判断の難しさ 朝、出発するときには頂上付近がどの程度荒れて いるかうかがい知れないのです。極端に違います。 (この山を知っていないと、予見は難しい) もう1つの困難さは、ヒサゴ沼からは安全な脱出ルート がないこと。日程が決まっていると、バイアスがかかった (リスクをとる)判断になります。 それと、即席パーティーですから、判断者(ガイド)は、 「行けるところまで行って・・・」とか「せっかくここまで 来たんだから」といった何気ない言葉に影響されます。 (山岳会等のパーティーではこういうことは言いません) トムラウシを先に登る逆コースにすれば、天候待ちする 日程の柔軟性が出たのでしょうにね。
本当に難しいです 貴重な体験談、ありがとうございました。 山岳会や山岳部とは違って、お互いに良く知らない同士の山歩きは、本当にリーダの采配のみに命が託されていることを痛感させられた、考えさせられた事件でした。 いつも安全には気を使って、安心な旅行を心がけたいものです。