欧州の海に近い町に行くとよくムール貝を注文します。酒のアテに適当だし、味、量 そして値段もほぼ満足しますから。 しかし先秋11月、ベネチアのトラットリアで頼んだムール貝はがっかりでした。身が 小さくほとんどアサリくらいの大きさで殻は積み上がっていくが腹は少しも膨れない。 そんな話を知人にしたら知人もドブロブニクで同じ思いをしたと言う。 一体、食べた店あるいは時季が悪かったのか。 それともアドリア海一帯はこの貝の不適地域なのか?でもトルコやスペインにもムール貝を使った 料理はあるしなあ。
2011年はフランス西部でムール貝の大凶作 こんにちは ムール貝は春から夏までに雨が少ないと凶作になるようです。 フランス西部のメディアの報道(2011年8月31日報道) http://www.larochesuryon.maville.com/actu/actudet_-A-L-Aiguillon-ces-moules-qui-poussent-mal_15-1974136_actu.Htm (要点を記載すると) 今年はシャラント地方(ボルドーの北の地方)では、ムール貝の成長が悪くて小さいものしかとれず、収穫量は業者により差があるが、例年に比べて20~80%の減少の見込み。 成長が悪かった原因は、春に雨が極端に少なく、川から湾に流れ込む陸の栄養分が少なかったのと、曇りの日が多くて日照が少なく、海岸近くで発生するプランクトンが少なくなり、それをエサとしているムール貝が成長できなかったためである。 このような不作の年は2003年にもあったが、そのときも春の雨が少なく(フランスで春というのは、春分から夏至をいう)全く同じ状態だった。 貝を収穫しても、中の身の比率が悪く、売れ行き低下で値が付かないので、投げ売りも出ている。 (以下略) ヴェネチアのものは、春に雨が少なかったからかどうか分かりませんが、不作の年は貝も身も小さいようです。 今年6月末に、ブルターニュ半島の ベルイルアンメールと言う島で、ムール貝の細ネギ添えワイン蒸しが前菜で出たのですが、確かに小さかったです。この地方のは小さいのかと思ったのですが、どうも、不作の年だったようです。 普通は、食べたムール貝の殻を指でつまんで、ピンセットのようにして身を取り出して食べたり出来るのですが、今回のは小さくてそれは出来ない大きさでした。 シャラント地方のムール貝養殖業者を取材した報道のビデオ (小さいのしかとれない今年の収穫) http://www.wat.tv/video/moules-sont-trop-petites-aiguillon-3zdwt_3lqur_.html 次の年に期待ですね。 (でも私は、ムール貝の味がきつすぎるのでたくさん食べようという気が起こりません。 殻付きでどんぶりに一杯程度食べれば充分です。)
Re: 2011年はフランス西部でムール貝の大凶作 情報ありがとうございました。なるほど、しかし自然のバランスというものは 人智の及ばない微妙で気まぐれなものですね。ヴェネチアのもそのせいだったかもで、これから せいぜい地中海沿岸や、ビスケー湾、北海地方で食べ続けて(希望)自分なりの結論を出したいです。
Re: ベネチアのムール貝 こんにちは 年始のご挨拶を済ませた方もいらっしゃいますが、改めまして、あけましておめでとうございます。 ヴェネツィアのムール貝、私もあの街で食べたことはありません。ヴェネツィアとブリュッセル(例のシェ・レオン)で小エビのカクテル・・・というかサラダを食しましたが、何か触感が ふにゃ~り(笑)、というか、想像していたのと少し違いました(-_-) 茹でエビは香港の白灼蝦が一番!と 個人的には思っています。 ブリュッセルのシェ・レオンと、パリでは(確か)レオン・ド・ブリュッセルでバケツ大の量のムール貝を頂きました。