引き返す勇気 自己責任もあるといいましたが、ガイドに責任があるのはもちろんです。 私は若いときには山岳会に入って基礎から岩登りや冬季登山など積み重ねてきました。 天気図の見方も平行して習いました。中高年になって暇になったから平地を歩くような安易さで行く人も多いようです。 今回も日本海に発達中の低気圧があり東北北部から北海道に向かっていたので天気図を見れば勝手にガイドが天気が良くなるだろうとは判断しなかったと思いました。 私は今は平地専門で無理に登山はしません。しかしそのときの訓練が今の冬季の極地でも行ける元になっています。 私は北穂高の南稜を一人で登っていた時に小雨が振り出し間違えて滝谷側へ入り込んでしまい間違いに気がつき戻り上りなおした経験が1度あります。 雨が降り出すと知っている岩場でも足跡などは消えてしまいます。 今回も山で何とかなるという気持ちがガイドになかったといえばうそになるかもしれません。 暇のある中高年ですからそれほど急がなくても良かったと思うのですが若いガイドが急いだのかなと思います。 この掲示板でもかなり詰め込んだスケジュールを薦めている常連も見かけますが、自分の力がわかっていれば他人の立てたスケジュールなどは余りあてにできません。 私も年の割合にはかなり忙しい旅行をしていますが、他人に勧めるものではありません。