【5日目】エルバ島Isola d Elba→ペトリオーロPetriolo

ピオンビーノに着き、今度はグロッセートまでいったん戻り、今日はシエナ経由でフィレンツェを目指す。
幹線道路に乗ってしまえば、道順は簡単。そして、S223道路に入ってからシエナまでの丁度まんなかにある
「ペトリオーロ温泉 Bagni di Petriolo」にも行ってみたいと思っていた。
どうも、噂によるとテルメ・ディ・サトゥルニアのような高級ホテルもあるらしいし、わかるだろう、、、と思いきや、また迷う。
グロッセート方面から来て、トンネルを3つばかり過ぎたところ、4つ目のトンネルに入る直前に、Pari行き右折の標識が。
地図を見ると、その方面なのでこちらだろう・・・という推測のもと右折したが、そのまま行くと突き当たりに出て、右往左往。
右に進んだときに、戻る方向を指して温泉の標識。・・・ということは突き当たったところを左折だったか。
戻ってみるが、どんなに行っても標識もなく分からない。公共のバスはたくさん通っているみたいで何度もすれ違うが。。。
なんといっても、日本人がそれほど来ていないので情報がなく、幹線道路を右折したら、
坂道をひたすら川がある所まで下っていくということしか知らず、しかも通りかかる人などおらず、聞きようもない。
すると、地図を凝視していたダンナが「さっきの幹線道路をもう少しシエナ方面に行って右折しよう」と言い出し、
その言葉を信じて、S223道路まで戻り、4つ目のトンネルを進み、次の曲がり角を右折してみる。
なんとも心もとない細い道だったけど、たしかに下り道、、、ダメモトで進んでいってみると!!温泉の標識が。
その通りに進んでいくと、これでもかこれでもかというほどグルグルと坂を下り、、、ありました!!!

えっこんな所に???というような道端に、まずキャンピングカーが2台ほど停まっており、更に進むと川を渡る小さな橋が。
その橋から右手下に見える白い水のたまり場こそ、ペトリオーロ温泉だった。入っている人も数人いる。
左手のはるか上部には、さっき通ってきたS223道路の高架が。こんなに下ってきたんだ~~~☆
そのまま道を進み、温泉を右手に見て通り過ぎたあたりに、車を停めるスペースがあり、そこに車を入れる。
脱衣場などないことは知っていたので、ワタシは服の下に水着を着ていき、服と靴を脱ぎサンダルに履き替える。
ダンナは車の中でごそごそと着替えた。防犯対策で、脱いだ服や荷物を、車外から見えないようにトランクに押し込む。
ヘタをすると、窓ガラスを割られて盗られるという心配があるから。。。
バスタオル1枚持って、温泉に浸かりに行く。さきほどの橋から見て左手、温泉から道路を挟んで向かいに、
かつて売店らしき建物がたっていたが、今は営業していないようだ。
温泉の脇には建築中の建物があり、つくりをみると、どうもホテルのようなカンジ。
おそらく温泉目当ての客を集めるのだろう。歩いていると工事しているおっちゃんが歌うカンツォーネが聞こえてくる^^

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  • 【5日目】ペトリオーロPetriolo→シエナSiena

    さぁ、温泉の上部に来た。すごい硫黄の匂い。パイプから白濁のお湯がもうもうと湯気をあげ勢いよく流れ出している。
    やはり棚田のようになった崖を流れ落ちて、川に注いでいる。といっても川は流れがほとんどなく、石でプールのように
    囲いが作られていて、石から向こう側は川・こちら側は温泉と川の水が混ざったプール、といった状態。
    サトゥルニアとちょっと違うのは、棚田状のバスタブのような所がせまくて数が少ないのと、崖が急なのと、温度が熱いこと。
    温泉の上部でお湯をさわったら、とても熱かったので、ワタシは下まで地面を降りて、川との境のプールみたいな所から
    入ることした。しかし、ここはホントヌルい。そして歩くたびに水底の茶色い泥が舞い上がり、あまりキレイではない。
    泥だけならまだいいのだが、枯葉が水底に溜まっていて、肌触りも悪い。仕方がないのでちょっと熱いけども
    上のほうで入ろうと、棚田をよじ登る。
    棚田のバスタブは、それぞれ定員が1~2名ほどの小さいものがいくつかあって、暗黙の了解で順番待ちのような感じ。
    自分がしばらく浸かっていて、誰かが待っていたら、どいてあげるというような。
    パイプからお湯が出てきているところは、とっても熱くて、ヌル湯好きのワタシには入れなかった。
    その下の棚田タブが、ちょっと熱めくらいでダンナと楽しむ。もっとヌルい棚田タブもあって、ちょっとノボせた時はそちらに
    入ったりして堪能。そちらにはオジさんがひとりで入っていたのだが、ひとりのときは潜ったりしていてちょっと変だったけど。
    あとは、犬を連れてきて、一緒に入れていた若者も。。。衛生上はあまりキレイでないことを付け加えておきます。
    できればパイプから流れてくる上部のほうが良いでしょう。

