ベルニナ急行(列車)に関して、再度確認しました。
結論:今年度は全席指定ではなくなりました。
パノラマ車両は従来通り全席指定ですが、普通の車両も
連結されていて、こちらは自由席です。
RhBでは、ベルニナ線で2010年に営業運転を開始した新型車両を
昨年にかけて増備したことで車両の運用が以前とは変わっています。
新型車両は交直両用の電車で3両固定編成となっており
両端の一部が1等席、その間が2等席です。
ベルニナ急行用のパノラマ車両は動力の無い客車ですので
必ず牽引する動力車両が必要です。
従来は交流電化区間のChur~Pontresinaは交流電気機関車が牽引、
直流電化区間の(St.Moritz~)Pontresina~Tiranoは直流電気機関車か
直流電車が牽引していましたので、Pontresinaで動力車を付け替えて
いましたが交直両用の電車が増えたことでChurからTiranoまで通しで
新型の交直両用電車が牽引するようになりました。
(実は昨年から既に暫定運用されていましたが)
で今年は 電車は自由席、パノラマ車両は指定席となりました。
パノラマ車両には運転席も無いので、必ず電車が前になり
電車3両(自由席)+パノラマ車両数両(指定席)という
編成になっています。
(パノラマ車両の車両数は需要に応じて増減するようです)
電車(自由席)とパノラマ車両(指定席)の間は通り抜け出来ません。
St.Moritz~Tiranoは新型の交直両用電車または従来の直流電車が
客車を牽引するかたちですが、需要の少ない時期や時間帯の列車は
電車のみで運行することもあるようです。
従来の直流電車は1両でも走行可能ですが基本的には2両連結して
運行しているようです。
直流電気機関車(実はディーゼルエンジンも積んでいるハイブリット車)は
通常運用からは外れているようです。
なお新型の電車では開閉できる窓は一部のみとなっておりますので
窓を開けて写真を撮りたい方は、始発駅で早めに乗って窓を開けられる
ところの座席を確保することをおすすめします。