パリのお店はシャンゼリゼ通りに有りまして、丁度クリスマス・イルミネーションの時期でライトアップされた凱旋門を見て母と2人「うわぁ綺麗!」と歓声を上げたら、乗っていたタクシーの運転手さんが「そうだろう、そうだろう!」と我が子の自慢をするような笑顔で答えてくれたのが印象に残っています。 日本のベルギービール専門店etcで食べると「え・これだけ?」って量に「え・こんなに?」ってお値段ですが、そうですね、普段はパエリアの飾りで せいぜい4~5個を見かけるくらいですね。 たしかバルザックは生牡蠣を100個食べたと何かで読んだ覚えがありますが、彼らの貝類への胃袋許容量自体が、日本人とは違うのでしょうか? 来月下旬の「オペラ見まくるぜぃ!」旅行では、シャンゼリゼ劇場で「皇帝ティトの慈悲」を見るので歩いて行けそうだし、それか、コヴェントガーデンの近くにも支店があるみたいですので、オペラのついでに・・・と考えています。 NNさん はじめまして。私は以前、どこかの空港で、生ハム1本をギターのように背中にかついで歩くお兄さんを見て目がテンになりました。EU内では持ち出し自由なのに、何で日本へは薄っぺらい100gさえも無理なのよ?と 恨めしく思いました。 お漬物は・・・うちの母は毎年冬に大量に白菜を漬けるのですが、朝、樽から出してすぐのと、洗って冷蔵庫に入れてその晩に食べるのとでは全く味が違います。樽から出した瞬間から、発酵ではなく酸化・・・に変わってしまうのでしょうか。 ときどきClioさん 何を隠そう、ホテルザッハー、デーメル、インペリアルホテル 3店でのザッハトルテを食べ較べたワタクシです、えっへん(友人には「感心した、と言うか 呆れた」と言われました)。体を張った探求の結果、一番甘いのはインペリアルのトルテだと思います。帰国後の体重は・・・(以下略)。 次回の旅行ではウィーンにも行きますが、トルテを食べるのは、どうしようかしら・・・・・? (@_@)
Re: Re: ベネチアのムール貝/変じてザッハトルテと化す。 N.N.さん、すみません~ 先にお詫びを。 むうにゃんさん、負けました! ~とは言え、私のウィーンは、1泊のみ、ブダペストから船で夕方着。翌朝には帰国便に乗るという旅程でしたから......もしその時間内で3軒まわっていたら、ちと怖い☆ そうですか、インペリアルが甘いのですね! 私は、あのチョコレートのコーティング、あれが、何というか、生チョコふうのガナッシュコーティングではなくて、フォンダンというのかしら、ちょっとお砂糖がじゃりじゃり(☆o☆~)あるような感じのありますよね、あれが好きなんです。 それとあの厚さ~♪ 日本のケーキはどれも甘くなく、口溶け良く、なめらか、を身上としていて、私の趣味に反するんですよね.....(涙) ところで、別の機会にインスブルックにも行きました際、裏山のハーフェルカーに登っていくケーブルカーの途中駅にレストランがあって、そこでお昼をいただいたことがあります。 デザートに、チョコレートケーキがありましたので、しっかり注文しましたが、これがザッハホテルのそれに勝るとも劣らないものでした。 彼の地では、全体にああしたケーキはわりと普通なのかも?? ~私は、ウィーンを発つとき、ホテルのショップで大型の全円を2個、小さな一人用?ぐらいの全円を3個、空港でさらにデーメルの大きな全円を1個買って帰りました♪ もちろん、全部自宅用です! ケーキの箱って、詰め込むっていうことができないんですよね。 スーツケースの中に入れるのに苦労しました。 ところで、生牡蠣ですが、私の友人は一度思いっきりあたって、3kgほども体重を落としたのですが、曰く「今年のウィルスにはもう耐性ができたから、この後はばんばん食べられるわ~」 ちょっとすごいでしょう? パリは、「皇帝ティトの慈悲」なんですね。 いいですね~ 生牡蠣とともに、楽しい旅を! N.N.さん、ほんとうに失礼いたしました!