    しばらく楽しんでいたら、アブが飛んできてうるさい、、、何もしなければ刺さないよね、と思い、背中にとまったけど
    払わずじっとしてたら、チクッとした痛みが。。。あわててお湯に浸かったけど離れない。いやだったけど手で払う。
    あ~やだやだと上がることに。(そのときは痛みはそれだけ。帰国後、痛痒くなり腫れました)

    車に戻り、車の陰で服に着替える。大判のバスタオルとスカートは大活躍。まぁ周りの人も似たりよったりなので
    それほど恥ずかしさもないけど^^ エルバ島で誤購入のガス入り水を使って足元の汚れを落とす。
    車に乗り込んで落ち着く・・・それにしても疲れた・・・ていうか、ダンナはちょっとダルそう。湯あたりかな~
    もうシエナまでは1本道だし簡単に行けると思い、「寝てていいよ」とダンナに言い、出発。
    よほどダルかったとみえて、S223道路に戻ると、すぐ寝入ってしまった。

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    【5日目】シエナSiena→フィレンツェFirenze

    シエナには、難なく到着。道から街も望めたし、標識どおりに進み、大きな駐車場に車を入れる。
    停めたと思ったら、今度はワタシの気が抜けたのか、気分が悪くなる。お昼どきでホントはお腹がすくはずなのに
    気持ち悪さと、お腹の膨張感・・・湯あたりだ・・・。入りっぱなしでシャワーも浴びてないし、何より温泉が強かった。
    とりあえず、胃薬を飲む。ドゥオモに進む間に、少し気分は良くなった。

    食事をするために寄っただけであるが初シエナである。
    アッシジを想わせる高台、しかしアッシジをしのぐ建築物の数々、町並みもステキ。
    ドゥオモは修復中、改修の埃よけカバーに、あるはずの姿を描いてあったので、雰囲気は感じ取れた。
    そして、見たかったカンポ広場。。。人はたくさんいるが、、、ここスキかも。。。
    プッブリコ宮殿に入り、塔に登れるかと思ったらエレベーターはないかな?時間もないので、双子を育てる狼の像の
    写真を撮って出てきてみると、出入り口に人だかりが。鷲か鷹を腕に乗せたオジさんが何かチラシを配っている。
    なんだろうな~と思いつつ横目で見ながら、どこか軽い食事を取れる所を探す。
    あまり食欲もないので、適当な所ないかと考えていたら、すぐそばにセルフサービスのレストランが!!
    これなら、お互い好きなものを食欲に合わせて選べるし最適、と入ってみる。
    年配の白人のかたたちが団体で入った直後で、店は混みあっていたが、とりあえず、ワタシはサラダの小さいのを選び、
    ダンナはチーズのリゾットと、ウシのステーキ。湯あたりしてダルい割には食欲はありそうで安心。それとジュースを2本。
    サラダはサラダバー、リゾットはインスタントを温める、ステーキはカウンターで注文したものを焼いてくれるというシステム。
    日本でいえばバイキングのファミレスみたいな感覚かな~。しめて14.1ユーロ。味は普通。

    車に戻る道は坂道ばかりで、息を切らせながら歩いた。広場もおわんのように中央がくぼんでいて変わった造りだったが
    このシエナの街自体がおわんのような形になっているのか、、、不思議だなぁ。
    駐車場の近くには大学のような建物があり、たくさんの学生が行き来している。こんな所で学生できるのは幸せ。
    つぎは泊まりでゆっくり来たいなぁ。。。

    駐車料金は2時間ほどで、4ユーロ。ローマ・テルミニ駅そばの駐車場もそうだったが、出口では清算できない。
    あらかじめ、歩行者通路に設置の清算機で清算してから、出ることになっているようで、出る際に前の車がバックしてくる。
    確かに知らなきゃわかりにくいよね。