【5日目】ペトリオーロPetriolo→シエナSiena

さぁ、温泉の上部に来た。すごい硫黄の匂い。パイプから白濁のお湯がもうもうと湯気をあげ勢いよく流れ出している。
やはり棚田のようになった崖を流れ落ちて、川に注いでいる。といっても川は流れがほとんどなく、石でプールのように
囲いが作られていて、石から向こう側は川・こちら側は温泉と川の水が混ざったプール、といった状態。
サトゥルニアとちょっと違うのは、棚田状のバスタブのような所がせまくて数が少ないのと、崖が急なのと、温度が熱いこと。
温泉の上部でお湯をさわったら、とても熱かったので、ワタシは下まで地面を降りて、川との境のプールみたいな所から
入ることした。しかし、ここはホントヌルい。そして歩くたびに水底の茶色い泥が舞い上がり、あまりキレイではない。
泥だけならまだいいのだが、枯葉が水底に溜まっていて、肌触りも悪い。仕方がないのでちょっと熱いけども
上のほうで入ろうと、棚田をよじ登る。
棚田のバスタブは、それぞれ定員が1~2名ほどの小さいものがいくつかあって、暗黙の了解で順番待ちのような感じ。
自分がしばらく浸かっていて、誰かが待っていたら、どいてあげるというような。
パイプからお湯が出てきているところは、とっても熱くて、ヌル湯好きのワタシには入れなかった。
その下の棚田タブが、ちょっと熱めくらいでダンナと楽しむ。もっとヌルい棚田タブもあって、ちょっとノボせた時はそちらに
入ったりして堪能。そちらにはオジさんがひとりで入っていたのだが、ひとりのときは潜ったりしていてちょっと変だったけど。
あとは、犬を連れてきて、一緒に入れていた若者も。。。衛生上はあまりキレイでないことを付け加えておきます。
できればパイプから流れてくる上部のほうが良いでしょう。

しばらく楽しんでいたら、アブが飛んできてうるさい、、、何もしなければ刺さないよね、と思い、背中にとまったけど
払わずじっとしてたら、チクッとした痛みが。。。あわててお湯に浸かったけど離れない。いやだったけど手で払う。
あ~やだやだと上がることに。(そのときは痛みはそれだけ。帰国後、痛痒くなり腫れました)

車に戻り、車の陰で服に着替える。大判のバスタオルとスカートは大活躍。まぁ周りの人も似たりよったりなので
それほど恥ずかしさもないけど^^ エルバ島で誤購入のガス入り水を使って足元の汚れを落とす。
車に乗り込んで落ち着く・・・それにしても疲れた・・・ていうか、ダンナはちょっとダルそう。湯あたりかな~
もうシエナまでは1本道だし簡単に行けると思い、「寝てていいよ」とダンナに言い、出発。
よほどダルかったとみえて、S223道路に戻ると、すぐ寝入ってしまった。

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  • 【5日目】シエナSiena→フィレンツェFirenze

    シエナには、難なく到着。道から街も望めたし、標識どおりに進み、大きな駐車場に車を入れる。
    停めたと思ったら、今度はワタシの気が抜けたのか、気分が悪くなる。お昼どきでホントはお腹がすくはずなのに
    気持ち悪さと、お腹の膨張感・・・湯あたりだ・・・。入りっぱなしでシャワーも浴びてないし、何より温泉が強かった。
    とりあえず、胃薬を飲む。ドゥオモに進む間に、少し気分は良くなった。

    食事をするために寄っただけであるが初シエナである。
    アッシジを想わせる高台、しかしアッシジをしのぐ建築物の数々、町並みもステキ。
    ドゥオモは修復中、改修の埃よけカバーに、あるはずの姿を描いてあったので、雰囲気は感じ取れた。
    そして、見たかったカンポ広場。。。人はたくさんいるが、、、ここスキかも。。。
    プッブリコ宮殿に入り、塔に登れるかと思ったらエレベーターはないかな?時間もないので、双子を育てる狼の像の
    写真を撮って出てきてみると、出入り口に人だかりが。鷲か鷹を腕に乗せたオジさんが何かチラシを配っている。
    なんだろうな~と思いつつ横目で見ながら、どこか軽い食事を取れる所を探す。
    あまり食欲もないので、適当な所ないかと考えていたら、すぐそばにセルフサービスのレストランが!!
    これなら、お互い好きなものを食欲に合わせて選べるし最適、と入ってみる。
    年配の白人のかたたちが団体で入った直後で、店は混みあっていたが、とりあえず、ワタシはサラダの小さいのを選び、
    ダンナはチーズのリゾットと、ウシのステーキ。湯あたりしてダルい割には食欲はありそうで安心。それとジュースを2本。
    サラダはサラダバー、リゾットはインスタントを温める、ステーキはカウンターで注文したものを焼いてくれるというシステム。
    日本でいえばバイキングのファミレスみたいな感覚かな~。しめて14.1ユーロ。味は普通。