トルテですと! むうにゃん様、Clio様、こんにちは。 N.N.様お邪魔させて頂きやす。 インペリアル・トルテは大甘なんすね?! う~ん、一昨年ウィーンの空港で到着時にお値段も確かめて 帰りに買おうと狙ってたのに・・・・ アイスランドの火山のせいで見事に食い逸れました~(涙) でも、感激するほどのモノでは無い?みたいなんだ。 ムール貝のバターソースは 調理済みの真空パック商品がイギリスのテスコスーパーで 売られてたのを買いましたが・・・こちらも余り美味しくはなかったす。 牡蠣もヨーロッパで出回る丸牡蠣?平牡蠣?ってのかな? これは上手いと聞きましたが。(まだ未経験) 名物はその土地の水や空気や雰囲気の中で 食した方が1番美味しく感じるのかもしれませんね。
生牡蠣?生牡蠣~♪ N.N.さん、むうにゃんさん、ときどきClioさん、たまごたまご大将、こんにちは♪ (^o^)ノ 食べ物話題なので、お邪魔します♪ 平ったい牡蠣(丸い)は、スペイン・ガリシア地方で普通に食べられまして、実はそれを食しにかの地へえっさほいっさ、と1,2年に1度リピーターしております。 この前のGWは、円高Euro安が進んだので、内心グフグフしながら、生牡蠣売りのおばちゃんのところへ一目散♪ ちょっと大きめのを1ダース15Eurosで、白ワインを片前足に、いい気持ちで平らげてきました。 そして・・・・Yahoo Japanで確かめれば、翌日も円高なので、グハグハ笑いつつ、ついもう一皿1ダースを平らげてきてしまいました。本当にこの円高では、気が大きくなれます! そして、「チョコレートケーキ」話題なのですが、かのスペイン@トラブル王国においても、近年”日本の懐石風”を真似てかなんだか、以前よりも砂糖は控えめ、飾りつけもかわいらしいケーキが、ちゃんとしたレストランではお目見えしてまして、これがけっこういけるんです!ただ、ムース系が人気のようで、フォンダンショコラめいたものにはお目にかかっておりません。 この前はおまけで頂いた、Tarta de Santiago(素朴だがアーモンド一杯で作ったケーキ)を持ち帰り、巣穴で食べましたが、以外にいけました。次回ガリシアにまた行ったら、もうちょっと大きめなこのケーキを手土産に持って帰ろう、と思います。 お邪魔しました~!
ザッハトルテ、生牡蠣、ムール貝のことなど 皆様 たまたま残念に思った些細な事柄を書き込んだだけですが思いがけなく幾つかの おいしいお話をうかがえてうれしかったです。何より体調を整えてまた次回或いは次々回 欧州へ行きたいと思っています。ありがとうございました。
汽水域で肥らせるって言ってました ローヌ河の河口の観光案内所のお姉さんが、ムール貝は汽水域で大きくするという説明をしてくれました。 確かにあそこの近辺は金網の籠を水中に浮かしてある場景の面積が広大でした。 そうは言っても育て方は簡単ではないのでしょうね。
Re: 汽水域で肥らせるって言ってました フレンチさん 好きなくせに無知ですいません。牡蠣がほとんど養殖って事は知ってますが欧州のムール貝も 養殖なんでしょうか?
東京湾には、うじゃうじゃうじゃうじゃ ムール貝は、近年、東京湾のあちこちに、うじゃうじゃ。とくに、横須賀から猿島に渡ってごらん。きもちわるいくらい、いっぱい岩にへばりついているよ。生で喰えないこともないようだが、貝毒の危険性があるので、自己責任。「むらさき貝」なんて和名で呼んでいるが、ブラックギルと同様の優勢侵略外来種だから、こんなところに、こんなに大量にいるのは、かなりイカんのだけどね。 パリのは、ベルギー産より、カキなどとともに、カンカル(ブルターニュ)産の方が多いんじゃないのかな。クソ寒い季節にモンサンミッシェルのあたりに行っちまったなら、ナポレオンも好んだという大ぶり肉厚のカキ(なぜか種は日本産!)とムール貝、手長エビ(ラングスティーヌ、スカンピ)のてんこ盛りを、ぜひお試しあれ。ものすごい山盛りの量で、たったの2000円だぜ。
Re: ベネチアのムール貝 N.N. さん、こんにちは。 確かにアドリア海沿岸のレストランで出されるムール貝は小ぶりなものですね。大きいムール貝は個人的に苦手なので、こちらの方が食べやすいです。いずれにせよこれはこの地域の海に生息する種類で、大ぶりなものはベルギー沿岸等もっと水温の低いところが生息地なのではと思います。スペインでパエリアに入っているのも小ぶりだったので食べられた記憶があります。
Re: Re: ベネチアのムール貝 Lacatus Mariusさん こんばんは。 スペインもそうだとすると地中海周辺では全般に小さいのですかね?それが当たり前で 地元の人たちもそれを好んでいる? まあもう少し実際に地中海周辺を廻って見なければ確認 出来ないかもですが。もっとも味はよかったんです、ただ私は少なくとももう少しは身が大きくて 食い応えがないと堪能できないんですけど。ありがとうございました。
