサイコロ状に切ってあったひとつ食べてあとは手をつけなかった。
    イタリア語で「Nervettiのインサラート」と書いてあったそれを、帰国してから辞書などで調べたが分からなかった。
    天井から土壁のような細かいゴミが落ちてきたり、正体不明の物を食べさせられたりして、ダンナはすっかり意気消沈し、
    プリモに自分の好みではないカボチャのリゾットが来たときには、ちょっと表情が暗かったが(ワタシは美味しく食べた^^)
    セコンドにミラノ風カツレツが来て食べ始めると、非常に美味しかったらしく元気を取り戻した。
    ワタシのほうは、ウシのカルパッチョのようなものが来て、サラダやトマトとチーズで飾ってあり、見るからに美味しそう
    だったのであるが、なんとなく味気が足らず、塩を振ってもあまり変わらなかったので、最後の手段、と持ち歩いていた
    パックのおしょうゆをたらしてみた。そしたら、なんと風味の変わること!!最後はダンナと取り合いで平らげました。。。
    やはりおなかがいっぱいになり、コーヒーを飲んでお勘定。しめて27.5ユーロ。ランチタイムは安い。
    まわりの人を見ていたら、直接セコンドとパンで済ませている人もおり、仕事の合間のランチとはこういうものかと納得。
    それにしても、イタリアの人は昼休みが長くていいね~!!混み始めたのは12時半頃で、ワタシたちが席を立つときも
    皆ゆーっくり話していたものね。隣のおじちゃん3人連れの話の中に「ジャポネーゼ」という言葉が聞こえてきたので
    何か恥ずかしいことでもして言われていたのかと、日本人としてちょっと心配。。。