【6日目】フィレンツェ観光 券売機との相性が悪い話 今日は比較的、朝寝坊ができる日だったのに、8時の鐘の音で目が覚める。さすが鐘楼が近いだけあってすごい音。 シャワーを浴びて、朝食(7時半~10時)を取りにフロント脇の食堂へ。サイトの写真と違い、殺風景なところ。 ものすっごい仏頂面のねーちゃんがぶっきらぼうに飲み物を聞いてくる。カプチーノはないらしいのでカフェラテを頼む。 ここは、ハムもチーズもなし。パンとラスクとコーヒーかまずいオレンジジュースのみ。ふたつ星だからこんなものか。 部屋に戻り、身支度を整えて、テラスに出てみる。夜とは違う表情の、朝日の中のクーポラ。今日もお天気がいい!! 同じくクーポラを眺めていた外国人カップルと、写真を撮りあったりしてみるも、このときは逆光でまぶしい表情。。。 フィレンツェの街に出かけようと、フロントに鍵を預ける。 いたのは昨夜と違って、でっぷりとしたオバちゃんで、英語もかたことしか通じなかったけど、 今夜のレストランの予約を頼むと、すぐ電話してくれた。電話をしながら、19時半で良いかとメモに書いてきたので頷く。 オバちゃんは、「このホテルの名前で予約しておいたからね~」と送り出してくれた。 ウッフィッツィ美術館やヴェッキオ宮などの主要なみどころは、以前にも見ているのであまり興味がないらしい。 ドゥオモのクーポラに登れれば登りたい、とは思っていたようだが。どちらかといえば、のんびりと街並みを楽しみたそう。 それなら、ダンナは行ったことのないミケランジェロ広場にでも行こうと考え、明日のミラノ行きの切符も買う都合もあり 中央駅まで歩いていく。歩いても10分かからない便利なホテルだ。 駅前にはホームレスが各所に数人ずついたが、うつろな目線を向けるだけで寄ってはこない。 できるだけ目を合わせないように構内に入っていく。切符の券売機がそこそこ空いていたので、 それで切符を買おうと購入している人の後ろに並ぶ。 すると、物乞い(まだ若い。おそらく中学生くらい)が手を出しながらくれくれ言ってくる。完全にシカト決め込む。 なんだかんだシツコクねばっていたが、しばらくして諦めて離れていった。 順番が来て、チケットを買おうとしたのだが、希望の時間のESが買えない。満席かと思い、次のESに変更してみても 売り切れなのか、タッチパネルを押しても画面が進まなくなってしまう。困った。 後ろに何人も並んだので、違う券売機で試してみたが、やはりダメ。 当日でなく、翌日のチケットなのにもう埋まっているというのは、今まででもそんな経験はなかったので (購入のすぐあとのESが満席というのはあったけど)、なんかちょっと納得いかなかったので、窓口で確認することにした。 10分も並ばずに窓口にたどり着き、希望の便を頼むと、すぐに発券。かなり拍子抜け。最初から窓口で買えばよかった。
【6日目】フィレンツェ観光 街並みをたのしむ 東側のバスチケット売り場に行き、3時間券を購入(1枚1.8ユーロ)。これで、ミケランジェロ広場とガリバルティ市場を まわって、ホテルに帰ってこられるかな。。。市場ではランチでもできたらいいな。。。と考えていたら、 ちょうどミケランジェロ広場に行くバスが停まっている。乗り込んでチケットに刻印。ウマくいかず、乗客に教えてもらう^^ 座席に座って待っていると5分ほどで出発。街並みを眺めながら、バスの旅を楽しむ。 高台に登って行くと、向かいに座っている外国人カップルも広場に行きたいらしく、そわそわし始める。 どこで降りればいいか見当がつかないのであろう。気持ちは分かるのだが、なんと言ってあげたらいいのか分からず 自分達が降りるときに降りなかったら、声を掛けようと思っていたら、広場でみんなが降りたので、一緒に降りていった。 とにかくここもいい景色!!お天気が良くて本当によかった。フィレンツェの街を一望。 ひとしきり写真を撮ったあと、ベンチに座り、しばらくここでの~んびり。。。 ひとり旅らしきオジさんが来て、シャッターポイントで何かゴソゴソしている。見ていると、チャップリンのようなステッキ姿の 人形を取り出し、柵の上に置いて、シルエットにして街並みの写真を何枚も撮っている。 