瀋陽市内の観光

瀋陽市内の観光といえば、瀋陽故宮博物院、北陵と東陵、張学良旧居陳列館、9.18事変博物館などがあります。郊外には、蒸気機関車陳列館、本渓水洞などがあります。

市内の観光は、タクシーを乗り継いでもできますが、瀋陽の公共バスは、バス亭の表示もはっきりしていて乗りやすいので、公共バスにタクシーを組み合わせるといった方法がお薦めかと思います。
お薦めの一つは、東陵です。ツアーや団体の場合、交通の便もあるのでしょうが、ほとんど北陵へ行きます
が、東陵もお薦めです。東陵は、清の太祖ヌルハチの陵墓で、「清初閣外三陵」の一つです。清の皇帝の陵墓は、北京郊外の河北省に、清東陵、清西陵にありますが、清朝創世記の皇帝の陵墓は、太宗ホンタイジの陵墓が北陵に、もう一つは撫順にあるようです。
東陵へは、遼寧賓館からタクシーで、75元程度で、20分。東陵は、北陵より規模は多少小さいのですが、物売りもほとんどおらず、静かに落ち着いています。陵墓の形式も、紅門、神道があって、最後に墓所の宝塔がある、北陵のものとほぼ同じです。一度、すでに北陵を見られたことの有る方は、こちらの方がお薦めです。見学は、30分~1時間程度あれば・・・。
帰りは、218路のバスで、大東門へ。218路のバス(東陵-大東門)は、ボロバスですが、東陵始発ですので、1台待てば必ず座れます。瀋陽故宮博物院のすぐ近くにある大東門までいきますので、帰りに、瀋陽故宮博物院を見学されると宜しいかと思います。
大東門まで行けば、瀋陽故宮博物院だけでなく、張学良旧居陳列館があります。張学良旧居陳列館は、かって中国東北部を支配した張作霖と張学良の官邸兼私邸で、規模も建物もすごいですね。ここの特筆できるのは、瀋陽の観光地の中では、トイレが綺麗ということです。四合院作りの建物やヨーロッパ風の大清楼など、歴史的な建造物としても楽しめます。また、日本が、中国東北支配を狙って、柳条溝事件を引き起こした歴史の舞台を見る感じがして、一度は見ておきたい場所ではないかと思います。

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