判断の難しさ

朝、出発するときには頂上付近がどの程度荒れて
いるかうかがい知れないのです。極端に違います。
(この山を知っていないと、予見は難しい)

もう1つの困難さは、ヒサゴ沼からは安全な脱出ルート
がないこと。日程が決まっていると、バイアスがかかった
(リスクをとる)判断になります。

それと、即席パーティーですから、判断者(ガイド)は、
「行けるところまで行って・・・」とか「せっかくここまで
来たんだから」といった何気ない言葉に影響されます。
(山岳会等のパーティーではこういうことは言いません)

トムラウシを先に登る逆コースにすれば、天候待ちする
日程の柔軟性が出たのでしょうにね。

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1件のコメント

  • 本当に難しいです

    貴重な体験談、ありがとうございました。

    山岳会や山岳部とは違って、お互いに良く知らない同士の山歩きは、本当にリーダの采配のみに命が託されていることを痛感させられた、考えさせられた事件でした。

    いつも安全には気を使って、安心な旅行を心がけたいものです。

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