    車に戻る道は坂道ばかりで、息を切らせながら歩いた。広場もおわんのように中央がくぼんでいて変わった造りだったが
    このシエナの街自体がおわんのような形になっているのか、、、不思議だなぁ。
    駐車場の近くには大学のような建物があり、たくさんの学生が行き来している。こんな所で学生できるのは幸せ。
    つぎは泊まりでゆっくり来たいなぁ。。。

    駐車料金は2時間ほどで、4ユーロ。ローマ・テルミニ駅そばの駐車場もそうだったが、出口では清算できない。
    あらかじめ、歩行者通路に設置の清算機で清算してから、出ることになっているようで、出る際に前の車がバックしてくる。
    確かに知らなきゃわかりにくいよね。

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    【5日目】モンテバルキでプラダアウトレット経由→フィレンツェFirenze 

    これからフィレンツェに向かう。
    途中でモンテバルキMontevarchiにある、プラダのアウトレットに寄ろうと思っていたが、あまりにも標識に頼りすぎたか
    Montebenichiという全く違う小さな田舎町に迷い込んでしまう。あわてて地図を見直し、もと来た道を戻り
    モンテバルキの街に入る。しかし、店の看板がないため、近くを走っているはずなのに全く検討がつかない。
    過去に2度、モンテバルキの駅からタクシーで行っているため、ひとまず駅に行って記憶をたどろうと思ったが
    駅周辺が一方通行だらけのため、駅にさえたどり着けない。迷いながらあっち行きこっち行きしているうちに
    どんどんとタイムリミットが近づいてきた。今日は19時にフィレンツェで車を返却することになっている。
    道に迷うのを計算に入れて、17時半にはモンテバルキを抜けたい。そのとき時間は17時だった。
    これはもう、今日はアウトレットはあきらめて、明日にでも列車で来ようか、と思ったとき、なんとなく見覚えのある交差点、
    よし、これを曲がって無かったらもうあきらめようと進んでいくと、あった~!!!白い工場の奥にプラダのアウトレットが。
    大急ぎで入って、まずは我慢していたトイレをすませて、物色。。。
    ・・・しかし、夕方だからだろうか、めぼしい品物はない。だいたい良い品は朝一で無くなるのはわかっていたけど
    もともと、パッとしない品揃えのような。前に来たときとだいぶ商品のタイプが違い、本当に売れ残りといった雰囲気で
    早々にあきらめて何も買わず、外に出る。・・・店内にプラダスポーツ専用の売り場が出来たのは目新しかったけど、
    そこも、そんなに安いというカンジはしなかった。もともとプラダスポーツはカジュアルなラインだし。。。

    手ぶらで車に向かうと、日本人の女の子2人がタクシー待ちの様子。予約をしたが来ないようだ。
    こんなに急いでいなければフィレンツェまでなら乗せていってあげたい所だけど、余裕がないので素通り。ごめんね。
    大通りまで出ると、予想外の渋滞。平日の帰宅ラッシュっぽい。うわ~と思いつつ迂回路も知らないので
    「急がばまわれ」で素直に渋滞を少しずつ進む。
    緑の看板を目指して高速道路に乗り、ひたすらフィレンツェCertosa出口まで飛ばす。
    今回、高速道路をこのとき初めて利用したけど、日本と違って、車幅がせまく、カーブがキツいので
    思うようにスピードを出せず。。。交通量も少なくない中、どうにか高速を降りた。(2ユーロ)

    しかし、問題はここから。
    すぐロータリーで道に迷い、用意していったミシュランのシュミレーションが役に立たなくなる。
    とにかく「チェントラーレ」に向かって進むことにする。道に迷うのと、時間に間に合うかという不安で息苦しいほどだったが
    「ピッティ宮はこちら」という標識を見つけて、方向的には合っている事を確認。返却場所はアルノ川を渡って
    サンタマリアノヴェッラ駅に向かう途中のMaso Finiguerra通りのハーツ。あと10分くらいしかなかったが、
    ガソリンスタンドを見つけて、急いで入って満タン入れてもらう。38.02ユーロ。おそらく35リッター前後か。
    スタンドのおじちゃんに、「中国人??」と言われたので「ううん、日本人」と返したら、「おーいいね」だって。ははは・・・