Re: ベネチアのムール貝 N.N.様 それはお気の毒でしたね。 イタリアの海に近いところでは、大体何処でもSalutata di Cozze(ムール貝のワイン蒸し)やZuppa di Cozze(ムール貝のスープ)などの料理は定番メニューです。ヴェネツィアでも多くのレストランで、ムール貝を使ったパスタ、スープなどの料理が食べられます。 でも問題はヴェネツィアという土地柄です。ヴェネツィアには本当に沢山のレストランがありますが、美味しくて価格がリーズナブルな店を探すのは非常に難しいと思います。不味くて法外な値段という店が結構多いと思います。私の経験では観光客向けの店は大体ダメですね。 私は、ヴェネツィアでは非常に高い授業料(一人100ユーロ以上)を何回も払って、この頃、漸くお気に入りのトラットリア(一人40ユーロくらい)を見つけることが出来ました。 地元の人たちがちょっとワインを飲むような店がお勧めです。そのような店の多くは、奥の方で食べられるようになっています。
ヴェネチアのレストラン ヴェネチアで良いレストランを見つけようと思えばシニョレッリさんのようになんども行かないと そしてそれなりの授業料を払わないと難しいのでしょうね。世界有数の観光地ヴェネチアは中々初心者には 手強いといった所でしょうか。 ただ又いつかリベンジに行けるかどうか、その時を期して。
Re: ベネチアのムール貝/ふ~ん。 N.N.さん、それはがっかりでしたね! 私もブリュッセルでは、バケツ??にはいっているかと見まがうほどの量をしっかりいただきました。おいしいですよね~ 私は、ベルギー以外でというと、これは実はムール貝ではない、ということらしいのですが、小型ムール貝らしきものを、スコットランドでいただいたことがあります。 小さいけれど、身はぷっくりしていて、アイリッシュウィスキー蒸し、とってもおいしかったですよ! 本名は何というのかしら。 .......こう考えると、だいたいが北の海のものなのでしょうか。 我が家の近所でもたまに見かけますが、常時売れるものではないかして、出たり出なかったりですね。 それに1個いくら、みたいで、バケツいっぱいなど到底.....!! せいぜい、ブイヤベースなどのときに飾りで数個買う程度です。 ~ありがとうございました。 ヴェネツィアではいただかないようにします☆
私もブリュッセルで山ほど^^ N.N.さん、ときどきClioさん、私もブリュッセルでバケツに山ほど頂きました^^ 月並みに「シェ・レオン」でしたが美味しかったです^^ 日本ではデリリウムカフェ・トウキョーでベルギービール、フリッツなどと一緒に頂きましたが やっぱりお値段が高くて量はかなり控えめでした^^; でも美味しかったです^^ 居住地周辺では全く見たことがありません^^; やはりパエリアのお飾り程度でしか頂けませんね^^;
Re: Re: ベネチアのムール貝/ふ~ん。 ときどきClioさん こんばんは。 どうも近縁種を含めて似たようなのが幾つもあるようですね。こだわるようですが私の中で欧州 での数少ないうまくてリーズナブルな食べ物の一つなのです。あとはチーズ。そして今回の イタリアでは特に生ハム。 肉屋にプロシュットの塊が何十と並んでるのは圧巻でした。グレードにも寄るのでしょうが 訊ねたところ一個約10Kgで130ユーロ程とか。肩に担いでもって帰りたかった。どなたか個人で 合法的に持ち帰る方法を知りませんかねえ。
パリのムール貝 去年初パリで、大きな鍋でムール貝をおいしそうに食べている観光客を何人か見ました。 調べるといくつか店があり、そのうちの一つに行きました。 大きな鍋にムール貝とフレンチフライのみの食事、ってありなんだな、と思いました。 その後の数日で3回ぐらい食べちゃいました。 個人的にはビールと一緒が最高です(尿酸値上がりそうですね)! ノルマンディ沿岸で養殖してるようでした。 ベルギーのブルージュでも食べたことありますが、ベネチア含め他のヨーロッパではあまり見たことなかったです。 他でもあるのでしょうか? 日本でも食べたい、と思いましたが、私の住んでる田舎のスーパーでは売ってません。 ネットで買えるみたいなので、正月の惣菜が冷蔵庫からなくなったら買おうと思ってたところでタイムリーなトピでした。
Re: パリのムール貝 ヒッポヒッポさん こんばんは。 私も最初に食べたのはパリでした。その後アイルランドやスコットランドのバル などでよく注文しましたがハズレはなかったです。 帰国後少し調べたのですがどうもこの貝の最大産地はオランダ沖で、食されるのはベルギー とか。ここらはまだ行ってないのでその時の楽しみにしています。日本でも気軽に食べれれば いいのですが、それじゃあかえって詰まらないかも。