映画「アメリ」の一場面を思い起こさせる行動だった。こういうことしてる人、いるんだなぁ。。。 と思えば、柵の下のほうで「ガチャーン」と何か割れる音。なんだろうと思って覗くと、カフェで鳩がテーブルを荒らしている。 しょうがないな~と苦笑いのお客さんたち。とてもほほえましい。気づけば、その傍で結婚式の写真を撮っている人が!! 前に来たときも、日本人のカップルが結婚式のいでたちで写真を撮っていたが、今度は外国人(もしかしたらイタリア人)。 観光客からも祝福されて、幸せそう。。。中国人か韓国人のカップルが「一緒に写真を撮らせてくれ」と声を掛けていた。 気持ちは分かるけどね~。 良い時間を過ごしたと思いつつ、ミケランジェロ広場をアルノ川方面に階段と坂道を降りていく。 降りきった所には、ポッジ広場がある。ここは映画「冷静と情熱のあいだ」で音楽会が開かれた所。 ここでもベンチに座って、ハトを眺めたり、川沿いからヴェッキオ橋を望んだり、カモの集団を見物したりしての~んびり。。。
【6日目】フィレンツェ観光 市場の食堂にて参戦 さぁでは行こうかという時に、乗りたかったバスがちょうどブゥ~ンと行ってしまった。時刻表を確認すると次はあと30分後。 それなら市場まで歩いていこうということに。ニコロ橋(ここもロケ地)を渡り、ガリバルティ広場を目指す。 着いてみれば、ちょっと荒れたカンジはするものの、建物に入ってみると確かに市場。 あれ??でも魚市場だと思って来たんだけど、見えるのは全部肉ばかり。肉市場なの~?? 昔、テレビで見たのは、市場の食堂のおいしそうな魚介のスパゲッティとかだったんだけど、、、 でも横を見れば、やはり行列の食堂が存在。え~いこうなりゃ食べなきゃソンソン。 回転は良く15分くらい待って案内される。店員は男ばかり。いや~それにしてもウエイターの機敏な動きといったら!! 目まぐるしく動いていて、呼び止めるのも困難なほど。メニューが英語併記だったのはありがたかった。 順番もかまわず、食べたいものを頼む。やはり肉中心の日替わりメニュー。人気のメニューは売り切れ続出。 ダンナが食べたかったローストビーフとシチューは売り切れ。。。ワタシが食べたかったローストポテトも売り切れ。 他の人が食べていて美味しいそう・・・と思ったメニューはほとんどが品切れ。そのため、なんども忙しそうな おにーさんを呼び止めて注文し気が引ける想い。とりあえず注文した水を飲みつつメニューとにらめっこ。 結局、トマトとベーコンのスパゲッティ、にんにくとベーコンのスパゲッティ、スペアリブ、ローストチキンをとりあえず注文。 最初に来たのはローストチキン。順番とか関係ないんだ、と来た順に頬張る。店内がせわしいので写真も撮るのを忘れた。 いちばん美味しかったのはベーコンのスパゲッティかな(伸びてるけど)。あとは出来合いのものだから味はそれなり??? これは早い時間に来て、人気の煮込み料理を食べたほうがいいかも。 周りの人は、お昼休みに食べに来ているといった雰囲気。でもワインもしっかりボトルで注文し、飲んだ分だけ清算。 そうそう、ワタシがあまりにもポテトポテトと騒いだので、おにーさんが小さな皿に冷製ポテトのネギ和えみたいなのを 持ってきてくれた。味はそれほど美味しいものではなかったけど、その気持ちが嬉しかった (もちろんサービスと思って会計の時に申告しなかった^^;) ドルチェはすごく安かったので、パンナコッタとプリンとチョコレートプティングをひとつずつ頼み、ふたりで舌鼓み。 あま~~~い!!!(←もう古い??) 最後にコーヒーで締める頃は、お客さんもいなくなり、片づけが始まっていた。気づけば市場の肉屋ももう閉まっている。 コーヒーは日本でもお馴染みの「セガフレード・ザネッティ」これ好きなんだよね~。 勘定を頼むと、店長らしきオジちゃんがテーブルに来て、食べたものを言う申告制。しめて22.5ユーロ。 JCBカードも使えて便利だし。壁には各国のお札が貼ってあり、1000円札もちゃんとあったよ!! 次回は魚市場に行ってみたい(ないのかな??)。